熱帯夜でもぐっすり眠って自律神経整える!橋本はづきさんの「50代 夏バテ解消!快眠エクササイズ」vol.1 寝る前ストレッチ編

近年、夏の猛暑がますます厳しくなっているせいで、夜、なかなか眠ることができず、夏バテしやすいというエクラ世代も多いはず。こんな時期を少しでも快適に過ごすには? 人気ヨガインストラクターの橋本はづきさんに、夏でもぐっすり眠るための「快眠ストレッチ」を教えていただきました。

教えてくれたのは…

橋本はづきさん

橋本はづきさん

1972年生まれ。「AWAKE鎌倉」主宰。ヨガインストラクター、パーソナルトレーナー、骨盤矯正インストラクター。40歳を目前に、体に無理のない運動や食事などによって9キロの減量に成功し、独自のメソッドを確立。かつて女性誌で特集された『二度と太る気がしないダイエット』企画が人気に。自身がアラフィーになった今、更年期の女性への指導と気づきにより、新たなメソッドを提案している。著書に『運動してもヤセなかったアラフォーの私が9kgヤセた のばしゆらし体操』(主婦の友社)がある。

冷房の中でのデスクワークで血流が悪くなった部分を、寝る前にストレッチでほぐすことで睡眠の質が向上!

熱帯夜が続く夏は、寝つきが悪くなりがちですが、ぐっすり眠るためのコツを橋本さんに伺いました。

「最近の夏は、夜になっても気温が下がらないので、どうしても睡眠の質が悪くなりがち。朝起きたときに疲れが取れていないことも多く、そんな日が続くと、夏バテまっしぐら。こんな状態を避けるために、寝る前に取り入れたいのがストレッチです。

体が緊張したままで寝ると、睡眠の質が下がってしまうので、寝る前にストレッチでよくほぐすのがおすすめ。夏は暑いとはいえ、冷房の中で1日中デスクワークをして動かずに過ごす人が多いと思いますが、そのため体の緊張が抜けず、血流が悪くなってしまっている人が多数。

座りっぱなしでいることで特に緊張して血流が悪くなりやすい部分が、股関節周りです。股関節周りの血流が悪くなると、子宮などの骨盤内臓器の血流も悪くなってしまうから、女性は特にストレッチでよくほぐしておくことをおすすめします。

また、腰も長時間のデスクワークで緊張が続いて硬くなりやすい部分。放っておくと腰痛の原因にもなるので、腰もよくほぐしましょう。

さらに、座りっぱなしでいることで、手や脚もリンパや血液の流れが悪くなってむくみやすいので、寝る前によくほぐしましょう。ストレッチをして血流がよくなると、心身をリラックスモードに導いてくれる副交感神経も優位になるので、寝つきがスムーズになります。体の疲れが取れて、朝の目覚めもよくなりますよ」

以下が、橋本さんおすすめの“快眠ストレッチ”。眠れない夜にさっそく取り入れてみて。
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暑い夏の夜でもぐっすり眠れる!「快眠ストレッチ」

快眠ストレッチは、腰の緊張をほぐす「膝抱え」から始まり、「股関節ストレッチ」、手脚のリンパと血液の流れをよくする「手足ブラブラ」、ふくらはぎのむくみを解消する「ふくらはぎほぐし」、膝裏を伸ばしてさらに脚のリンパと血液の流れを促す「逆長座(ぎゃくちょうざ)」という一連の流れで行うストレッチ。終わったらそのまま寝てしまってOK。

熱帯夜でもぐっすり眠って自律神経整える!橋本はづきさんの「50代 夏バテ解消!快眠エクササイズ」vol.1 寝る前ストレッチ編_1_3
1.あお向けに寝て、両膝を立てたら、両腕で膝を抱え込み、ゆっくりと息を吸ったら、ゆっくりと息を吐き切って、首・肩の力を抜く。そのまま1〜3呼吸。
熱帯夜でもぐっすり眠って自律神経整える!橋本はづきさんの「50代 夏バテ解消!快眠エクササイズ」vol.1 寝る前ストレッチ編_1_4

2.両手で膝裏をつかんで、足裏を天井に向けて、足首を直角に曲げる。

熱帯夜でもぐっすり眠って自律神経整える!橋本はづきさんの「50代 夏バテ解消!快眠エクササイズ」vol.1 寝る前ストレッチ編_1_5
3.両手を足裏に当てる。足裏に当てるのが難しい人は足首をつかんでもOK。
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4.息を吐きながら、ゆっくりと脚を開いていく。開けるところまで開けばOK。首・肩の力は抜いて、股関節が伸びるのを感じながら息を吐き切る。そのまま1〜3呼吸。
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5.次に、手と脚を上げて、ブラブラと大きく振る。末端のリンパや血液が体の中心に戻るように、大きく振るのがポイント。これを30秒くらい続けて。

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6.息を吸って、吐きながら手脚を下ろして脱力し、1〜3呼吸。
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7.次に、両膝を立て、左脚の膝に右の足首をのせる。
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8.右脚を縦に動かして、左膝で右の足首〜〜ふくらはぎ〜膝裏をこするようにマッサージする。これを5〜8回。反対側も同様に。
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9.いったん両脚を下ろし、息を吸ってお腹をへこませたら、ゆっくりと両脚を真上に伸ばし、足首を直角に曲げ、かかとを天井に突き出すようにする。そのまま息を吸って、膝裏が伸びるのを感じながら息を吐き切る。これを1〜3呼吸。膝がどうしても曲がってしまう人は、お尻の下に折り畳んだタオルを敷いて行って。終わったら両脚を下ろし、タオルを抜いてゆっくりと呼吸しながらリラックス。
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脚を手前に無理に引こうとして膝が曲がってしまうのはNG。脚は無理に手前に引き寄せなくていいので、膝を曲げずに行って。

動画で一緒にトライ!

橋本はづきさんの「50代 夏バテ解消! 快眠エクササイズ」Vol.2 に続きます!

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