「最近の夏は、夜になっても気温が下がらないので、どうしても睡眠の質が悪くなりがち。朝起きたときに疲れが取れていないことも多く、そんな日が続くと、夏バテまっしぐら。こんな状態を避けるために、寝る前に取り入れたいのがストレッチです。
体が緊張したままで寝ると、睡眠の質が下がってしまうので、寝る前にストレッチでよくほぐすのがおすすめ。夏は暑いとはいえ、冷房の中で1日中デスクワークをして動かずに過ごす人が多いと思いますが、そのため体の緊張が抜けず、血流が悪くなってしまっている人が多数。
座りっぱなしでいることで特に緊張して血流が悪くなりやすい部分が、股関節周りです。股関節周りの血流が悪くなると、子宮などの骨盤内臓器の血流も悪くなってしまうから、女性は特にストレッチでよくほぐしておくことをおすすめします。
また、腰も長時間のデスクワークで緊張が続いて硬くなりやすい部分。放っておくと腰痛の原因にもなるので、腰もよくほぐしましょう。
さらに、座りっぱなしでいることで、手や脚もリンパや血液の流れが悪くなってむくみやすいので、寝る前によくほぐしましょう。ストレッチをして血流がよくなると、心身をリラックスモードに導いてくれる副交感神経も優位になるので、寝つきがスムーズになります。体の疲れが取れて、朝の目覚めもよくなりますよ」
以下が、橋本さんおすすめの“快眠ストレッチ”。眠れない夜にさっそく取り入れてみて。