熱帯夜でもぐっすり眠って自律神経整える!橋本はづきさんの「50代 夏バテ解消!快眠エクササイズ」vol.3 内臓マッサージと食べ方編

夏は、お腹の調子を壊して食欲不振に陥りやすいため、夏バテしがち。そんな症状を防ぐために、人気ヨガインストラクターの橋本はづきさんが教えてくれたのが「内臓マッサージ」と、食事や生活習慣のコツ。実践すれば、今年は夏バテ知らず間違いなし!

教えてくれたのは…

橋本はづきさん

橋本はづきさん

1972年生まれ。「AWAKE鎌倉」主宰。ヨガインストラクター、パーソナルトレーナー、骨盤矯正インストラクター。40歳を目前に、体に無理のない運動や食事などによって9キロの減量に成功し、独自のメソッドを確立。かつて女性誌で特集された『二度と太る気がしないダイエット』企画が人気に。自身がアラフィーになった今、更年期の女性への指導と気づきにより、新たなメソッドを提案している。著書に『運動してもヤセなかったアラフォーの私が9kgヤセた のばしゆらし体操』(主婦の友社)がある。

冷たい飲食物は控え、よく噛んでしっかり食べる“食べ鍛え”をして胃腸の機能の低下を防いで。内臓マッサージもおすすめ

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夏に胃腸の不調が悪くなりやすい理由を橋本さんに伺いました。

「夏は冷房の中で過ごすことが多いので、ただでさえ内臓が冷えやすい状態です。それに加えて、冷たいものや、砂糖が多く含まれたものを摂ることも多いので、余計に胃腸が冷えてしまいます。また、食欲がないからとそうめんのような喉ごしがいいものばかり食べることで、咀嚼の回数が減って唾液の分泌量が減り、消化力も落ちてしまいがち。このような理由で胃腸の調子が悪くなって、夏バテしてしまうのです」

では、そんな状態を予防・改善するには?

「氷が入った飲み物やアイスなどのような冷たいものはなるべく控えて、常温のものや、温かいものを摂りましょう。夏でも白湯を飲むのはおすすめです。また、食欲が落ちやすい時期ほど、しっかり食べて栄養を摂ることが大切。最近、高齢者のフレイル予防のために、いろんな食品をよく咀嚼して食べて、食べる力をつける“食べ鍛え”をするとよいと言われていますが、エクラ世代の人にもおすすめ。よく噛んでものを食べて“食べ鍛え”をしておくと消化力が上がって、しっかり食べられるようになるので、夏になっても食欲が落ちず、夏バテを防げます。

また、胃腸の調子が衰えているなと感じたときには、“内臓マッサージ”もおすすめです。胃腸の血流がよくなって機能が回復し、食べたものを消化吸収しやすくなり、お腹の調子が整います」

さらに、夏バテを防ぐには、生活リズムを整えることも大事と橋本さん。

「私には毎日のルーティンがあって、朝6時頃に起きたら、まず30分ほど散歩をして、家に戻ったら朝食を作って食べて、その後メイクをして、洗濯を済ませます。ここまでを、毎朝8時から行っているオンラインレッスンの配信までに済ませるのが私のルーティン。そして夜は、毎日11時には寝ています。こんなふうにルーティンがあると、生活リズムが整って自律神経も整いやすくなるので、夏だからと言って体調を崩したりせず、元気でいられます。ですから、みなさんも毎日のルーティンを作るのがおすすめです。適度に体を動かすこともルーティンにして1日に1回は汗をかくようにすると、熱がこもらず夏バテ予防になります。また、夏でもシャワーで済ませず湯船につかるようにすると、内臓の冷えが改善しやすいのでおすすめです」

橋本さんおすすめの内臓マッサージは、以下をチェック。食事や生活習慣の見直しとともに、取り入れてみて。

弱った胃腸の機能を整える「内臓マッサージ」

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1.あお向けに寝て、両膝を立てる。息を吸ってお腹を膨らませたら、息を吐いてお腹をへこませる。次に親指以外の4本の指を肋骨の下に押し込むようにして、よくほぐす。

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2.次に左右の手のひらを胃のあたりに当てる。

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3.そのまま恥骨まで押しながらさすり下ろす。硬くなりやすい腹直筋(お腹を縦に走る筋肉)をほぐすイメージで行って。
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次におへその周りの、上の写真に示した4箇所をほぐしていく。
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4.まずはおへその2〜3cmほど上に両手の親指以外の指の先で円を描くようにして軽くほぐしたら、息を吸って、吐きながらグーッと奥まで押して、息を吐き切る。

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5.次におへそから左右に2〜3cmほど横に親指以外の指先を当て、上下にゴリゴリと軽く押しほぐしたら、息を吸って、吐きながらグーッと奥まで押して、息を吐き切る。
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6.今度は、おへそから2〜3cm下に親指以外の指先を当て、円を描くように軽く押しほぐしたら、息を吸って、吐きながらグーッと奥まで押して、息を吐き切る。
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7.次に、膝を立てたまま、腰を浮かし、左右の手のひらを重ねて恥骨の上に当てる。
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8.そのまま恥骨からおへそまで、かき上げるようにマッサージ。これを5回。

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9.次に、重ねた手のひらを右の腸骨(骨盤)のあたりに当て、そこからおへそまでかき上げるようにマッサージ。これを3回。
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10.今度は、重ねた手のひらを左の腸骨(骨盤)のあたりに当て、そこからおへそまでかき上げるようにマッサージ。これを3回。終わったら、腰を下ろして息をゆっくりと吐いて脱力。

動画で一緒にトライ!

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