手漉き和紙体験に加えて宿泊もできる、絶景の工房『Washi Studio かみこや』【有元葉子、美味しいものは高知にあり】

料理研究家・有元葉子さんが夢中になっている「高知」の魅力を、有元さんの次女で高知在住のくるみさんがご紹介! 四万十川源流にある『Washi Studio かみこや』は、手漉き体験のほか、宿泊もできる。有元さんも、工房を営むロギール・アウテンボーガルトさんの漉いた渋柿の和紙を、器の下に敷いたり自宅の壁に飾ったりしているそう。

Washi Studio かみこや

絶景の工房で手漉き和紙体験や宿泊も

Washi Studio かみこやのロギール・アウテンボーガルトさん
四万十川上流の里山でコウゾやミツマタを育て、和紙の手漉(す)きをしているのがロギール・アウテンボーガルトさん。母国のオランダの製本工房で和紙と出会い、「何も書かれていないのに、紙の奥に見えるものがある」と感動。日本全国をまわった末に「原材料をはじめ、和紙の基本のすべてがそろっている」高知に定住したのです。
ロギールさんの漉いた和紙

私は和紙工房『かみこや』で、ロギールさんの漉いた柿渋の和紙を求め、器の下に敷いたり、自宅の壁に飾ったりして目を喜ばせてもらっています。

 

国友さんもロギールさんも、昔からの高知の産物や叡智を現代に伝えるセンスよき使者。生き方に憧れます。

ロギールさんの漉いた和紙
四万十川源流にある山あいの工房では、作品販売や手漉き和紙体験のほか、手漉き和紙を内装に使った部屋で一日1組限定の宿泊もできる。牧野富太郎記念館には、牧野博士ゆかりの植物を漉き込んだロギールさん作の照明が使われているのでお見逃しなく。
コウゾやミツマタ
『かみこや』の宿泊客は地元のジビエのロースト等を楽しむことも。土佐手漉き和紙とヨーロッパ伝統のコットンペーパーの技術を合わせる作品もあり「この和紙の淡いブルーは、江戸時代の藍のきものを使って出しています」とロギールさん
Washi Studioの宿泊施設

高岡郡梼原町太田戸1678

【TEL】0889・68・0355

9:00~18:00

【休】不定休

kamikoya-washi.com

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