旬のレモンで作るさわやかなケーキ「ウイークエンド」で優雅なティータイムを!

おうち時間も増える今年の年末は、お菓子づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。レモンの軽やかな酸味がおいしいお菓子「ウイークエンド」の作り方をご紹介。
教えてくれたのは…
相原一吉さん

相原一吉さん

あいはら かずよし●日本のお菓子研究の先駆者、宮川敏子氏の急逝後、スイス・フランス菓子研究所を引き継ぎ、研究しつづけている。著書の『お菓子作りのなぜ?がわかる本』は、お菓子作りの教科書ともいわれるロングセラーでアマからプロの料理家まで評価も高い。近く『バターの使い方がわかるお菓子の本』(文化出版局)が刊行予定。

旬のレモンを使ったさわやかなケーキで優雅な時間を

国産レモンが出回るこの季節だからこそ作ってほしいのが、カトルカールの表面にレモンのグラス(アイシング)を塗って仕上げる“ウイークエンド”。市販品の中には、白くたっぷりグラスをかけているものもあるけれど、うっすらとかけるのが相原さんスタイル。

「そのほうが、優しい上品な口当たりになります。カトルカールには基本よりもレモン汁を多めに入れて焼きましょう。グラスをかけるときは、まだ温かいケーキに熱くした杏ジャムを塗っておくのが大事なポイントです。ジャムを塗ることでグラスをきれいにかけることができるのです」。杏ジャムの酸味がレモンのグラスを引き立てる重要な味の決め手になるのだそう。

軽やかな酸味が心地いい

ウイークエンド

ウイークエンド

材料(パウンド型〈20×8×高さ6㎝〉1台分)

<生地>

バター(食塩不使用)……100g

……ひとつまみ

粉砂糖……50g

……2個

アーモンドパウダー(ふるう)……30g

レモン(国産)の皮のすりおろし……1/2~1個分

レモン汁……大さじ2

粉砂糖(メレンゲ用)……50g

薄力粉(ふるってから計量)……100g

<仕上げ用>

杏ジャム……約60g(ゆるいようなら、煮詰める)

レモンのグラス[レモン汁15g 粉砂糖 50g]

作り方

1.カトルカールを焼き、数分おいて触れるようになったら、敷き紙をそっとはずし、網台にのせておく(温かいうちはこわれやすいので気をつける)。
※カトルカールの焼き方はこちら

2.杏ジャムを小鍋で温めて熱くし、1のケーキが温かいうちに上面と側面に刷毛で塗り、ジャムの表面が乾いてベタつかなくなるまで、待つ。

3.レモン汁に粉砂糖を加え、ダマがないようにすり混ぜてグラスを作る。ジャムが乾いているのを確認し、刷毛でまず上面を塗り、次に側面を1面ずつ上から下に塗り、乾くまでおく(底面にはジャムもグラスも塗らない)。

※ジャムがゆるく、また冷めているとジャムが乾きません。そして乾いていないとグラスがきれいに塗れません。

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