しっとりとした緑の中に「727」。

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E席から予約が埋まっていくという東海道新幹線。東京タワーに始まり、三角屋根が密な「湘南日向岡住宅」、富士山、浜名湖、ソーラーアーク、伊吹山、琵琶湖……と、確かに景物は圧倒的。しかしながら、梅雨時はA席もおすすめです。

その車窓のハイライトは、関ヶ原トンネル通過後の「727(セブンツーセブン)」。柏原駅を越えた東海道本線(在来線)がこちらへ近づいてくるあたりです。6月のしたたるような緑の中から、「もう滋賀に入りましたよ」と控えめでいてビビッドに教えてくれる、その距離感と目立ち具合のバランスがたまりません。

一般の方の人気も高いのか、この野立て看板にはミニチュアが存在しています(2個入り、¥1,100/ポポンデッタ製)。おうちで「シウマイ弁当」というときにテーブルにセットしておけば、うるさ型のご家族にも、「むう、これは新幹線の中で食べるあの味だ!」と喜ばれることでしょう。
(編集B)
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