<アラフィーにおすすめの本4選>有川ひろ『みとりねこ』は猫と人が織りなすドラマに涙腺決壊必至!

アラフィー女性にこそ読んで欲しいおすすめの本を、編集部がピックアップ! 個性豊かな猫と飼い主たちを描いた『みとりねこ』、人気漫画家による子育て放浪記『ムスコ物語』など、笑って泣いて勇気をもらえる、イチ押しの4冊をご紹介。

猫と人が織りなす7つのドラマに涙腺決壊!

猫と人が織りなす7つのドラマに涙腺決壊! 『みとりねこ』

『みとりねこ』

有川ひろ

講談社 ¥1,705

『図書館戦争』や『空飛ぶ広報室』など著作が次々と映像化されてきたストーリーテラーが、その実力を120%発揮。個性豊かな猫と飼い主たちのやりとりに癒され、笑わされ、泣かされ、胸をギュッと鷲づかみにされてしまう。なかでも表題作、主人公の「浩太」(23歳のジイチャン猫)がすきあらば前足にしょうゆをつけ、テーブルクロスに肉球ハンコを押す理由を知ったなら、もう涙と感動の嵐。コロナ禍で不安と不信感が蔓延している今、心の底からほっこりできる貴重な短編集だ。

ある日突然、夫がお風呂に入れなくなったら?

ある日突然、夫がお風呂に入れなくなったら? 『水たまりで息をする』

『水たまりで息をする』

高瀬隼子

集英社 ¥1,540

子供はいないが幸せに暮らしてきた共働き夫婦。ある日を境に夫が入浴を拒否するようになり、穏やかな日常が綻びはじめる。社会に適応しているつもりでも、知らないうちに心が磨り減っていたのか……。デビュー2年目の新鋭が、奇妙なリアリティで読む者の胸をかき乱す。

子育てに「正解」なんてない

子育てに「正解」なんてない 『ムスコ物語』

『ムスコ物語』

ヤマザキマリ

幻冬舎 ¥1,650

留学先のイタリアで未婚の母となり帰国。30代で14歳下のイタリア人と結婚後、シリア、ポルトガル、アメリカへ。人気漫画家による子育て放浪記はパワフル&規格外。〈失敗を含めたありとあらゆる経験を推奨〉されて成長した息子・デルスさんのあとがきも、既成概念をぶち壊す。

平安時代の才女の心に迫るノンフィクション

平安時代の才女の心に迫るノンフィクション 『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』

『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』

ミア・カンキマキ 末延弘子/訳

草思社 ¥2,200

『枕草子』に魅せられたフィンランド人女性が12年前、38歳で来日。自身に重ねながら、清少納言の知られざる生涯と心情を解き明かしていく。悲しみや不安を心から追い出すためユーモアを駆使し随筆を書いた1000年前のキャリアウーマンに、著者同様、勇気づけられるはず。

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