困難を抱える子どもを支援するボランティア団体の活動とは?【社会をよくするために、私たちができること】

子育て経験者が多いからか、Jマダムの関心が多く集まる子供関連のボランティア活動。今回は、入院中の病児に付き添う母を支える団体をはじめ、貧困や虐待といった困難を抱える学生たちを支援する活動団体などをご紹介。

【特定非営利活動法人 キープ・ママ・スマイリング】

入院中の病児に付き添う母を支える

病気の子供を育てる母とその家族を支援する活動を行う。理事長の光原ゆきさん自身が病児の母となり、厳しい状況に置かれる付き添い入院体験が活動のきっかけに。現在は長期入院中の子供に付き添うお母さんに届ける「付き添い生活応援パック」の無償配布が活動の中心。事務所(東京・銀座)での梱包作業でボランティアを随時募集中。

長期付き添い生活に必須の食品やマスク、消毒薬などがセットの「付き添い生活応援パック」1
写真提供/キープ・ママ・スマイリング
長期付き添い生活に必須の食品やマスク、消毒薬などがセットの「付き添い生活応援パック」2
写真提供/キープ・ママ・スマイリング

長期付き添い生活に必須の食品やマスク、消毒薬などがセットの「付き添い生活応援パック」。毎月約150箱を付き添い入院中の家族に提供。

【特定非営利活動法人 BLUE FOR JAPAN】

子供たちの教育や就労を支援

東日本大震災の被災者支援のために設立され、’12年からは震災遺児を含む児童養護施設の子供たちへの支援をしている。寄付総額の90%を子供たちへの支援に当て、子供たちの就労につながる具体的な支援活動と低学年の教育プログラムなどを行っている。個人からは寄付を受け付けるほか、イベント企画時のボランティアを募集することもある。

さまざまな職種のメンバーがアイデアを出し合いながら活動している。
写真提供/BLUE FOR JAPAN

さまざまな職種のメンバーがアイデアを出し合いながら活動している。Facebookで随時活動を報告しており、興味がある人はwebサイトから問い合わせを。

家でもできる!【特定非営利活動法人 TABLE FOR TWO】

おにぎりを作って撮って投稿しよう!

先進国でヘルシーな1食をとるごとに開発途上国に1食が贈られるTABLE FOR TWOプログラムを行う同法人が、10月16日の世界食料デーに合わせて「おにぎりアクション」を毎秋開催。おにぎりにまつわる写真を特設サイト、またはハッシュタグ「#OnigiriAction」をつけてSNSに投稿すると、アフリカ・アジアの子供たちに学校給食が届けられる。

基本的に写真1枚当たり給食5食が贈られ、費用は賛同企業や団体が負担。
写真提供/TABLE FOR TWO
投稿されたおにぎりにまつわる写真
写真提供/TABLE FOR TWO

基本的に写真1枚当たり給食5食が贈られ、費用は賛同企業や団体が負担。2015年から累計127万枚の写真が投稿され、約680万食が贈られた。

【特定非営利活動法人 Learning for All】

困難を抱える子供をサポート

2010年から「子どもの貧困に、本質的解決を。」をミッションステートメントに活動。現在は貧困、虐待、発達障害など困難を抱える小学生から高校生を対象に教育支援、居場所や食事の提供などを行い、日々の生活に寄り添う。子供の貧困に関心がある社会人を対象としたオンライン活動説明会も開催。月額1,000円からの寄付も受け付けている。

特定非営利活動法人 Learning for All
写真提供/Learning for All

代表理事の李炯植さんの「可能性があるにもかかわらず、生まれた地域や家庭環境で人生が制限されている人がいる」という気づきから始まった。

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