美を極めたシャンパーニュ「ペリエ ジュエ」、女性初の最高醸造責任者来日インタビュー

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そのエレガントな味わいで、多くのシャンパーニュファンを魅了する「ペリエ ジュエ」。先日、第8代最高醸造責任者 セヴリーヌ・フレルソンさんが満を持して来日、その美しさの秘密を語ってくれた。
「ペリエ ジュエ ベル エポック 2013」
「ペリエ ジュエ ベル エポック 2013」750ml ¥27,830。シャルドネ50%、ピノ・ノワール45%、ムニエ5%。洋梨や白い花の香りとハチミツやスパイスのニュアンス。白と緑の”自然の色”そのままのナチュラルな魅力に満ちたシャンパーニュ。シャルドネの清らかさを生かしたブレンドの妙味が感じられる。ちなみに、2013年は「ブドウの酸度と糖度のバランスが素晴らしい年」。
白と緑の紫陽花を基調とした“ペリエ ジュエ カラー”で彩られたテーブルの花あしらいは、ニコライ・バーグマン氏によるもの。「ペリエ ジュエ」第8代最高醸造責任者 セヴリーヌ・フレルソンさんは、この6月にニコライ バーグマン 箱根 アトリエで行われたメディアイベント「バンケット・オブ・ネイチャー by ペリエ ジュエ」で、初めて箱根の森を訪れた。この日はあいにくの雨。だが、彼女は霧に包まれた幻想的な森の風景に目をやり、ふとやわらかな笑顔を見せた。

「とても神秘的な風景ですね。日本的な森の息吹を感じます。私たちは自然に抱かれているのだと、自然への畏敬の念を感ぜずにはいられません。ひんやりした空気感にも、シャンパーニュ地方との共通性を感じました」。
セヴリーヌ・フレルソンさん
セヴリーヌ・フレルソンさん。第8代最高醸造責任者。ランス大学を卒業後、有名シャンパーニュメゾンで活躍。その後、第7代最高醸造責任者 エルヴェ・デシャン氏の指名を受け、現職に。私生活では良き妻、16歳と11歳の二女の良き母でもある。
フレルソンさんが最高醸造責任者に就任したのは2020年10月のこと。当時、”グラン・メゾン初の女性の最高醸造責任者”として、ワインの世界でも大きな話題となった。「ペリエ ジュエ」への”初出勤”の日を、彼女は今も鮮明に覚えているという。

「中庭に車を止めて、建物全体を眺めていると、不思議な安堵感に包まれました。『ここは私の家だわ! メゾンの歴史とともに、生きて行ける』と」。フレルソンさんの言葉を借りれば、最高醸造責任者になるということは、”メゾンのスタイルと結婚すること”なのだという。メゾンの歴史を継承し、伝統のスタイルを体現することが自分の役割だと語る。
1811年創設の「ペリエ ジュエ」は、数あるシャンパーニュのグラン・メゾンの中でも芸術的と評される。アール・ヌーヴォーを代表する画家エミール・ガレによって描かれたアネモネが印象的な「ペリエ ジュエ ベル エポック」の美しいボトルに象徴されることはもちろんながら、ベル・エポックの時代に活躍した舞台女優のサラ・ベルナールや作家のオスカー・ワイルドといった稀代の才能に愛されたことからも、メゾンの芸術性の高さが窺える。

「『ペリエ ジュエ』は、創設者の時代から”自然”という価値観を大切にしてきました。自然の中に宿る美こそが最高の芸術であることを、創設者は知っていたのです」。
ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼ  2013、ペリエ ジュエ ベル エポック 2013、ペリエ ジュエ ベル エポック ブラン・ド・ブラン
(左から) 「ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼ 2013」750ml ¥55,000。シャルドネ45%、ピノ・ノワール50%、ムニエ5%。ラズベリーやザクロ、スパイスの香りとバラのジャムの風味。しなやかなミネラルとエレガントな飲み口。「ペリエ ジュエ ベル エポック ブラン・ド・ブラン 2012」750ml ¥88,000。シャルドネ100パーセント。シャルドネの聖地と称されるコート・デ・ブラン地区クラマン村のシャルドネを使用。白桃やアカシアの香り、柑橘類のアロマも豊か。フレッシュ感がありつつ、深みとまろやかさを感じる味わい。熟成感があり、魚介類だけでなく、肉料理にも合う。「ペリエ ジュエ ベル エポック 2013」はブレンドの妙味が魅力的。
確かに、「ペリエ ジュエ」のシャンパーニュには、花や植物の香り、花びらのような質感が感じられ、飲む人の五感を研ぎ澄まさせてくれる。それが顕著に感じられるのが「ペリエ ジュエ ベル エポック」だろう。芍薬や白いバラ、ハーブや森のシダ類。清らかで涼やかな香りが、ボトルを開けた瞬間に空気に溶け込むのだ。

「ペリエ ジュエ」はシャルドネを美しく表現するメゾンとしても知られ、ピュアな酸味としなやかなミネラル感が、独特の品格を醸し出す。そしてその味わいは、どんな料理をも包み込める優しさに満ちている。
「ガストロノミックな料理だけでなく、魚介のサラダや熟成チーズなどと気軽に楽しむのも素敵です。特に、素材のよさが光る日本料理との相性は抜群ですね」。フレルソンさん自身、「ペリエ ジュエ ベル エポック ブラン・ド・ブラン」にホタテと柚子のサラダを合わせ、塩とオリーブオイルだけでシンプルに楽しむことも多いという。

今回、日本の自然や文化に触れたことで、また新たなインスピレーションを得たというフレルソンさん。それはまた彼女の新しいクリエイションとなって、私たちシャンパーニュファンを楽しませてくれるに違いない。
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