次の会食に予約したい店を厳選。全8席のカウンターだけのイタリア料理店『CAiTO』(カイト)は、手法や調味料はイタリアンだが、かぎりなく日本の四季を感じられる料理が登場する。重層的なコース仕立てを楽しめる大人同士で訪れたい。
『CAiTO』(カイト)
定番の前菜「フォアグラのフラン」
『カイト』は、全8席のカウンターだけのイタリア料理店。日本の食材で料理を組み立てていくという内田恒太シェフ。手法や調味料はイタリアンだが、かぎりなく日本の四季を感じられる料理が登場する。
可憐なペンタスの花をのせたカンノーリには、いぶりがっこをしのばせたフォアグラのフランが詰められている。フランのなめらかさ、ピスタチオのカリカリ感と香ばしさ、カンノーリのパリパリした口当たり、下に敷いたナスタチウムの葉のピリリとしたほろ苦さ。さまざまな食材の風味と食感をバランスよく組み合わせた妙味だ。
緑のサラダにはドレッシングを使わない。無農薬・無化学肥料でハーブ&野菜を育てる千葉「苗目(なえめ)農園」から仕入れた野菜のほろ苦さと軟らかなえぐみが脳を刺激し、体に溶け込むよう。箸休め的な小さなお皿にもかかわらず、記憶に残る味わい。
お酒とのペアリングも巧みで、ワインはイタリア産がメインだが、前出の緑のサラダにはフランス産ハーブ酒「シャルトリューズ」を合わせる。その重層的なコース仕立てを楽しめる大人同士で訪れたい。
「ほたるいかのカペレッティ」。ほたるいかの沖漬け、新じゃが、リコッタチーズ、蕗薹(ふきのとう)を詰めたパスタを新ごぼうとほうじ茶のコンソメで
カウンター席の前に少し高めのキッチンカウンターが。ゲストは料理するシェフの姿を眺めつつ、スタッフとの会話もはずむ。
このカウンターで温かなスープをいただき、食材や料理の説明を受けるアミューズタイムが好評
「インサラータ・ヴェルデ」。緑の葉野菜とハーブ、セルバチカのムースと自家製ハーブオイルで
内田恒太シェフ。高校まではサッカーに夢中。イタリアのサッカーチーム「インテル・ミラノ」の大ファン。その影響でイタリアンのシェフに
東京都港区西麻布1の4の22 PRESTIGE B1F
☎03・6432・9950
土曜のみランチあり、12:00一斉スタート。ディナー、18:30一斉スタート
定休日:日曜、不定休
ランチコース¥13,200、ディナーコース(全12品)¥20,900、ペアリング¥12,100(全サ別)
photography:Masahiro Goda text:Mika Kitamurai ※エクラ2026年6月号掲載
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