-
【がん患者や家族が利用できる公的制度】50代が知っておきたい情報をまとめてチェック!
がんはとにかくお金がかかる……そんな不安を抱いている人も多いはず。実は手厚いサポートがあることを知っていますか?お金に困らないカギは、ズバリ「情報集め」。
自分らしく「がん」と向き合うために知っておきたいこと
精神腫瘍医 清水 研先生
不安や悲しみは自然な感情。無理に打ち消さなくていい
精神腫瘍医は、がん患者とその家族の心理的な苦痛を軽減し、療養生活を円滑に行うためのサポートを行う精神科医。清水研先生は、これまで4000人以上のがんに悩む人々と向き合い、対話を重ねてきた。
「がんの患者さんにとって罹患は、ひとつには大きな喪失体験だと思います。健康で過ごすはずだった未来を失い、壮健だった体を失う。そしてもうひとつには、『自分はこれからどうなるんだろう』という危機、つまり不安との付き合いの始まり。でも、不安や喪失の悲しみは決して悪いものじゃない。将来に備えるための、ごく自然な感情なんです」
無理に打ち消したり乗り越えたりしなくていい、と清水先生。ただ、付き合い方にはコツがあるという。
「真っ暗闇にいると不安が増幅しますから、まずは治療法や経過について正しい情報を得て治療を受ける。そして、自分にできることをやったら、あとは不安は心に居続けるものだと割り切って、仕事をしたり家事をしたりと淡々と日常を送ること。未来を考えると不安になるし、過去を思うと後悔する。だったら、家族とごはんを食べる時間や友だちと会う機会など、今、この瞬間を楽しく過ごすことではないでしょうか」
がんになってよかったとは思えないけれど、気づいたことはたくさんある。これは、清水先生がこれまで多くの患者たちから聞いた言葉。
「最初は『まじめに生きてきた自分がなぜがんになるんだ』と怒りを感じ、悲しむ。それでも、きちんと落ち込んだあとは、あたりまえだと思っていたものをいつ失うかわからないのなら今日一日を大事に生き、大切な人との関係を大切にしよう、逆にいらないものは手放そう、と。不安に怯(おび)える自分を認め、自分にとって何が大切かを改めて知る機会を得たということなのだと思います」
いつでも「これが自分」と受け入れられる人生を
そしてエクラ世代であれば、身近な人、親しい人のがん罹患に接する機会も増えたはず。例えば、家族や友人からのLINEで「がんになっちゃった」と告白され、対処せねばならなくなることも起こりうる。「えっ」「そうなんだ」のあと、あなた
なら何と続けるだろうか?
「驚くだろうし、きっと動揺しますよね。例えば『とてもびっくりしているし、あなたが今、どういう気持ちでいるのかなと考えています』というふうに……。『がんばれ』とやみくもに励ますのではなく、『落ち込んでるよね』と決めつけるのでもなく、相手を思っているという気持ちは素直に伝えていいと思うのです」
相手の性格や関係性にもよるが、基本は相手が話したいときにまずはじっくり話を聞き、気持ちを慮る。そして、泣きたいのなら泣いてもらい、背中を押してほしそうならそっと押すなど、それぞれに合った対処をしていけばいいと清水先生。ある先輩医師はがんに罹患した際、望ましい接し方についてこう語ったという。
「空車のタクシーのように、『いつでも乗せるから、必要だったら声をかけて』と。これはなかなかいい態度なんじゃないでしょうか」
がんに罹患しなくても、誰にもいつかは必ず命を終えるときがくる。その未来を少しだけ早く実感させるのが「がん」だとしたら、接したことをきっかけに、自分らしい生き方、最期の迎え方を、改めて自分に問い、考えてみる時期なのだろう。
「理想論かもしれませんが、私なら『これが自分だよね』と……。何が起こったとしても、これが自分の人生だと納得して終えられたらいいだろうな、と思っています」
看護師がLINEで不安と孤独の解消を個別にサポート
「Tomopiia」
対面や電話よりSNSのほうが自分らしい──そんな昨今のコミュニケーション事情から開発されたLINEによるがん罹患者向け無料サービス。トレーニングを受けた看護師が24時間、チャットで相談に応じる。顧問である清水先生も「声も顔も出さないのでハードルが低く、利用しやすいと思います。気軽に相談してください」とおすすめ。
-
もしがんになったら「お金」と「仕事」はどうしたらいいの?
手術、治療、経過観察に予防……ひとたび「がん」と診断されれば、先立つものはやはりお金。公的制度や各種給付、保険まで、「がん」になっても安心の準備を、ぜひ今から。
What's New
-
50代に多い「めまい」のタイプは?専門医が教える「めまい」が起きたらすべきこと
目が回ってベッドから起きられない、足もとのふらつきで立っていられない……何が起きているの!? と心配になるめまい。延べ20万人以上のめまい患者をみてきた名医が、その原因と対策を解説。めまいを治すリハビリも必見!
ヘルスケア
2024年12月6日
-
【医師監修】突然めまいが起きたらどうする?50代に多いめまいの種類、原因、対策を詳しく解説!
目が回ってベッドから起きられない、足もとのふらつきで立っていられない……何が起きているの!? と心配になるめまい。延べ20万人以上のめまい患者をみてきた名医の新井基洋さんが、50代に多いめまいの種類や原因、対策を詳しく解説!
ヘルスケア
2024年11月14日
-
良性発作性頭位めまい症、メニエール病、片頭痛性めまい…どのタイプにも効く!自宅で簡単にできるリハビリ方法を伝授
めまいに負けない体をつくるには? 延べ20万人以上のめまい患者をみてきた医師の新井基洋さんがその方法をレクチャー!
ヘルスケア
2024年11月13日
-
【50代に多い!めまいの原因&対策】医師が解説!「片頭痛性めまい」はなぜ起きる?予防するには
50代に多いめまい。片頭痛の最中に同時にめまいが起きる「片頭痛性めまい」について、医師の新井基洋さんが徹底解説。日常で気をつけることやセルフケアの参考にして。
ヘルスケア
2024年11月12日
-
【50代に多い!めまいの原因&対策】「メニエール病」とは?原因と対策を医師が解説
50台前後から増え始めるめまいの症状。何が起きているの!?と心配になる人も多いのでは。今回は、ストレスが原因のひとつとなっている「メニエール病」について、医師の新井基洋さんが徹底解説。
ヘルスケア
2024年11月11日
-
-
-
-
【50代が今、身につけたい一生ものの腕時計13選】カルティエやピアジェ、ブレゲなど選ぶべきタイプはこの3タイプ!
時間がもつ“重み”がぐっと増してくる50代。「50代こそ運命の腕時計との出会いを模索すべき時」と語るスタイリスト・伊藤美佐季さんが、ジュエリーに匹敵するほどのたたずまいをもつ“美しきタイムピース”をセレクト。
-
50代におすすめのファッションアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
イヴルルド遙華の12星座占い
毎月更新の12星座占い。大注目の開運ランキングも必見!
-
【ZARA】トレンドおしゃれコーデ
50代はどう着こなす?読者モデル 華組コーデ集
-
50代に必要なのは即効性のあるコスメ
閉経してからキレイになる人は何が違う?
-
シワ・たるみケアは毎日のお手入れから
ドモホルンリンクルの[基本4点]無料お試しセットはこちらから
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
コラーゲンを贅沢配合!大人肌に潤いとハリを
再春館製薬所の最新クリーム、美活肌エキスでエイジングケアを体感
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき旬の服
-
【ユニクロ・GU】プチプラ高見えコーデ
真似したい!読者モデル 華組の着こなし集
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
抜群にこなれたスニーカースタイル
おしゃれな50代はスニーカーをどう履く?
-
50代を若々しく、あか抜けて見せる「冬のショートヘア」24選
おしゃれで若々しく見せたい!50代のショートヘアは前髪ありでもなしでも「生え際」が見えると老けて見えるから気をつけたい。冬のおしゃれは顔回りにボリュームが出るからショートヘアはすっきり見えて小顔効果も。
-
2025年初詣ならここへ行こう!全国パワースポット神社8選&知っておくべき参拝のルール【水晶玉子の開運!パワースポット案内 vol.4】
「初詣をただの習慣だとか思わないでくださいね」と水晶玉子さん。年の最初に厳かな気持ちで祈るのは大切なことだそう。2025年、パワーをもらえるすごい開運神社をご紹介。吉方位にある神社なら、パワーも倍増!
-
「おしゃれな人!」と思われる50代に似合うショートヘアのヘアレンジ
50代に人気のショートヘアは、スタイリング次第で自由自在に印象を変えられる!前髪の分け方やアイロンで毛先をアレンジしたり、パーマ風に巻き髪にするだけで気分や服装に合わせてアレンジして。
-
【気温12度の服装】日中の気温が12度の時の最適な服装は?40代50代におすすめのコーディネート6選
日中の気温が12度の日は何を着ればいい?服装のポイントや40代50代におすすめのコーディネートをご紹介。今回は、気温12度に最適なニットとワンピースのおすすめコーディネートをご紹介します。
-
【50代に似合う冬のスカートコーデ】総レースのスカートはレザージャケットでコントラストをつけて
大人はスカートを“かっこよく”はく。その決め手は、「知性と色気」を気高く共鳴させること。レースのスカートを選ぶなら、レザージャケットを合わせて強めのコントラストを。