特別な人とともに飲みたい!日本人アーティストが描く『シャトー・ムートン・ロスチャイルド 2021』

芸術的ラベルがコレクターズアイテムとなるなど、毎年ワイン界の話題となるのがメドック格付け第1級の「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」だ。

『シャトー・ムートン・ロスチャイルド 2021』

日本人アーティストが描く

1945年以来、シャガールやミロなど稀代の画家たちが世界最高峰のワインを彩ってきた。そして、今年5月にリリース予定の「シャトー・ムートン・ロスチャイルド 2021」を飾るのが日本人アーティストの塩田千春さんだ。作品名は『ムートンの宇宙』。自然と向き合いつつ、4本の糸を手繰る人間が描かれている。「4本の線は四季を表現しています。そこには孤独や希望などの感情もつながれている。シャトーを訪れ、ムートン・ロスチャイルドは人間と自然との均衡を保っていると感じました」と塩田さん。確かに、赤い色は自然から生まれたばかりのワインのよう。日本人アーティストの起用は、1991年ヴィンテージのセツコ・バルテュス以来30年ぶり。特別なワインは、特別な人とともに。

「シャトー・ムート ン・ロスチャイルド 2021」。

「シャトー・ムートン・ロスチャイルド 2021」。味と香りが“極めて”優美。’21年の夏は涼しく、そのニュアンスがワインに感じられる

セ ラーには将来リリー スされる美しいワイ ンが眠る

セラーには将来リリースされる美しいワインが眠る

塩田千 春さん。記憶や意識 の概念を反映させ、 多彩な手法で作品を つくる。

塩田千春さん。記憶や意識の概念を反映させ、多彩な手法で作品をつくる。現在ベルリンを拠点に活動。「ワインには、まるでその一年の記憶が保存されているかのようです」

シャトー内 の「芸術とワインラ ベル」のスペースで は歴代アーティスト の作品を展示
Ⓒ Mathieu Anglada

シャトー内の「芸術とワインラベル」のスペースでは歴代アーティストの作品を展示

シャトーはボルド ー・メドック地区ポ イヤック村に位置

シャトーはボルドー・メドック地区ポイヤック村に位置

畑はなだらかな丘 にあり、ジロンド川 に近い

畑はなだらかな丘にあり、ジロンド川に近い

ロスチャ イルドファミリー。 大の親日家でもある

ロスチャイルドファミリー。大の親日家でもある

フランス・ボルドー地方。カベルネ・ソーヴィニヨン89%、メルロ10%、カベルネ・フラン1%。ブラックベリーやスミレ、スパイスの香り。ミントのニュアンス。豊かな果実味と厚みのあるミネラル感。長期熟成可能だが、今飲んでも美味。ローストビーフや英国風ラム・レッグローストなど、ガストロノミックな肉料理と。5月中旬発売予定。予約受付中。

「シャトー・ムートン・ロスチャイルド 2021」750㎖¥132,000/エノテカ ☎0120・81・3634

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