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【シャンパーニュ旅】ブドウ畑に囲まれたシャンブル・ドットで気軽にワインツーリズムを体験「Le Clos Corbier」

「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」が2015年にユネスコ世界遺産に認定されてから、ワインツーリズムに力をいれるシャンブル・ドット（フランス式のB&B）も登場。ランチ付きテイスティングやワイナリーツアーも体験できる1軒をご紹介。
シャンブル・ドットの趣きあるエントランス
趣きあるエントランス。まわりはブドウ畑で景観は抜群！ 「ル・クロ・コルビエ」の庭にはプールもあり、宿泊客は自由に利用できる。
シャンパーニュ地方のエペルネ近郊マルイユ・シュール・アイ村の風光明媚な景色の中にたたずむのがシャンブル・ドット「ル・クロ・コルビエ」。ここでは宿泊と朝食以外に、気軽なランチも楽しめる。うれしいのが、レンタサイクルサービスがあることで、”ブドウ畑を眺めながらのんびりサイクリング”も可能だ。
ゲストルームはシンプルで清潔
ゲストルームはシンプルで清潔。”昔ながらのシャンブル・ドット”の風情が。
「ル・クロ・コルビエ」の特徴は、ワインツーリズムに力を入れていること。2021年にはオーナーのマティアス・コラール氏とエヴリーヌ・ミレジ夫妻がみずからのシャンパーニュメゾン「コラール・ミレジ」を立ち上げ、テイスティングツアーのプログラムを充実させた。ブドウは“シャルドネの聖地”と呼ばれるコート・デ・ブランの上質なシャルドネを購入、コラール氏がブレンドし、誰からも好かれる味に仕上げている。また、エヴリーヌさんの実家が「ギイ・メア」というシャンパーニュの生産者であることから、テイスティング・プログラムでは2銘柄が試飲できる。コラール氏は言う。
「シャルドネが好きなので、『コラール・ミレジ』として造っているのはブラン・ド・ブラン(シャルドネ100%)のみ。将来的にはこの地に畑を所有し、マルイユ・シュール・アイのテロワールを生かしたシャンパーニュを造りたいと思っています」
”シャンパーニュ当てクイズ”の様子
シャンパーニュセミナーでは、”シャンパーニュ当てクイズ”も。「ドザージュ(加糖)あり」、「ドザージュなし」など、初心者でもわかりやすく、楽しめる仕組み。
また、ここでトライしてみて欲しいのが「シャンパン・サーべリング&テイスティング ワークショップ」のプログラム。「シャンパン・サーべリング(シャンパーニュ・サブラージュ)”とは、コルクごと瓶口をサーベルで切って飛ばす特別な抜栓方法のことで、かつては将校たちが戦いの勝利を祝ったとも、船の進水式に航海の無事を祈って行われたとも伝えられている。現在では、結婚式などのセレモニーで時折行われる程度なので、きっと稀有な体験となるはず。オーナーはじめ、スタッフが皆フレンドリーで親切なのも大きな魅力だ。

5 Boulevard Nicolas-François Billecart  51160  Mareuil-sur-Aÿ 

☎(0)3-26-53-03-01

宿泊€130～(1泊朝食付き／1室)

「シャンパン・サーペリング&テイスティング ワークショップ」€30

「セラービジット&テイスティングクラス」€40

レストラン「ラ・ターブル・デュ・クロ」

営業時間：12:00～15:00
火曜～日曜(4月～10月)、金曜～日曜(11月～3月)

ランチコース€30、ペアリングコース€60

ディナーは応相談

https://www.lecloscorbier.fr

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取材・文／安齋喜美子　撮影／新村真理
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