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【最旬のシャンパーニュへ 2024】土地の個性を感じる、気鋭の生産者に会いにいく
麗しの酒・シャンパーニュを生み出すのは自然と人間。生産者たちは自らの土地で、日々ブドウと向き合っている。注目したい2つのレコルタン・マニュピラン(ブドウ栽培者兼醸造業者)をご紹介。
【最旬のシャンパーニュへ 2024】ランスで楽しむ、最新の美食案内
La Caserne Chanzy Hôtel & Spa ラ・カゼルヌ・シャンジー ホテル&スパ
眺望抜群!リュクスなホテルで洗練の料理を
地元のグルマンもお気に入り!“今の時代”を語るモダンなひと皿
ノートルダム大聖堂の前に立つ、眺望抜群の五ツ星ホテル。かつては消防署だった建物が、マリオットのオートグラフコレクションとして’19年、スタイリッシュに登場。モダンなインテリアが特徴的だが、きわだつのはスタッフのホスピタリティによる居心地のよさ。バーやテラスでもゆったりくつろげ、使い勝手のよさも抜群だ。感動するのがホテルダイニング『ラ・グランド・ジョルジェット』のハイレベルな料理。名店『レ・クレイエール』で活躍したジュリアン・ラファナエル シェフが見た目も端正で奥深い味わいの料理の数々を楽しませてくれる。
「クラシカルな中にも新しさを感じる料理を作りたい。酸味の生かし方など、常に気をつけています」とシェフ。ハウスシャンパーニュはシーズンごとに変わり、この日は芳醇なスタイルの「シャルル・エドシック ブリュット レゼルヴ」。高級キュヴェも気軽にグラスで楽しめるのも産地ならでは。

アミューズは“ジェントルマンのためのシャンパーニュ”とも評される「シャルル・エドシック ロゼ レゼルヴ」とともに。肉料理やデザートにも合うロゼでコースを通すのも現地流でおしゃれ

昼のコースから。「サンドルとしめじのシャンパーニュソース」。魚の身はふんわり。繊細な味が生きている。ナッツをアクセントに。

シェフのジュリアン・ラファナエル氏は祖父も父も料理人。「シャンパーニュは常に意識しています。ここではシャンパーニュなしに料理と向き合うことはできません(笑)」

料理はきちんと“格”を感じさせるものながら、テーブルクロスはなし。「リラックスして楽しんでほしい」という思いから

スタッフは折り目正しくフレンドリー。テラスではノートルダム大聖堂を眺めつつ、旅の余韻に浸りたい
Data
La Grande Georgette
ラ・グランド・ジョルジェット
18 rue Tronsson Ducoudray 51100 Reims
☎+33・(0)3・26・83・18・18
12:00~14:00、19:00~22:00
昼コース€65、夜コース€65~。アラカルトあり 要予約
※テラスは6~9月 宿泊€344~(4/1~10/31)、€250~(11/1~3/31)
https://www.lacasernechanzy.com
Maison Mumm メゾン マム
軽快でスタイリッシュ世界で愛される老舗ブランド
シャンパーニュを軸にした独創的ペアリングが魅力
’23年5月のオープン以来、話題となっているのが『ラ・ターブル・デ・シェフ』。メゾンのゲストハウスを“アーティストのレジデンシー”と位置づけ、独創的なペアリング体験を提案している。その試みが、若手ミシュランシェフたちが3カ月ごとに厨房で腕をふるうこと。「メゾン マム」のシャンパーニュを軸に、アーティスティックなひと皿との相性を楽しませてくれる。7月からはメゾン初の「メゾン マム RSRV」ガストロノミー・アンバサダーに選ばれた佐藤英明シェフが監修を務め、さらにバージョンアップ。
「メゾン マム」は1827年創業の老舗で、フルーティな味わいが特徴。「F1」のシャンパンファイトでも知られ、世界中で愛されてきた。ピノ・ノワールの果実味を品よく表現、調和のとれたスタイルに仕上げている。かつては画家の藤田嗣治も住んだ館で体験する“食のアート”は、シャンパーニュの多彩な表情を語ってくれる。

かつて、藤田嗣治は礼拝堂を造る間、この瀟洒な館の3階に住んでいたという。

「RSRV ロゼ フジタ」のボトルのネックには通称"フジタのバラ"が描かれている。ラズベリーの香りがチャーミング

2皿は前シェフの「ムニュ 6 シークエンス」より。7月に佐藤英明シェフが就任。「放し飼い鶏のモリーユ茸とマッシュルーム、ハーブとヴァン・ジョーンヌのソース」は、ピノ・ノワールのふくよかさを感じる「RSRV ロゼ フジタ」と。

「北極イワナのXO醤ソース」はミネラル豊かな「RSRV ブラン・ド・ブラン 2015」と。

〈左〉ベリーの香りの「RSRV ロゼ フジタ」(ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%)〈右〉柑橘やブリオッシュの香りの「RSRV ブラン・ド・ブラン 2015」(シャルドネ100%)。

落ち着いた書斎を思わせる個室。ほかに、リラックス感に満ちたダイニングとバー、テラス席がある。館の隣には「平和の聖母礼拝堂(フジタ礼拝堂)」が。館は「メゾン マム」の元社長で、藤田がカトリックの洗礼を受ける際、代父となったルネ・ラルーが所有していた
Data
La Table des Chefs by Mumm
ラ・ターブル・デ・シェフ
31 Rue du Champ de Mars 51100 Reims
☎+33・(0)6・32・34・51・00
月曜12:00~13:30(ランチのみ営業)、木~日曜12:00~13:30、19:30と20:00(スタート時間)
定休日 火・水曜
ランチ(ムニュ・デジュネ)€55~、ペアリング(3種)€95、ディナーコース4品€75(ペアリング 4種込み€135)、6品€115(ペアリング 6種込み€210) 要予約
※「RSRV」は6品コースにつく
https://www.mumm.com/fr-fr/la-table-des-chefs-mumm/
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【最旬のシャンパーニュへ 2024】滞在してより深く知る、メゾンのオーベルジュ2選
リュクスな旅のデスティネーションとして、近年注目されているのがフランス・シャンパーニュ地方。“この世で最も高貴な酒”シャンパーニュの故郷で、記憶に残る旅に乾杯を! かつては特別な顧客のみが滞在できたメゾンのゲストハウスが、愛好家たちにも門戸を開きはじめた。ここで触れられるのがメゾンの歴史や哲学。“このメゾンだからこその魅力”を肌で感じたい。
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