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【50代の悩み】老眼だけじゃない! 加齢で始まる目のトラブルをチェック <2>
老眼だけじゃなく、加齢とともに発症する目のトラブルはたくさん存在。eclat12月号では、将来病気を発症する恐れのある、疑わしい自覚症状をご紹介。正しい知識を身につけて、早め早めの対処を!
【50代の悩み】老眼だけじゃない! 加齢で始まる目のトラブルをチェック <1>
緑内障

房水の排出口が詰まることで起きる眼圧上昇などの理由で、視神経が損傷する。
知らない間に視野が欠けてくる状態
緑内障は視神経に異常が起こり、視野がしだいに欠けていく怖い病気。日本人の失明原因の第1位を占め、統計的にも、加齢によって発症者が増加することが明らかとなっている。40歳以上の20人にひとりは緑内障を発症しているという調査データもあるほど。
中野先生「緑内障の発症に深くかかわるのが、眼圧です。眼圧は眼球内で房水という液体が循環することで一定のバランスに保れていますが、なんらかの理由で房水の排出口( 隅角(ぐうかく))が狭くなると眼圧が上昇し、網膜から脳へ視覚情報を伝える視神経乳頭が圧迫されて障害が起き、視野の一部が欠けてしまうのです」
一般的に多いのは、何年もかかってゆっくり進行する慢性型の緑内障。
中野先生「これには2種類あり、ひとつが原発開放隅角緑内障(狭義)で、房水の排水路が詰まり、眼圧が上がって起こるもの。ただ、日本人に多いのはもうひとつの正常眼圧緑内障で、眼圧は正常範囲内なのに、視神経が損傷を受けて発症します。慢性型は、加齢や近視などの要因があったり、家族に緑内障を患った人がいる場合にかかりやすいとされています」
一方、眼圧が急激に上がる急性型の緑内症もあるという。
中野先生「急性型は、隅角がふさがって急激に眼圧が上がり、目の痛みや頭痛や吐き気が生じ、数日内に失明することも。中年以降の女性や遠視の人がなりやすい傾向にあります。飲み薬の種類によっても隅角が狭くなることがあるので注意が必要です」
緑内障治療は、眼圧を下げる点眼薬が中心で、それでも抑えられない場合は、房水の通りをよくするためのレーザー治療や手術をする場合も。現在の医療技術では一度欠けた視野を取り戻すことはできないが、治療で進行を抑えることは可能だ。だが、「急性型」でなければひと安心、というわけではない。
中野先生「緑内障が厄介なのは、片目の視野が欠けていてももう一方の目が補うために自覚しにくく、深刻化しやすい点にあります。早期発見・早期治療が非常に重要なので、年1回は眼科検診を受けるようにしてください」
房水の流れと眼圧が保たれる仕組み
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眼圧は、毛様体という部分でつくられる房水が角膜と虹彩の間の隅角を経てシュレム管という排水路から出ていくことで一定に保たれている。房水の流れが悪いと眼圧が上がり、視神経を傷つけることも。
どんな治療法がある?
→残念ながら、一度傷ついた視神経を治すなどして、緑内障の症状を回復させる治療法は今のところ見つかっていない。房水の産生を抑えたり、房水の排出を促す点眼薬の処方が一般的。点眼薬は自己判断で中断せず、治療を続けることが重要。
・レーザー治療や手術治療
→緑内障のレーザー治療や手術には、房水の排出経路を確保する方法と、房水の産生量を減らす方法の2種類がある。日帰りでできるものと、入院が必要なものがある。いずれも保険適用。
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