「高齢になると、あまり広すぎず、フラットな家のほうが便利。戸建ての場合は生活空間を1階に集約し、マンションの場合はダイニングキッチンとリビングをワンルーム化してはいかがでしょう。また、水まわりを隣接させ、IHなど安心・安全な設備の導入もおすすめです」(大久保さん)
どの場合も、“ひとりの時間”がもてるように、夫婦各自に居心地のよいスペースは確保したいところ。「その部屋は、外から見える位置がベスト。何かあったときに、ご近所さんが異変を察知することができますから。マンションなら、共有スペースを積極的に利用し、孤立しないように注意を。定年後は、プライバシー重視の家からオープンな家にシフトするのが安心です」(大久保さん)