晩酌の時間をより幸せにしてくれる「牡蠣の粥鍋」と「鴨鍋」のレシピ

お酒がおいしくすすむ、左党の鍋とは? 料理家・冷水希三子さんに教わった、日本酒に合う「牡蠣の粥鍋」と「鴨鍋」の作り方を紹介します。
教えてくれた人…
冷水希三子

冷水希三子

料理家。雑誌、web、広告、テレビなどで活動。軽井沢のホテル『Shishiiwa House』の朝食をはじめ、ホテルや飲食店のレシピ監修も務める。『スープとパン』(グラフィック社)など著書多数。Instagram @kincocyan

牡蠣の粥鍋

定番のみぞれ鍋や土手鍋より軽やかに、牡蠣のだしでお粥もおいしく!酢じょうゆとねぎでさっぱり召し上がれ。ふくよかでキレもある純米吟醸を冷やで。

牡蠣の粥鍋

材料(2人分)

牡蠣……200~300g

……40g

干し貝柱……2個

昆布……10㎝角1枚

……1ℓ

……50㎖

……ひとつまみ

……小さじ1

しょうがのせん切り……1片分

[A]

  白ねぎのみじん切り……10㎝分

  しょうゆ……大さじ2

  酢……大さじ3

  韓国とうがらし……2g

……好みで

作り方

1.昆布を水につけて半日ほどおく。干し貝柱は酒につけておく。

2.牡蠣は塩水で振り洗いして流水で洗い、汚れを落として水気をきる。

3.米は洗って水気をきる。


4.鍋に油と米を入れて軽く炒め、1の昆布水と干し貝柱をつけ汁ごと加え、たまにかき混ぜながら1時間ほど米粒がなくなるまで煮る。

5.4に塩を加え、2の牡蠣を入れ火が通ったらしょうがのせん切りをのせる。

6.好みで混ぜ合わせたAのタレをかけたり、塩をふって食べる。

【ポイント】

干し貝柱は、あらかじめ酒に浸してもどしておく。半日が目安。水ではなく酒を使うことで余分なくさみが消えて風味も増す。

干し貝柱は、あらかじめ酒に浸してもどしてお く。
 

鴨鍋

ゆずの皮に穴をあけて、一個丸ごと。鴨脂で焼いたねぎ、きのこもごちそうの、塩とわさびでいただく大人の鴨鍋。熟成感と酸のある純米の熱燗がぴったり。

鴨鍋

材料(2~3人分)

鴨ロース肉……1枚

長ねぎ……2本

ゆず……1個

豆腐……1丁

クレソン……2~3束

きのこ……適量

[A]

  かつお昆布だし……1ℓ

  酒……70㎖

  みりん……60㎖

  しょうゆ……60㎖

わさび……適量

……適量

作り方

1.鴨肉の皮面を強火で軽く色づくまでフライパンで焼いて取り出し、出てきた脂で5㎝長さにぶつ切りにした長ねぎに、両面焼き色をつける。

2.1の鴨肉を厚さ5㎜くらいにスライスする。


3.
鍋に合わせたAを加え、皮に穴をあけたゆずと長ねぎを入れる。鴨肉をしゃぶしゃぶして、好みで塩やわさびをつけて食べる。

4.好きなタイミングで食べやすく切った豆腐やクレソン、きのこを入れる。

【ポイント】

安全な環境で育った上質な鴨肉で。冷水さんは大阪府『ツムラ本店』の河内鴨を使用。冷凍の場合、自然解凍後ドリップをふき、塩水で流す。

安全な環境で育った上質な鴨肉で

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