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50代にこそ読んで欲しい、エクラセレクトのコミックエッセイ 五選
仕事、家族、人間関係や健康の悩みなど、さまざまな経験をしてきた50代。エクラ世代の漫画好きたちがおすすめする、笑って泣けるコミックエッセイをぜひ読んでみて。
コロナ禍の大人の心を救う!心と体の調子が上向きになる「笑えるマンガ20冊」
①誰も傷つけない“令和”の笑い
「日々の暮らし」を描いたマンガ
1.腐女子の尊い人生讃歌!
『裸一貫! つづ井さん』
2.中3男子とヤクザの奇妙な交流を描く
『カラオケ行こ!』
3.最高にくだらない教師の日常がいい
『女の園の星』
「笑えるマンガ」事情《1》
山脇麻生さんに聞きました!
和山やまさんは今どきの笑いを描く最注目の作家。
’19年から’20年に立て続けに発売された3冊の単行本はいずれも大ヒットに。
「特異なキャラクターが出てくるわけではなく、まじめな人のちょっとしたこだわりやギャップでくすりと笑わせる。今までならスルーされていたような些細なことを日常からすくい取り、笑いに昇華させる手腕はお見事。それでいて品もあるので、大人が読んでも安心感があるんですよね」
仕事や家族のこと、日々の暮らしに追われて疲れぎみの大人の女性にこそ、笑えるマンガは欠かせないという山脇さん。
「疲れぎみでも柔らかな笑いを提供してくれるので、もはやサプリのようです」
②真剣勝負が生む洒脱な滑稽さ
「お仕事」を描いたマンガ
1.能ある鷹は爪がない!?
『無能の鷹』
見た目は有能なのに仕事がまったくできない女性が、実力はあるのに自信なさげな同僚とタッグを組んでみたら……。「鷹野ツメ子は何もできなすぎて社内ニート状態。なのにデキる風の見た目から、取引先などが勝手に勘違いし、惑わされてしまう。その絶妙なズレっぷりがたまらなくいい。斬新すぎるお仕事マンガ」(吉川)。
2.警察官だって人間です!
『ハコヅメ 交番女子の逆襲』
新米女性警察官・川合と指導役の藤部長を中心に、警察官のリアルな現場をコミカルに描く。「作者は元女性警察官。警察官も人の子で毒を吐きたくなることもあるんだな、と妙にリアルで説得力あり。でも、職務に向き合うときは真剣そのもの。笑いだけでなく、下ネタ、シリアス、人情ものと多彩な要素がてんこ盛りです」(吉川)。
3.'70年代少女漫画の舞台裏は?
『薔薇はシュラバで生まれる 70年代少女漫画アシスタント奮闘記』
③感覚と思考のズレがツボる
「異世界転生」を描いたマンガ
1.奈良時代はミニマリスト天国?
『あをによし、それもよし』
2.天才軍師がクラブシーンで天下統一
『パリピ孔明』
『三国志』の天才軍師・諸葛亮孔明が現代の渋谷に転生し、駆け出しシンガー・英子の軍師に。「この設定だけでもそそられますよね。孔明が選んだ道は英子の夢をかなえることですが、軍略、内政、外交などすべてにおいて天才といわれた彼が、クラブシーンでも策略をめぐらし、その思惑がピタリとはまる展開がとにかく痛快」(山脇)。
④“天然”こそ笑いの原点!
「動物」を描いたマンガ
1.飼い主にツッコミまくりの犬
『今日のさんぽんた』
変わりゆく街の風景の中で、交差しているようでしていないひとりと一匹のかけ合いは、笑顔とともに、ノスタルジックな気持ちも感じられます」(山崎)。
2.江戸時代でも、猫が好き!
『猫奥』
大奥勤めの滝山は、大の猫好きなのに生まじめな性格と厳しめの顔ゆえに猫にも周囲にも猫愛が伝わらず……。「鋭いまなざしの中に潜むひそかな気持ちを、推し猫の吉野ちゃんにぶつけようとして空回りする滝山と、ツンデレ猫の吉野ちゃんの攻防が愛おしい! 江戸時代の大奥に絶妙に溶け込んだ猫あるある描写がたまりません」(山崎)。
⑤破天荒な言動が笑いを誘う!
「女の生き方」を描いたマンガ
1.パワフル毒舌マダムの独壇場
『ハイパーミディ 中島ハルコ』
2.45歳無職が突然の離婚危機に?
『後ハッピーマニア』
「笑えるマンガ」事情《2》
山崎陽子さんに聞きました!
’20年の売れすじは、読み手の悩みに寄り添うマンガ
「クールな目線で、ユニークな登場人物が多数登場する和山やまさんの人気は特に目立ちました。3作品あり、各約1000冊と異例の売れ行きで驚きました」
ほかによく売れた作品は、庶民でも心は貴族という母が主役の『プリンセスお母さん』、イカの体にゴリラ顔の女オタクの日常を描いた『オタクだよ! いかゴリラの元気が出るマンガ』など。
「これらの作品は、生活あるあるや家族ものとして勢いがあり、エクラ世代が読んでもおもしろいはず。『ハイパーミディ 中島ハルコ』や『後ハッピーマニア』も大人の女性に響いたようで、よく売れていましたね。読者の立場や悩みに寄り添ってくれる作品が増えていて、素敵な傾向だと思いました。また、最近は特にたくさん笑えて、読み終わったあとに元気をもらえるようなマンガが求められているように感じています」
<編集者・ライター 山脇麻生>
マンガ誌編集者を経てフリー。コミック評やマンガ家インタビューを手がける。初めて読んだマンガ誌は幼稚園のときに買ってもらった『ちゃお』。小学生のとき、友人の家で読んだ『火の鳥』で大人マンガに開眼。
<書店員 山崎陽子>
紀伊國屋書店新宿本店のコミック担当5年目。『週刊少年ジャンプ』の『封神演義』以来、少年・青年向けを中心に愛読。新刊が楽しみなのは『ダブル』。好きな作品が多すぎて年間ランキングが決められないのが悩み。
<ライター 吉川明子>
小学生のころに『りぼん』や『週刊少年ジャンプ』でマンガにハマって○十年。個人的な趣味だったが、最近は各媒体でマンガ関係の執筆も。聖典は『ジョジョの奇妙な冒険』、注目作は『紛争でしたら八田まで』。
⑥マンガ好きJマダム&スタッフが選んだ「笑った一冊」8選
『僕とロボコ』
集英社 既刊1巻 ¥440
『セクシー田中さん』
小学館 既刊3巻 各¥429〜
『すみれ先生は料理したくない』
ぶんか社 既刊2巻 各¥627
『飼ってない猫』
講談社 既刊2巻 各¥760
『はぐちさん』
祥伝社 既刊6巻 各¥840~
『動物のお医者さん』
白泉社 全12巻 各¥390
『坂本ですが?』
KADOKAWA 全4巻 各¥620
『波よ聞いてくれ』
講談社 既刊8巻 各¥630〜
<モデル ゆうきさん>
ジャンルは幅広く。最近は専門的なものなど、自分の知らない情報が多い作品をよく選んでいる。
<美容コーディネーター 弓気田みずほさん>
小さいころから『週刊少年ジャンプ』を読み、今も少年、青年マンガ多め。独自の世界観がある作品が好き。
<ファッションエディター 東原妙子さん>
マンガを読まずに寝る日なし。名作も駄作も、絵がうまくてもヘタでも、新旧問わず、かなりの雑食系。
<美容ライター 中島 彩さん>
ヒューマンからラブストーリー、癒し系のマンガまで、少年マンガ以外はオールジャンル愛読。
<画家 大地由紀子さん>
子供のころはマンガを自分で描いていたことも。ジャンルは問わず絵が美しく叙情的な作品が好み。
<主婦 佐藤智子さん>
『ガラスの仮面』のような主人公が奮闘する物語が好き。寝る前にマンガを読むのが習慣。
<エクラ編集長O>
マンガ情報はSNS上で常にチェック。猫をはじめとした動物ものに目がなく、話題作はほぼ網羅。
<エクラ副編U>
『週刊少年ジャンプ』連載中の『僕とロボコ』に夢中! 次回作が出るまで3回は繰り返し読む日々。
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