-
今、アラフィーに増えている「2拠点」居住最新事情!
スローライフが謳われ、ネットやSNSの普及、働き方改革などによってリモートワークも浸透してきた昨今。増えているのが1カ所にとどまらず、2拠点をベースにした暮らし方。そこで住まい情報に詳しい「SUUMO」副編集長・笠松美香さんに、アラフィーの2拠点居住の最新事情を教えていただきました。
【東京ではないところに住む】仕事や日々の暮らしはどう変わる?見落としがちなリスクは?にプロがアドバイス
「巴創業塾」主宰 藻谷ゆかりさん
移住で一番大事なことは
WHY>> WHERE >> WHAT
「WHY=なぜ移住するのか、WHERE=どこに移住するのか、WHAT=そこでなんの仕事をするのか、の順で考える。なかでも一番大切なのがWHY。まずは動機を明確に」(藻谷さん)
移住は「これからどう生きるか」を考えること
「Uターンがひとつのパターンですが、最近増えているのは妻の実家に戻る『嫁ターン』、おじいちゃん、おばあちゃんの家を相続する『孫ターン』、地方移住した夫婦の近くに両親が越してくる『追いターン』などのケースです。そして昨年はご存じのようにきっかけがコロナ、という人も激増しました。鎌倉や房総、茨城など、東京に通勤しやすいエリアに、テレワークがしやすく、広い家が欲しいということで転居する人が増えましたね。地方に暮らすことで生活費は抑えられ、新たな楽しみも増える。『コロナ移住』は、コロナをきっかけに働き方や暮らし方を変え、これからどう生きるかを考えることだと思います」
強い動機、目的さえあれば何事も乗り越えられる
「一番大切なのは、なぜ都会を離れて地方移住をしようと思うのか、目的をはっきりさせること。Uターンの場合、親の介護や事業を継ぐなど、目的がはっきりしているケースが多いですが、特にそれらがない場合、最初に『なぜ?』を考えることが必要です。『農業がしたいから』など事業の目的があればはっきりしますが、なんでもいいんです。『景色のいいところに住みたいから』『のんびりと生活を楽しみたいから』で十分。『満員電車がいやだから』などのネガティブな理由でもよく、必要なのは思いの強さ。思いが強いほど、この先もさまざまな場面で対処が具体的にできますし、田舎暮らしでの不便さも乗り越えていけます」
まずは自分の胸に「WHY?」と問いかけること。その思いの強さを試すために、最初は賃貸でスタートするのもあり、という。
「住みたいエリアでとりあえずマンションやアパートを借りる手もありますね。あとはホテルや旅館に少し長めに滞在してワーケーションをしてみたり。その土地にいるほうが情報も入ってきやすいですし、そこで人間関係ができてから正式に移住を決める人もいます」
移住先と仕事の仕方はセットで考える
「かつての地方移住は退職した人が好きな場所へ行くのが一般的でしたが、今は仕事によっては80歳まで続けられる時代ですよね。40、50代はまだまだ仕事をしなくてはいけない年齢。リモートで今の仕事を続けられる人なら移住先も自由に決められます。転職をする場合は、行き先を決めてから転職サイトなどで仕事を探したり、新たな事業の展開を考えたりする必要があるでしょう」。40、50代のエクラ世代はまだまだ柔軟。新しい環境や暮らしにも対応しやすく、働き方、暮らし方の変化も受け入れやすい、移住にはいい時期だという。
お金と人間関係も移住の大きなポイントに
「東京のマンションの平均価格は6000万円。地方へ行くとそれが1500〜2000万円くらいになりますから、不動産取得価格はかなり安く済みます。そのわりに賃貸は物件そのものが少なく、割高なのですが。食費もかなり節約できると思います。反対に高くつくのが車にかかるお金。住む場所にもよりますが、夫婦で1台ずつ、特に寒冷地に住むとなったら保険や税金のほか、タイヤ代も家計を圧迫します。地方では車がないと動けないところも多いですし、命にかかわることでもあるので、ないがしろにはできないですね。
また大きな出費ではないけれど、自治会費や地域の消防団に払うお金が発生する場合もあります。納得できずに拒否をすると関係が非常にこじれることも。住むと決めたらそこに長く住んでいる人たちの立場を理解し尊重することが大切です。都会にはそのような一見わずらわしいコミュニティがほぼありませんから、最初はとまどうかもしれません。ちょっと覚悟が必要ですね」
自分がその地域で暮らしていけるか、それを見極めるためにも、やはり可能な人は移行期間を設けるのが理想かもしれない。
「二拠点生活もできる間はしたほうがいいと思います。でも交通費もかかりますし、いずれどちらかの不動産が重荷になるときがきます。そのときにどうするか。資金的に余裕があるなら東京のほうを残しておき、貸すこともできますね」。エクラ世代なら二拠点目をいずれ終(つい)のすみかに、という考えも多いはず。でもあまりその考えにはとらわれないほうがいいと藻谷さんはいう。
「間違う可能性もありますし、この先、もっといいところが見つかる場合もあります。定住することを目的とせず、柔軟に考えておいたほうが楽しいですし、この先の変化にも臨機応変に対応していけるのではないでしょうか」
-
「2拠点」居住で失敗しないコツを建築家がレクチャー!
都会と自然豊かな地方との「2拠点」をベースにした暮らしなど、昨今、1カ所にとどまらない暮らし方が増えている。でも、50歳からの土地の選び方や家の仕様、管理の仕方など、「2拠点」移住には分からないこともたくさん。そこで、失敗しないコツを建築家の鈴木宏之さんに教えていただきました。
-
【東京ではないところに住む】軽井沢に完全移住した「カオス」デザイナー櫛部美佐子さん
昨年からのコロナ禍で、東京を離れ地方へ移住する動きに大注目。移住の理由は? 移住先はどう決めた? 住み心地は? 寂しくない? 気になることはたくさん。昨年の7月から軽井沢に完全移住したというカオスディレクター・櫛部美佐子さんに、移住の経緯、今の気持ちをインタビュー。
-
【東京ではないところに住む】東京と山梨のUターン二拠点暮らしをスタートした建築家・標 由理さん
昨年からのコロナ禍で、東京を離れ地方へ移住する動きに大注目。そこで一足先に東京を離れた経験者に、移住の経緯、今の気持ちをインタビュー。今回は、昨年、山梨の実家と東京の二拠点暮らしをスタートした標 由理さんにお話を伺った。
-
【東京ではないところに住む】東京と湘南のコロナ二拠点暮らしをはじめたnon_noさん
コロナ禍で大好きな旅行ができなかったことをきっかけに、東京と湘南の二拠点暮らしをスタートしたというチームJマダムのnon_noさん。湘南の物件探しのことや実際の住み心地など、コロナ二拠点生活のあれこれをお聞きしました。
What's New
-
【原田知世さんインタビュー】 大切なものは、いつだって足元にある――続けてきた「歌」が教えてくれたこと
原田知世さんが「冬」をテーマに制作したミニ・アルバム『カリン』。幅広い世代のアーティストたちとのコラボレーションで生まれた楽曲は、大人世代にひときわ懐かしく、温かな感触をもたらす。彼女が歌に込めるもの、そして、その歌声と佇まいの変わらぬ透明感の秘密に迫る。
ライフスタイルNEWS
2024年11月25日
-
【今月のおすすめ本】文化の違いに新たな発見と気づき。『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』ほか4冊
エクラ世代におすすめしたい書籍を厳選! 日本の文化をヘルシンキ大学で教えるためにフィンランドへ渡った社会学者のレポート『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』ほか、音楽に恋愛、本づくりの裏側に迫った多種多様な計4冊を紹介。
ライフスタイルNEWS
2024年11月22日
-
吉本ばなな版!下町ワールドを堪能できる連作短編集『下町サイキック』ほか2冊【斎藤美奈子のオトナの文藝部】
今話題の本を文芸評論家・斎藤美奈子さんがご紹介。今回は、吉本ばななさんの下町ワールドを堪能できる連作短編集『下町サイキック』ほか、下町の雰囲気を感じられるエッセイ&短編集をピックアップ。
ライフスタイルNEWS
2024年11月21日
-
“幸福学”研究の第一人者・前野隆司さんが指南!習い事が大人を幸せにする理由とは?
ストレスを抱えがちなエクラ世代の救世主となるのが、習い事……!? その根拠とは。“幸福学”研究の第一人者・前野隆司さんに、習い事が大人を幸せにする理由を聞いた。
ライフスタイルNEWS
2024年11月21日
-
「50代こそ、習い事適齢期!」エッセイスト・酒井順子さんが教える、習い事を楽しむ秘訣
やっと自分の時間ができた、自由を満喫したい……そんなアラフィーたちがこぞってハマっている習い事。自身も習い事ライフを謳歌する酒井順子さんに、習い事の効能やエクラ世代が楽しむ秘訣を聞いた。
ライフスタイルNEWS
2024年11月20日
-
【ZARA】トレンドコーデ
50代はどう着こなす?読者モデル 華組コーデ集
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき旬の服
-
【ユニクロ・GU】プチプラ高見えコーデ
センス抜群!読者モデル 華組の着こなし集
-
【2024最新】ヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
50代に必要なのは即効性のあるコスメ
閉経してからキレイになる人は何が違う?
-
1年中履ける!ヘビロテ必至スニーカー
おしゃれな50代のスニーカースタイル
-
イヴルルド遙華の12星座占い
毎月更新の12星座占い。大注目の開運ランキングも必見!
-
50代が今買うべきファッションアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
【ReFa】ギフトにもおすすめ!
人気ドライヤーなどがスペシャルキットに。ホリデーを彩るイベントも開催
-
40代50代がおしゃれに見える「ユニクロ・GU」の着こなし方って?
シンプルで着回し力抜群のアイテムから着こなし次第で主役になるアイテムまで揃うユニクロ・GUは、大人のデイリーユースに欠かせない。カジュアルにもフェミニンにも自由自在に着こなすおしゃれな50代のコーデをチ…
-
上品で女性らしい雰囲気!50代に似合う「若見えボブヘア」15選
大人の上品さと女性らしさで好印象のボブヘアはアラフィ―女性に人気の高いヘアスタイル。今どきカットで小顔見せ&若々しさを手に入れて。
-
50代が選ぶべき今年のコートって?羽織るだけで華やぐ冬のコート
冬のコートはどんな一着を選ぶ?今季はまとうだけでぐっと華やぐデザインが人気に。顔まわりが華やぐ襟もとコンシャスなコートやこなれて見えるケープコート、贅沢なボリュームのロングコートがおすすめ!人気スタ…
-
人気ドラマが集結!50代女性が夢中になる「韓国ドラマ」総集編
見始めるとつい夢中になってしまう韓国ドラマ。胸キュン必至のラブストーリー、思わず笑ってしまうラブコメ、涙なしには見れないヒューマンドラマ、緊迫感溢れるサスペンスや社会現象まで巻き起こした話題作など幅…
-
【フェミニンなショートヘア実例5】40代・50代からの大人可愛いヘアスタイルを提案!
大人の女性らしい魅力を引き出すフェミニンなショートヘア実例をご紹介。かっこいい印象になることが多いショートヘアでも大人の女性らしさを演出し、薄毛やうねりなど50代ならではのお悩みも解決できるヘアスタイ…