【東京ではないところに住む】移住で押さえておきたい「3つのポイント」をプロが解説

地方移住に憧れがあるものの、住み慣れた東京を離れるのはやっぱり不安。そこで移住を考える際に押さえておきたいポイントを、「巴創業塾」主宰・藻谷ゆかりさんにお聞きしました。
教えてくれたのは
「巴創業塾」主宰 藻谷ゆかりさん

「巴創業塾」主宰 藻谷ゆかりさん

もたに ゆかり●地方活性化等の支援を行う。著書『コロナ移住のすすめ 2020年代の人生設計』(毎日新聞出版)が話題に。自身も長野へ’02年に移住。

《1》意外なところにお金がかかる

物価が安く、生活費が抑えられる地方の暮らしでも見落としがちな出費がある。最寄駅まで徒歩1時間のようなケースでは車が命綱。夫婦で1台ずつ所有する場合、すべての経費が2倍に。自治会費、消防団への会費など、東京の暮らしになかった出費がある場合も。地域のルールに従って素直に支払うのが得策。
意外にお金がかかる「車」

《車》

下表の諸経費のほか、寒冷地では冬用タイヤが必須。1台分で5〜10万円のタイヤを年に2回履き替え、さらに走行距離も長いため摩耗も早く、3年くらいで買い替えが必要に。

固定的なコスト 人によって違うコスト
初期
コスト
運転免許取得費
(合宿約20万、都内約30万円)
車購入費
毎月 自動車保険料と駐車場代(2000円〜) ガソリン代
半年ごと タイヤ交換費(4000円)とエンジンオイル代
1年ごと 自動車税(軽1万800円、普通車3万〜5万円)
2年ごと 車検費(5万円〜)
3年ごと タイヤの買い替え

『コロナ移住のすすめ 2020年代の人生設計』P.54より抜粋

今まで縁のなかった「自治会費」

《自治会費》

地域によってはゴミステーションや公民館の管理等のために積み立てを行っている。少額とはいえ住んでから初めてわかるケースが多く、拒否してもめるケースも多い。

《2》賃貸物件は見つかりにくい

賃貸物件は見つかりにくい
新幹線が停まる駅周辺ならまだしも、農村地区は一戸建てが多く、賃貸マンション、アパートが極端に少ない。地方では空き家であっても相続してきた家を他人に「貸す」ことには抵抗があるよう。まずは賃貸でお試し移住をと思う場合、少し離れた場所で探すか、近くのホテルや旅館に滞在する方法も検討しよう。

《3》終のすみかと考えない

終のすみかと考えない
移住先を決める際に参考になるのが自治体の移住サイト。受け入れに慣れていない自治体の中には「定住促進」と書かれている場合も。何事も住んでみないとわからない。合わない可能性も十分考えられ、そこに定住し骨を埋めるのはつらいこと。「とりあえず移住してみる」くらいのライトな気持ちで臨むのがおすすめ。
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