<アラフィーにおすすめの本4選>気づきと発見の連続が満載の『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』

アラフィー女性にこそ読んで欲しいおすすめの本を、編集部がピックアップ! 全盲の男性と一緒に美術館や展覧会をめぐり歩き、障害や幸せのあり方について考えさせられる『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』をはじめ、イチ押しの4冊をご紹介。

気づきと発見の連続。新たな世界への扉を開こう

川内有緒『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』

『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』
川内有緒
集英社インターナショナル ¥2,310
気鋭のノンフィクション作家が、白鳥さんという全盲の男性と一緒に美術館や展覧会をめぐり歩く。ゴッホにピカソ、興福寺の仏像、空間全体で見せる現代美術のインスタレーション……。色を概念でしか知らない彼に説明するため、より細かく丹念に作品を見はじめる。白鳥さんと話すことで、視覚の不思議や人生におけるアートの意味、障害や幸せのあり方について考えるようになり、新たな扉がどんどん開いていく。紹介作品の画像もたっぷり。世界を広げてくれる贅沢な一冊だ。

熟練の技、冴えまくり! 毒をはらんだ短編集

 山本文緒『ばにらさま』

『ばにらさま』
山本文緒
文藝春秋 ¥1,540
6つの短編に描かれるのは、見た目の華やかさや有能さとは裏腹に自尊心が低い女性たち。焦りや不安に心を蝕まれていく悲鳴が、読みながら聞こえてくるようだ。特に「わたしは大丈夫」という一編はすごすぎ! 小説巧者ならではの繊細な心理描写と驚愕の仕掛けを堪能して。

水俣病を撮った写真家夫妻が伝えたかったこと

石井妙子『魂を撮ろう』

『魂を撮ろう』
石井妙子
文藝春秋 ¥2,090
水俣病を世界に知らしめ、J・デップ主演の映画で今また注目されているユージン・スミスと、妻アイリーン。その生涯と、命より経済を優先する社会のひずみを、実力派ノンフィクション作家が10年がかりで明らかにしていく。水俣の悲劇が福島や新型コロナ禍と重なり、慄然!

米文学界を揺さぶったベトナム系詩人の自伝的小説

オーシャン・ヴオン 木原善彦/訳『地上で僕らはつかの間きらめく』

『地上で僕らはつかの間きらめく』
オーシャン・ヴオン 木原善彦/訳
新潮社 ¥2,420
幼いころ、ベトナムからアメリカに逃れ、詩人となった自身の回想を核に物語が紡がれていく。祖母と母を苦しめる戦争の記憶、新天地での差別、母からの暴力、同性の友への愛と別れ……。才能がほとばしる美しい文章と、抱えた痛みのぶんだけ大きく花開く主人公に魅了される。

Follow Us

What's New

  • 最注目の歌舞伎俳優・尾上右近 「春興鏡獅子への熱き道のり」【衣裳編】

    尾上右近さんが歌舞伎俳優を目指すきっかけとなった「春興鏡獅子」。三才で夢見たその景色が、2025年4月の歌舞伎座で現実のものとなる。DREAMS COME TURE。後々、「尾上右近の鏡獅子の初演を観た」と語り草になるに違いない伝説の始まりの舞台。その熱量を「形にできるものは形にしたい」と、大事な小道具のひとつ、手獅子をあらたに自分のために作り、弥生役の衣裳も新しく作ることに。右近さんが求めたのはどんな手獅子なのか。そして衣裳の仕上がりは? ここでは松竹衣裳部にお邪魔し、その衣裳制作の最終段階を見せてもらった。

    カルチャー

    2025年3月31日

  • 文体はクリスタルのよう、その純粋さは輝き(エクラ)をもたらすーLe style est comme le cristal, sa pureté fait son éclat. 【フランスの美しい言葉 vol.9】

    読むだけで心が軽くなったり、気分がアガったり、ハッとさせられたり。そんな美しいフランスの言葉を毎週月曜日にお届けします。ページ下の音声ボタンをクリックして、ぜひ一緒にフランス語を声に出してみて。

    カルチャー

    2025年3月31日

  • 最注目の歌舞伎俳優・尾上右近「春興鏡獅子への熱き道のり」【手獅子・後編】

    尾上右近さんが歌舞伎俳優を目指すきっかけとなった「春興鏡獅子」。三才で夢見たその景色が、2025年4月の歌舞伎座で現実のものとなる。DREAMS COME TURE。後々「尾上右近の鏡獅子の初演を観た」と語り草になるに違いない伝説の始まりの舞台。その熱量を「形にできるものは形にしたい」と、大事な小道具のひとつ、手獅子をあらたに自分のために作り、演じる弥生の衣裳も新しく作ることに。右近さんが求めたのはどんな手獅子なのか。そして衣裳の仕上がりは? 後編は、いよいよ右近さんが制作途中の手獅子と対面!

    カルチャー

    2025年3月30日

  • 最注目の歌舞伎俳優・尾上右近 「春興鏡獅子への熱き道のり」【手獅子・前編】~この手獅子を観るためだけに行く価値あり!~

    尾上右近さんが歌舞伎俳優を目指すきっかけとなった「春興鏡獅子」(しゅんきょうかがみじし)。三才で夢見たその景色が、2025年4月の歌舞伎座で現実のものとなる。DREAMS COME TURE。後々、”尾上右近の鏡獅子の初演を観た”と語り草になるに違いない伝説の始まりの舞台。その熱量を「形にできるものは形にしたい」と、大事な小道具のひとつ、手獅子をあらたに自分のために作り、弥生役の衣裳も新しく作ることに。右近さんが求めたのはどんな手獅子なのか。そして衣裳の仕上がりは? まずは手獅子が作られた過程に密着する。

    カルチャー

    2025年3月29日

  • 【雨宮塔子 大人を刺激するパリの今】パリで人気のヴィンテージショップ『THANX GOD I ’M A V.I.P.』へ

    雨宮塔子さんによる連載「大人を刺激するパリの今」。11回目のテーマは「ヴィンテージショップ」。パリのヴィンテージショップの中でも特に人気を集めているお店を紹介。

    カルチャー

    2025年3月29日

Feature
Ranking
Follow Us