-
「誰もが平等に体験の機会をもてる社会をつくりたい」経験値を生かして61歳で起業!
人生100年時代、折り返しを迎える年齢になり「働き方」について考える機会も増えてきているのでは?そんなアラフィー世代の注目を集めているのが「起業」。やりたいことを仕事にする働き方について、61歳で起業した村本理恵子さんに話を聞いた。
どんな心構え&準備が必要?「50代からの起業」を考える
キャリアコンサルタント 松本すみ子さん
起業は「目的」ではなく、目標達成のための「手段」
50代以降の働き方に精通し、自らも48歳で勤務先をやめ、起業した松本すみ子さん。
「近年、起業を取り巻く環境は、大きく変わりました。社会全体が、起業をポジティブにとらえるようになり、若い世代だけでなく、定年を迎えたシニア層も関心を寄せています。国や自治体も起業を積極的に後押ししていて、特に、女性や50歳以上の起業家へのサポートは充実しているんですよ」
つまり、今は、アラフィー女性が起業するのに絶好のタイミングということ?
「起業のハードルが下がっているのは確かです。ただし、重要なのは動機。『支援があるなら独立をしてみようかな』とか、『雇われるのではなく、社長になりたい』など、起業そのものが目的なら、やめたほうがいいと思います。会社を経営するのは、想像以上に大変なこと。何をやりたいかが明確で、それを成し遂げたいという強い思いがなければ、成功はむずかしいですよ」
まずは、自分のキャリアを振り返り、何が好きで何が嫌いか、強みと弱みは何か、どんなスキルや人脈があり、どういった方面に明るいのかなどの洗い出しを。
「そうやって客観的に自分のことを分析すると、起業が正解かどうか、見えてきます。なかには、会社をつくるより、転職や副業というスタイルを選んだほうがいいケースもあるでしょう。また、事業内容によっては、税務署に届け出を出すだけですむ個人事業主として始めるのがおすすめ。会社の売り上げが数千万円など、大きくなってから、会社組織に変えればいいと思います」
充実した将来のために今から仕事の仕方を考えて
手がけたい商品やサービスに独自性があり、市場調査の結果、勝算が見込め、開業資金や販売先・仕入先などのめどが立ってから、一歩を踏み出すのがベター。セミナーなどに参加し、起業のノウハウや実情などを聞き、勉強するのもおすすめだ。
「会社を定年退職したあとも、人生はまだまだ続きます。会社をつくる、再就職する、個人事業主としてマイペースで働くなど、かたちはさまざまですが、自分の好きなことを仕事として続けていれば、この先も楽しく、若々しく過ごせると、私自身、実感しています。将来のために、今から自分の生き方を考え、準備を進めてほしいですね」
起業の前に確認したい「5W2H」
起業成功の秘訣は、確固たる信念と情熱、実現性が高いビジョンがあるかどうか。それを確かめるのに役立つのが、この5W2H。事業計画書作成のたたき台としても使える!
1:Why(なぜ)
まずは、起業したい理由を明確にすること。自分の経歴やスキル、情熱をかけられるものなどを客観的に分析し、起業という道がベストなのかどうかの判断を。
2:What(何を)
次に考えるべきは、「何」を売るか。どんな特長や魅力をもつサービスや商品を提供するのか、しっかり考えて。これが、事業概要や企業理念のベースになる。
3:Whom(誰に)
成功の必須条件のひとつになるのが、「誰に」売るか=ターゲットを明快にすること。年齢層、性別、属性、ライフスタイル、嗜好など、具体的に設定するのが大切。
4:When(いつから)
意外と重要なのが、「いつまでに起業するか」といったスケジュールの設定。「準備できしだい」などと、のんびり構えていると、実現が遠のいてしまう危険性大。
5:Where(どこで)
活動と創業の場所をどこにするか、地域も含めて考えて。自宅を事務所にするほか、レンタルオフィスやコワーキングスペースなど、今や選択肢は多数。
6:How(どのように)
事業に専念するのか、副業や兼業で行うのかはもちろん、市場調査、販売方法、PR手段など、「どのように」商品やサービスを売るのかは、熟慮すべきテーマ。
7:How much(いくらで)
初期費用や運転費用はいくらかかり、どのように調達するかといった資金計画のほか、事業開始後の収益目標や売上・経費の見積もりなど利益計画は万全に。
-
つくる人と買う人をつなぐ! 開業は「社会貢献」という人生の目標に向けた第一歩
アラフィーは、「あと10年でリタイア」ではなく「まだまだ働く年齢」に。スタイリストとして活躍している河井真奈さんも、アラフィーのときに日本の手仕事をメインにしたギフト紹介サイトをオープン。起業についての考えを伺った。
-
日本の伝統文化を発信すべく大企業を退職して会社を設立。アラフィー女性の新しい働き方
人生100年時代を迎え、定年が65歳、70歳と延長されつつある今、「起業」に注目が集まっている。大企業を退職して52歳で起業した長尾千登勢さんに、起業までに道のりについて話を聞いてみた。
What's New
-
【原田知世さんインタビュー】 大切なものは、いつだって足元にある――続けてきた「歌」が教えてくれたこと
原田知世さんが「冬」をテーマに制作したミニ・アルバム『カリン』。幅広い世代のアーティストたちとのコラボレーションで生まれた楽曲は、大人世代にひときわ懐かしく、温かな感触をもたらす。彼女が歌に込めるもの、そして、その歌声と佇まいの変わらぬ透明感の秘密に迫る。
ライフスタイルNEWS
2024年11月25日
-
【今月のおすすめ本】文化の違いに新たな発見と気づき。『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』ほか4冊
エクラ世代におすすめしたい書籍を厳選! 日本の文化をヘルシンキ大学で教えるためにフィンランドへ渡った社会学者のレポート『ヘルシンキ 生活の練習はつづく』ほか、音楽に恋愛、本づくりの裏側に迫った多種多様な計4冊を紹介。
ライフスタイルNEWS
2024年11月22日
-
吉本ばなな版!下町ワールドを堪能できる連作短編集『下町サイキック』ほか2冊【斎藤美奈子のオトナの文藝部】
今話題の本を文芸評論家・斎藤美奈子さんがご紹介。今回は、吉本ばななさんの下町ワールドを堪能できる連作短編集『下町サイキック』ほか、下町の雰囲気を感じられるエッセイ&短編集をピックアップ。
ライフスタイルNEWS
2024年11月21日
-
“幸福学”研究の第一人者・前野隆司さんが指南!習い事が大人を幸せにする理由とは?
ストレスを抱えがちなエクラ世代の救世主となるのが、習い事……!? その根拠とは。“幸福学”研究の第一人者・前野隆司さんに、習い事が大人を幸せにする理由を聞いた。
ライフスタイルNEWS
2024年11月21日
-
「50代こそ、習い事適齢期!」エッセイスト・酒井順子さんが教える、習い事を楽しむ秘訣
やっと自分の時間ができた、自由を満喫したい……そんなアラフィーたちがこぞってハマっている習い事。自身も習い事ライフを謳歌する酒井順子さんに、習い事の効能やエクラ世代が楽しむ秘訣を聞いた。
ライフスタイルNEWS
2024年11月20日
-
【ZARA】トレンドコーデ
50代はどう着こなす?読者モデル 華組コーデ集
-
50代が今買うべきファッションアイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
【2024最新】ヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき旬の服
-
1年中履ける!ヘビロテ必至スニーカー
おしゃれな50代のスニーカースタイル
-
【ユニクロ・GU】プチプラ高見えコーデ
センス抜群!読者モデル 華組の着こなし集
-
50代に必要なのは即効性のあるコスメ
閉経してからキレイになる人は何が違う?
-
【ReFa】ギフトにもおすすめ!
人気ドライヤーなどがスペシャルキットに。ホリデーを彩るイベントも開催
-
イヴルルド遙華の12星座占い
毎月更新の12星座占い。大注目の開運ランキングも必見!
-
40代50代がおしゃれに見える「ユニクロ・GU」の着こなし方って?
シンプルで着回し力抜群のアイテムから着こなし次第で主役になるアイテムまで揃うユニクロ・GUは、大人のデイリーユースに欠かせない。カジュアルにもフェミニンにも自由自在に着こなすおしゃれな50代のコーデをチ…
-
50代が選ぶべき今年のコートって?羽織るだけで華やぐ冬のコート
冬のコートはどんな一着を選ぶ?今季はまとうだけでぐっと華やぐデザインが人気に。顔まわりが華やぐ襟もとコンシャスなコートやこなれて見えるケープコート、贅沢なボリュームのロングコートがおすすめ!人気スタ…
-
人気ドラマが集結!50代女性が夢中になる「韓国ドラマ」総集編
見始めるとつい夢中になってしまう韓国ドラマ。胸キュン必至のラブストーリー、思わず笑ってしまうラブコメ、涙なしには見れないヒューマンドラマ、緊迫感溢れるサスペンスや社会現象まで巻き起こした話題作など幅…
-
【フェミニンなショートヘア実例5】40代・50代からの大人可愛いヘアスタイルを提案!
大人の女性らしい魅力を引き出すフェミニンなショートヘア実例をご紹介。かっこいい印象になることが多いショートヘアでも大人の女性らしさを演出し、薄毛やうねりなど50代ならではのお悩みも解決できるヘアスタイ…
-
上品な華やかさとスタイル映え!40代50代が自信を持てるワンピースコーデ
12月はイベントや集まりが多くなる季節だから自信が持てるワンピースが欲しい。久しぶりの同窓会や年末年始の集まりも華やかさと体型カバーを両立したワンピースで出かけたい。