手土産にも!旬の果実のおいしさを堪能できる「ラ・フランスのチーズタルトレット」の作り方

ホームパーティーの手土産にもぴったりな、旬のラ・フランスを使った「チーズタルト」のレシピをご紹介。追熟した食べごろのラ・フランスは甘さと酸味のバランスが絶妙。紅茶やお酒のお供にどうぞ。
教えてくれたのは…
相原一吉

相原一吉

Kazuyoshi Aihara●スイス・フランス菓子研究所「お菓子の教室」を主宰。香川栄養専門学校製菓科卒業後、故・宮川敏子氏に師事。ベストセラー『お菓子作りのなぜ?がわかる本』をはじめ、近著には『バターの使い方がわかるお菓子の本』など。

例えば、手みやげに。季節の果実とのマリアージュに心躍る

ラ・フランスのチーズタルトレット

ラ・フランスのチーズタルトレット

季節のフルーツをのせた、タルト・オ・フロマージュの発展形。食べやすいタルトレットは、手みやげにすればとても喜ばれそう。「タルトレットは火通りがよいので半焼きの必要がなく、そのうえクリームも混ぜるだけなので、気軽に作れると思います。旬のラ・フランスでコンポートを手作りしましたが、缶詰を利用してもけっこうですし、りんご、杏など、または生のぶどうなどもこのお菓子には向いています」


ティータイムにはもちろんのこと、食後のワインと一緒にいただいても素敵な時間が過ごせそう。

材料(直径7.5㎝のタルトレット型10個分)

パート・シュクレ…350g(直径7.5㎝のタルトレット型使用、1個につき約35g×10個)

 ※パート・シュクレの材料と作り方はこちら

杏ジャム…80~100g

ラ・フランスのコンポート(缶詰でも)…4つ割り×5個

 クリームチーズ…125g

 プレーンヨーグルト…25g

 レモン汁…小さじ2~3

 卵黄…1個分

 砂糖…15g

 薄力粉…10g

 〈メレンゲ〉

  卵白…1個分

  粉砂糖…20g

作り方

1.型には軟らかくしたバター(分量外)を塗り、冷蔵庫で冷やし固め強力粉(材料外)をふり、余分な粉は落とす。


2.パート・シュクレを作る(作り方はこちらを参考)。

3.生地をポリフィルムの間で厚さ3㎜くらいにのばし、直径9㎝の抜き型で抜き、ポリフィルムの下から指で持ち上げ、もう一方の手に持ち替え、型にかぶせ、空気穴を3カ所くらいあける。生地の周囲を少し立てるようにすると生地が型に落ちていく。

4.台にトントンと平らに当てるとさらに型に落ちていく。指先で底と隅の空気を抜き、型に密着させる。側面は指の腹で押さえ、縁の高さまで持ち上げ、改めて底をピケする。底には杏ジャムを塗る。

5.種を作る。室温にもどしたクリームチーズをボウルに入れ、ヘラでつぶしながらなめらかにする。ここに少しずつヨーグルトを加えのばし、レモン汁、卵黄、砂糖、薄力粉を加えて混ぜる。

6.卵白と粉砂糖でしっかりとしたメレンゲを作り、まず1/3量を5に加え混ぜ、続いて残りも加え混ぜる。

7.6を直径1㎝くらいの丸口金をつけた絞り袋に入れ、型の深さ2/3くらいまで分け入れ、中央にシロップをきって2つに切ったラ・フランスを1つのせる。

8.表面に霧を吹き中温(170~180℃)のオーブンに入れ、15~20分で焼き上げる。

9.焼き上がったらすぐ、天板ごとショックを与え(上から落とす)、きれいな軍手(乾いた布)をはめた手で逆さに返して型からはずし、網台にとる。

<<ラ・フランスのコンポートの作り方>>
材料(4個分)

ラ・フランス…4個

…400㎖

白ワイン…200㎖

砂糖…200g

レモン汁…大さじ1~1½


作り方

1.まず平鍋にシロップを作る。水、ワイン、砂糖、レモン汁を入れ火にかけ、砂糖を煮溶かし、ひと煮立ちさせる。紙の落とし蓋を用意する。


2.食べごろのラ・フランスを4つ割りにし、皮と芯を除き、シロップに入れ、落とし蓋をして火にかけ、煮立ったら弱火にし、10~12分煮て、火を止めそのまま冷ます。冷めたら容器に移し、冷蔵庫で保存する。タルトレットに使う分は2つに切り、網にのせ余分な水分をきる。

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