素材2~3品で完成!食べ応え満点「肉だんご鍋」&「水炊き」で体ポカポカ

ウーさんが過去に教えてくださった鍋作りのコツをさらにグレードアップ。今回は、素材2~3品でつくる「肉だんご鍋」と「水炊き」をご紹介。簡単&時短のシンプルレシピだからこそ、どこで手を抜き、どこに力を注ぐのか――そのかげんしだいで、アラフィー世代にふさわしい大人の味に。
教えてくれた人
ウー・ウェンさん

ウー・ウェンさん

家庭料理は家族の健康と幸せを守るためと、手を加えすぎないシンプルなレシピが大人気。医食同源に根ざした料理とともに、中国の暮らしや文化を伝える。著書多数。最新刊に『ウー・ウェンさんちの汁ものとおかず』(光文社)。

【素材は2〜3品】

体をつくるタンパク質を1種類、体調を整える野菜を1〜2種類で栄養価は十分。

肉だんご鍋

肉だんごは大きく、が私の定番。作る面倒なく、食べ応えあり。玉ねぎとすりおろしたれんこんで体を芯から温めて。

肉だんご鍋

材料(2人分)

肉だんご

 豚ひき肉…200g

 こしょう…少々

 酒…大さじ1

 ザーサイ(みじん切り)…30g

 オイスターソース…小さじ1

 パン粉…10g

 片栗粉…小さじ1

 ごま油…大さじ1/2

玉ねぎ(中)…2個

れんこん(すりおろし)…100g

水…2カップ

粗塩…小さじ1/2


作り方

1.豚ひき肉に肉だんごの材料を上から順に加え、そのつどよく混ぜて2個のだんごに丸める。

2.鍋に水を入れて中火にかけ、煮立ったら1を入れる。表面の色が変わったら弱火にし、ふたをして12分煮る。


3.玉ねぎはスライサーで繊維を断ち切るように薄切りにする。

4.2に3の玉ねぎを加えてふたをして3分ほど煮込み、すりおろしのれんこんを加えて、とろみが出るまで煮る。粗塩を加えて味をととのえる。

玉ねぎは繊維に垂直に スライサーにかける。

<point>

玉ねぎは繊維に垂直にスライサーにかける。繊維を断ち切ることで、火の通りが早くなり、トロッと軟らかに煮上がるから、ひとりで玉ねぎ1個をペロリと食べられる。

水炊き

鶏と春菊だけのシンプル水炊き。鶏はむね肉でヘルシーに。火をすぐに通したいから薄切りに。薬味は香り高い自家製ラー油で。

水炊き

材料(2人分)

鶏むね肉…1枚(約250g)

春菊…1束

水…2½カップ

酒…1/2カップ

自家製ラー油

 トウチー…15g

 酒…大さじ3

 ごま油…大さじ2

 粗挽き赤とうがらし…大さじ2

 しょうゆ…大さじ1

 花椒(ホワジャオ)粉…小さじ1/3


作り方

1.鶏むね肉を薄切りにする。

2.自家製ラー油を作る。豆に酒を加えて10分おく⒜。小鍋にごま油、粗挽き赤とうがらしを入れて火にかける。香りが出たらすぐに⒜を入れ、豆の香りが出るまで炒める。しょうゆを加えて煮立たせ、火を止めて花椒粉を加える。

3.鍋に1、水、酒を入れて中火にかけ、煮立ったらアクを除いて弱火にし、ふたをして7~8分煮る。5㎝長さに切った春菊を加え、さっと煮る。自家製ラー油を薬味にしていただく。

<point>

トウチーを炒めてしょうゆを加えたら、強火で煮立たせ、煮詰めてソース状にするのがコツ。仕上げに花椒粉を。

トウチーを炒めてしょうゆ を加えたら、強火で煮 立たせ、煮詰めてソー ス状にするのがコツ。 仕上げに花椒粉を。

<point>

コク出しはトウチーで。刻まず、酒でのばしておく。自家製ラー油は、餃子や麵類、肉や野菜料理にと便利モノ。

コク出しはトウチーで。
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