次回#3では、セルフではなかなか解消しないデリケートゾーンのたるみやもっさり感をケアする、美容医療のデリケートゾーン施術についてお伝えします。お楽しみに!
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小田ユイコ×MET BEAUTY CLINIC 表参道院長 福山千代子先生対談 #1
50代デリケートゾーンのヒリつき、放っておいてはダメ!対処法とは?
福山千代子先生
MET BEAUTY CLINIC 院長。金沢医科大学医学部卒業。アヴェニューウィメンズクリニック院長を務めたのち、MET BEAUTY CLINICへ。日本産科婦人科学会専門医。日本産科婦人科学会・女性心身学会所属。
小田ユイコ
福山先生:女性ホルモンの分泌が少なくなる50代女性は、とにかくデリケートゾーンが乾燥しがち。間違った洗顔が肌に負担をかけるのと同じく、デリケートゾーンにもっとも負担をかけるのがゴシゴシ洗い。手でゴシゴシ洗うのもダメですし、ボディタオルでこすり洗いするのはもってのほか!
小田:洗顔だと、よく泡立てた洗浄料を転がすように洗うのが鉄則ですけれど……。
福山先生:泡立つ洗浄料の場合、デリケートゾーンも顔と同様しっかり泡立て、泡を転がすように洗うのが正解! 洗浄料は、弱酸性のデリケートゾーン専用のものを選びましょう。洗浄料を使わない、いわゆる素洗いでもいいのですが、デリケートゾーンはちょっと入り組んだ構造をしているので、タンパク汚れが残りがち。また、肛門からの大腸菌が原因で膀胱炎になることもあるので、優しい洗浄料ならむしろ使うほうがいいのです。泡の洗浄料がしみたり、乾燥するようなら、泡立たないオイルの洗浄料がおすすめです。
小田:オイルの洗浄料、いいですね! 実は私、泡立つ洗浄料を使うと、デリケートゾーン用でもしみてしまうことが……。泡立てる手間も省けるし、ぜひ使ってみたいです。
福山先生:洗浄にも使えるデリケートゾーン用のオイルを手に取り、外陰部に優しくなじませ、ぬるま湯で洗い流しましょう。それまで洗浄力の強すぎるソープを使ったり、ゴシゴシ洗いしていた人は、オイル洗浄に変えるだけで乾燥が軽減。デリケートゾーンが快適になるはずです。
小田:膣も洗ったほうがいいのですか?
福山先生:腟内は、基本的には洗浄の必要はありません 。洗いすぎると、腟の自浄作用を弱めて雑菌が入りやすくなり、ニオイの原因にもなりかねません。
小田:デリケートゾーンのニオイって、汚れのせいだとばかり思っていました。洗いすぎにより自浄作用がダウンしたことが原因だったなんて!
福山先生:そこを勘違いしている方は多いですね。ウォシュレットなどで頻繁に洗浄しすぎないようにしましょう。排尿のたびに使うと、どうしても乾燥しがちに。使いたい方は、排便のときくらいでもよいのではないでしょうか。
小田:お手洗いに行ったときなどに使用する、デリケートゾーン用のふき取りシートはどうでしょう。
福山先生:使っても、使わなくてもいい、というのが正直なところ。デリケートゾーンが乾燥せず、心地よく使えるものなら、使用していいと思います。汚れや、お手洗いで下着を下げたときにモワッとするニオイが気になって、アルコール入りのウェットティッシュを使う方がいるのですが、それはNG! 乾燥してデリケートゾーンが荒れ、雑菌が繁殖しやすくなって、むしろニオイやすくなってしまいます。その代わりにデリケートゾーン用のふき取りシートを使うのはいいですし、トイレに流せるものも出てきているので便利ですよね。
小田:膣内専用の洗浄料は有効ですか?
福山先生:洗い流すタイプの洗浄料は、膣内のpHバランスが乱れてしまうので、おすすめしません。生理があるうちは、終わりかけのタイミングで1回、不快感を取り除くために使用するくらいならいいかもしれません。
膣内の自浄作用を高めるなら、”インクリア”という乳酸配合のジェルがおすすめ。自分で腟に直接注入して、腟内の環境を改善するアイテムです。 洗うのではなく、 乳酸を補うことで腟の自浄作用を高め、気になるニオイを軽減します。
小田:性交渉の前に、”インクリア”を仕込んでおく、というのを聞いたことがあります。
福山先生:はい、そのような使い方もあります。50代は、膣の萎縮と性交時の分泌物不足で挿入しづらく、挿入できても摩擦で傷つきがち。”インクリア”は透明なジェル状で潤滑剤になりますし、あらかじめ膣内に入れておけるので性交時のムードを壊さないですみます。性交時には雑菌も入りやすいのですが、膣内が酸性になっていることで雑菌の増殖をコントロールできます。
小田:デリケートゾーンにも保湿が必要だということはわかっているのですが、洗顔後に必ず保湿をするほどには徹底できなくて……。
福山先生:これは習慣の問題。顔の保湿と同様、ぜひ「あたりまえのこと」にしていただきたいです。保湿アイテムはデリケートゾーン用を選び、ミストや乳液、オイルなどさまざまなものがあるので、自分にしっくりくるものを探してみてください。
小田:お風呂あがりに下着をつける前、などタイミングを決めておくとよさそうですね。
福山先生:お風呂場での洗浄と保湿の同時ケアをおすすめしています。「AROMEDICA フェミノール」を外陰部になじませたあと、そのまま膣のオイルマッサージを引き続き行います。デリケートゾーン専用のオイルで外陰部や膣口をやさしくマッサージすると、うるおうだけでなく血流もアップ。乾燥や、それにともなうくすみをケアでき、デリケートゾーンのエイジングを防げます。膣口はオイルのついた人さし指を第一関節くらいまで入れ、肛門の方向へと優しく圧をかけながらなじませます。この「6時の方向」に起こりやすい裂傷の予防になります。椅子などを利用して片足を高く上げるとケアしやすいですよ。
小田:日中、デリケートゾーンにヒリつきを感じたときの緊急ケアはどうしたらいいでしょう?
福山先生:市販のワセリンを活用しましょう。製品によっては少しベタつくかもしれませんが、ヒリつきや下着などに当たる感じもラクに。排尿時もしみにくくなります。
小田:不快感を我慢せずに、こまめにケアすることが大事なんですね。
福山先生:日ごろからデリケートゾーンをケアしている人は、不思議と顔や全身から若々しいオーラがみなぎり、はつらつとした美しさが感じられます。これは個人的な意見ですが、デリケートゾーンがみずみずしくハリがあって若いと、自分に自信が持てる気がして。デリケートゾーンは、「第二の顔」だと私は思っています。
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