こんにちは!
takakoです。
毎日本当に暑い日が続いていますが、皆さん体調は崩されていませんか?
先日、ヴェネツィアンガラス・アーティストの土田康彦さんの個展に行ってきました。
あべのハルカスで8月11日まで開催されている
「僕が僕であるために」という個展です。
作品の美しさはもちろん、ご本人から貴重なお話も伺うことができ、心に残る時間になりました。
今回は、そんな個展での様子をご紹介します。
土田康彦さんは、ヴェネツィアのムラーノ島を拠点に世界で活躍されていらっしゃいます。
ヴェネツィアンガラスだけでなく、文学、食、音楽など、さまざまなジャンルを融合させながら表現活動をされている土田さん。
まさに「総合芸術」を体現されているアーティストです。
◆ 色とりどりの美しいガラスの世界
実は、私はヴェネツィアンガラスの個展を拝見するのは今回が初めてです。
会場に入ってすぐ目に飛び込んできた作品たちが、どれもカラフルで綺麗なので、いきなりじっと見惚れてしまいました。
『光の束シリーズ』
どこかモダンで、ガラスなのに温かみを感じるものばかり。
こんなに色鮮やかなガラス作品を見たのは初めてかもしれません。
壁にかけられている絵画も、カラフルでこれもまた可愛い!
よく見てみると、それぞれのタイトルがまたとても興味深かったんです。
『光の束シリーズ』未来への煌めき
例えば、こちらの作品。
「光の束」というシリーズの、「未来への煌めき」という作品名です。
見渡してみると、どれも前向きで、ポジティブな言葉が多い印象でした。
そのポジティブさが私は単純に好きだなぁ、と。
作品から力強いエネルギーが伝わってくるようでした。
◆ 土田さんにお話を伺いました
『桜の記憶シリーズ』
この日はなんと、在廊されていた土田さんにお会いすることができ、ご本人からとても貴重なお話を聞くことができたんです!
作品について色々なお話を聞かせていただきましたが、特に印象に残っているのは、土田さんの作品作り。
インスピレーションが湧くと、すでにその作品が完成して展示されている様子が映像で頭に浮かぶそうです!
もうこの時点で、私はびっくりしていたんですが、さらに土田さんにはその作品を見ているギャラリーの姿まで映像として見えているそうです。
もう驚きですよね!!
その映像を忘れないように、文字(文章)にして書き留めてから、作品作りをされるそう。
魅力的なタイトルも、すでにその文章の中にあるものが、作品名になっているそうです。
それぞれのシリーズにあるパネルの詩を読んでいたので、そのお話がまさに「なるほど!」と腑に落ちました。
先に文章があり、そこから作品やタイトルが生まれている。大納得の瞬間でした。
それを知ると、さらに作品の見え方も変わってきますよね。
ちなみに、各シリーズの詩は全部読みましたが、どれも面白い!
面白いという表現は少し違うのがもしれないけど、続きがあればその先も読みたくなるような、そんな惹き込まれる言葉の数々でした。
◆ 世界に認められた「バンブー・シリーズ」
『バンブー・シリーズ』
『バンブー・シリーズ』海底環境
そして、土田さんが「自分を世に出してくれた作品」と語られていた、貴重なバンブーシリーズも展示されていました。
作品が自分を世に出してくれた、この言葉がとても印象的だったんです。
普通なら「自分が世に出した作品」と言いそうなところを、作品へのリスペクトがとても伝わってきました。
◆ 可愛くて一目惚れした、真っ赤なハート
『イノセントシリーズ』
『イノセントシリーズ』手を繋いで
たくさんある作品の中で、私がとにかく可愛くて一目惚れしてしまったのが、こちらの「イノセントシリーズ」
たくさんあるシリーズ、少しずつ違っていて全部可愛い!吸い込まれそうな赤が可愛い!
近くにあった土田さんの「詩」には、まだ小さかった娘さんがこの冷たいガラスのハートに、ぬいぐるみのようにほおずりをしたという誕生秘話が書かれていました。
そのエピソードを知ったせいか、このシリーズの作品名がどれも柔らかくて優しく感じました。
なかでも「寝ても覚めても胸焦がして」なんて作品名、すごく素敵じゃないですか?
まるで恋する心のぬくもりがそのまま形になったような、そんな感じなのかな。
◆ 会場を彩る、美しい作品の数々
『落書きシリーズ』
落書きシリーズ
ヴェネツィアンガラスといえば、これ。
ガラスの「中」に繊細なレース模様が閉じ込められているんですって。
実物は光が透き通ってキラキラと輝いて綺麗でした。
他にもまだまだ魅力的な作品がたくさんありました。
ほんの一部ですがご紹介いたします。
『楽時碗シリーズ』
『楽時碗シリーズ』花火の夜に
一際カラフルな、楽時碗シリーズ。
会場でもパッと目を引く作品でした。
この、花火の夜に。
花火の様子が目に浮かぶようですよね。
『真実への道しるべシリーズ』
『夕暮れの道しるべ』
この絵も印象に残った作品の一つ。
人生にはいくども岐路があるけれど、一歩踏み出すその時に感じた感情を色にした絵なんだそうです。
未来へ向かう色なのかな、と想像が膨らみますね。
※お写真の掲載は、ご了承いただいております
この日は土田さんと一緒にお写真も撮っていただきました。
色々なお話を聞かせていただき、作品への想いに触れることができた、とても貴重な時間になりました。
気さくなお人柄で、お話も面白く、素敵な方でした。
ありがとうございました。
お話を聞きながら感じたのは、土田さんには世界がこんな風に見えて、こんな風に感じているんだな、と驚きと感心と、なんだか全てがとても新鮮でした。
簡単にいうと、終始「へー!」の連続だった私です。
作品だけでなく、その背景にある想いや物語を知ることで、作品の見え方が大きく変わることも実感しました。
そして、アートがぐっと身近に感じられた、そんな印象に残る個展になりました。
主催されている「アートな夕べ」行ってみたいなぁ。
会期中は、土田さんも毎日在廊されているそうなので、ぜひ皆さんも足を運んでみてくださいね。
夏の想い出におすすめです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
では、ではまた。