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埼玉県在住。夫と娘の3人家族。旅行、テニス、スポーツ観戦、食べることが大好きです♪ライター経験を活かして、エクラと共に楽しく歳を重ねて、日々の出来事や感じたことをシェアしていきたいと思います。

【京都・山科】紅葉を待つ、もうひとつの京都・山科の毘沙門堂へ。不思議な襖絵と琵琶湖疏水

大津での聖地巡礼を終えた翌日、山科を訪れました。

前日は、”成瀬は天下を取りに行く”シリーズの聖地巡礼に行ってきたのですが、この日の目的地は山科にある毘沙門堂門跡です。

たまたまですが、今ちょうど
”そうだ、京都行こう”でCM流れてますね🍁

となれば間違いのない紅葉の名所な訳ですが、私が訪れたのは色づき始める直前でした。

鮮やかな紅葉に彩られた階段が、朱色の鳥居へと続いていく風景。背景には広大な桜並木が広がり、落ち葉が地面を覆っている。右下に日本語のテキストとJRのロゴがある。

朝一番の拝観は観光客も少なく、静けさに包まれた境内で、贅沢にお寺の空気を味わうことができました。

鮮やかなオレンジ色の鳥居の前で、白いシャツに黒いジャケットとパンツの女性が微笑みながら立っている。鳥居には藁の房飾りと、黒文字で「鈴鹿神社」と書かれた赤い提灯が飾られている。

行基の開創と伝えられる毘沙門堂は、江戸時代に現在の山科へ移された門跡寺院です。

皇族が住職を務める格式高い寺院で、現在も京都五箇室門跡の一つに数えられているそうです。

石碑と欄干のある小道。苔むした石垣と緑豊かな木々が背景に広がり、静寂な雰囲気を醸し出している。
石畳の階段と手すりが設置された、緑豊かな森の中の参道。赤と白の提灯が立ち並び、上部には木々が生い茂っている。

宸殿から眺める庭は美しくて、 青々としたモミジが風に揺れていました。

秋が深まり、このモミジが真っ赤に染まったらどれほど見事な景色なんだろうと思いながら庭を眺めていました。

木造の橋から、朱色の伝統的な寺院と庭園を見下ろす男性。庭には苔むした石段や緑の木々、紅葉した木々が配置されている。男性は黒いジャケットとズボンを着用。

今回は、色づく前。
だからこそ味わえる青々とした雰囲気もまた魅力的でした。

緑豊かな木々に囲まれた渓流の風景。右岸には小さな建物の屋根が見え、左側には説明書きが設置されている。説明書きには漢字で書かれた文字が並んでいる。
池のほとりに建つ茶室と、石灯籠が配置された日本庭園。背景には緑豊かな木々が茂り、曇り空が広がっている。

最も印象に残ったのが宸殿にある襖絵でした。

案内に従って検絵の前を左右に歩いてみると、不思議なことに描かれた机が伸びたり縮んだりして見えます! 

子どもが成長したかのように感じる場面もあります。

この襖絵は、狩野探幽の養子で、駿河台派の祖として知られる狩野益信の作とされて、宸殿内部の障壁画百十六面すべてを手がけたと伝えられています。

使われているのが「逆遠近法」という技法だそうです。

遠くのものほど小さく描かれるという、私たちの常識とは異なる考え方で描かれているため、鑑賞者が移動すると、机や建物が向きを変えたり、まるでこちらを追いかけてきたりするような錯覚が生まれて、不思議な感覚になるようです。

当時の「トリックアート」ですよね! 

何百年も前の人が、見る人を驚かせ、楽しませるためにこんな仕掛けを考えたのだと思うとほんとに、凄い! 

貸し切り状態だったので、何度も襖絵の前を行ったり来たりしてしまいました(笑)。

境内では仏教の教えを紹介するパネルがあり、特に心に残ったのが、
「過去を悔やまず、未来を心配しすぎず、今を大切に生きる」という教えです。

実際に生きているのは、いつも今この瞬間だけ。だからこそ今を大事に! という教えが、とっても心に響きました。

今回の旅は、お墓じまいという人生の節目から始まって、これまでを振り返ったり、これからを考える時間でもありました。

そんな中でこの言葉を目にし、先のことばかり考えるのではなく、そのとき見ている景色や出会った人、感じたことを大切にしたいと思いました。

朱色の廊下から見える、緑豊かな庭園と寺院の建物。手すりが廊下を沿っており、庭には岩や草木が配置されている。背景には、紅葉が混じる木々が茂る山並みが見える。
苔むした岩と水辺に、朱色の伝統的な日本建築が佇む庭園。屋根は曲線的で、緑と赤の葉を持つ木々が配置されている。
石段と提灯、そして赤い鳥居が続く階段状の風景。女性が右側に立ってこちらを見ている。緑豊かな木々が背景に茂り、提灯には漢字で書かれた文字が飾られている。

山科土産は

さて、毘沙門堂を後にして参道を下る途中、小さなお店が目に留まりました。

「京小町もり」です。

ちりめん山椒の専門店として知られているそうで、お土産に買って帰ろうと思ったのですが、残念ながら訪れた時には店主さんが席を外されていました。

縁がなかったかなと思いながら山科駅へ戻ったのですが、調べてみると駅前でも購入可能とのこと。

せっかくここまで来たのだからと探し回り、無事にちりめん山椒を購入することができました💖

手で握られた、茶色い糸状の山椒の木の葉の乾燥した製品。緑と赤のパッケージには、山椒門堂の文字と、山椒の木が描かれている。

毘沙門堂門跡から山科駅までは琵琶湖疏水沿いを歩きました。

前日に眺めた琵琶湖の水が、こうして京都へ流れているのかと思うと、なんだか不思議な気持ち。

コンクリートで縁取られた水路が緩やかにカーブを描き、向こう側には住宅が見える。水面は静かで、周囲の緑と灰色が混ざり合う風景。手前の橋には青い柵がある。




実はこの疏水も、”成瀬”シリーズの最後に登場する場所なんですよね、笑。

近江神宮に始まり、琵琶湖を訪ね、山科を歩き、最後は琵琶湖疏水へ。

結局今回も成瀬の聖地巡礼となりましたね。


”成瀬”シリーズがお好きな方にはもちろんですが、山科散策は落ち着いた大人の旅にかなりおススメです!




灰色のアーチ橋の欄干に寄りかかり、笑顔の女性。手前に黄色い花が茂り、背景には緑豊かな山々が霞んで見える。
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