【50代に多い!めまいの原因&対策】「メニエール病」とは?原因と対策を医師が解説

50台前後から増え始めるめまいの症状。何が起きているの!?と心配になる人も多いのでは。今回は、ストレスが原因のひとつとなっている「メニエール病」について、医師の新井基洋さんが徹底解説。
教えてくれたのは
新井基洋さん

新井基洋さん

’64年生まれ。横浜市立みなと赤十字病院平衡神経科部長。めまいを治すリハビリに詳しく、’20年から3期連続で「Best Doctors」に選出される。めまい関連の著書多数。

回転性の激しいめまいに耳鳴り・難聴も《メニエール病》

こんな症状

□回転性の激しいめまいとともに難聴や耳鳴りが起きる
□発作は20分~数時間続き、繰り返す
□悪化すると聴力や平衡機能の低下も

メニエール病

QOLを下げる激しい症状は生活改善と投薬で治す
めまいの代名詞にもなっていたメニエール病だが、実際はめまい患者の5〜10%ほどと少数派。

「回転性のめまいとともに耳鳴りや難聴が起き、激しいときには吐き気や嘔吐、冷や汗など日常生活に支障を来すような激しい症状も伴います。発作は20分以上から数時間と個人差があり、それが繰り返されるのが厄介なところ。繰り返すたびに聴力や平衡感覚も低下していきます。メニエール病は、内耳にある『内リンパ液』が過剰になってむくみができることで発症しますが、むくむ原因のひとつはストレスと考えられています。治療は生活改善と投薬の二本柱が基本です」

日常で気をつけること・セルフケアは?

水をたくさん飲んで ストレスホルモンを下げる

水をたくさん飲んでストレスホルモンを下げる
「ストレスが一因なので、まずはストレスをため込みすぎないことを心がけたいですね。水分をたくさんとると利尿作用を阻止するホルモンが出て、これがストレスホルモンの濃度を下げる効果があることがわかっています。意識的に多くの水を飲むようにしましょう」

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