【韓国ドラマ】緊張感MAX!息をのむ展開にハラハラする「アクション&サバイバル」ドラマ

韓国ドラマファン必見!ハラハラドキドキのアクションシーン満載の作品。心臓を鷲掴みにする極限のスリルから、見応え抜群のストーリー展開まで引き込まれること間違いなしのドラマ7選。

 

イカゲーム シーズン1・2

イカゲーム
ゲームに参加したのは、それぞれにニッチもサッチもな事情を抱える崖っぷち人生の456人。そんな彼らのために最初に用意されたのは、日本でもおなじみの“だるまさんがころんだ” (韓国では“ムクゲの花が咲きました”)なのですが、何が始まるのかワケもわからないまま参加した456人は、でも、次の瞬間、それが、命をかけた残酷なデスゲーム(アウトになった時点で速攻銃殺)であるという事実をつきつけられる、というのがこのドラマの始まり。
イカゲーム
 さて、あなたなら、そんなゲームに参加しますか、しませんか? コンサバ・アジュマ(おばちゃま)の私なら間髪入れずに「参加しません!」ですよ、もちろん。当然、参加者たちも同じ気持ち。ご安心ください。そんな人のために、このデスゲームには、ひとつ救いも用意されていました。それは、参加者の過半数がゲームを止めたいといえば、そこで終了、元の生活に戻れるという。よかったあ。当然、みんな止めますよね。止めますよ、そりゃ。
イカゲーム
世界を席巻するのも当然といえば、当然。コンサバ・アジュマな私も、単に血しぶきやグロが嫌いだったわけじゃないんだと開眼した次第。シーズン2を望む声もメチャ多いですが、ギフン(イ・ジョンジェ)の大逆襲に期待せずには、もういられません!
■Netflixシリーズ『イカゲーム』独占配信中

私の国

「私の国」の主演俳優ヤン・セジョンさん
朝鮮王朝建国の激動の時代を、歴史ドラマ仕立てで描き出すこのドラマ、史実には登場しない3人の若者が主人公ではありますが、朝鮮王朝建国の激動の時代を描き出したもので、ちょっと骨太な歴史ドラマ仕立てになっているのが特徴です。
 古朝鮮時代、三国時代、南北国時代、高麗時代、朝鮮王朝時代と長い歴史を持つ韓国。なので、韓流ドラマでも、さまざまな時代を舞台に数多くの物語が描かれていますが、なかでも、高麗王朝から朝鮮王朝に移り変わるこの時代は、建国の祖イ・ソンゲ(初代朝鮮王・太祖)、朝鮮王朝の基礎を築いたチョン・ドジョン(民のための建国を夢見た功臣)、イ・ソンゲの覇業を補佐するイ・バンウォン(イ・ソンゲの5男で朝鮮王朝第3代王・太宗)などなど歴史的スター役者が揃っていることもあり、これまでも度々ドラマ化されてきているようです(ユ・アイン主演の「六龍が飛ぶ」もこの時代を舞台にしたドラマで見応えたっぷりでした)。
静かなる名優、ピョン・ヨハンの果てなき魅力にハマること必至!
左からソ・フィ(ヤン・セジョン)、ハン・ヒジェ(ソリョン<AOA>)、ナム・ソノ(ウ・ドファン)
そんな建国の混沌とした時代を背景に、無実の罪で処刑された武将の息子で武術に秀でるソ・フィ(ヤン・セジョン)と、両班(高麗や朝鮮時代の支配階級)の父と奴婢の母の間に生まれたナム・ソノ(ウ・ドファン)、妓生の母を何者かに殺され妓楼で育ったハン・ヒジェ(ソリョン<AOA>)の、三人三様の“私の国”をかけた壮絶なる戦いを描いたのがこの作品。

 歴史上に名を連ねる人物だけでなく、その歴史に携わる人たちは無数に存在する。人知れず生き、人知れず散っていく歴史に名を残さぬ人々。でも、実は、その彼らのなかにも胸締め付けられるドラマチックな物語の数々があるはず。そんな歴史の脇役たちにスポットを当てて描かれているのがこのドラマで、歴史上のスター人物を主演に華々しく演じきる王道ドラマとはまた違った、陰に埋もれた知られざる歴史が楽しめるのが面白いところ。
武術に長け、一本気で正義感が強いソ・フィ
武術に長け、一本気で正義感が強いソ・フィ
 制作費に200億ウォン、撮影に9ヶ月かけたという映像美も素晴らしく、特に物語冒頭に描かれる、歴史に名高いイ・ソンゲ威化島回軍へとつながる遼東征伐の先発隊が繰り広げる(主人公ソ・フィが送り込まれています)戦場シーンが圧巻。斬っては捨て、斬っては捨て、でも終わらない……そんな果てしなく繰り返される戦いという名の殺戮場面は、まるで地獄絵を見ているような鬼気迫る印象です。

マイネーム: 偽りと復讐

マイネーム: 偽りと復讐
父を殺されたヒロイン(ハン・ソヒ)が、犯罪組織のアンダーカバーとして警察に潜入し繰り広げられる復讐ノワールもの。体を張ったハン・ソヒに注目。
 
父を殺された少女が、復讐のために自ら犯罪組織に入り、父殺しの犯人がいるであろうと目される警察組織に警察官として潜入、緊張感あふれる復讐劇が展開するという内容。マニアからしてみれば、多分“ノワールあるある”のストーリーだてではありますが、胸えぐられるような「切なさ」を味わえる。
 
韓国最大の麻薬組織の幹部構成員である父を持つユン・ジウ(ハン・ソヒ)が、このノワール物語のヒロインです。父の逮捕に躍起となる刑事は、ジウが通う高校にも自宅にもピタリと張り付き、そのせいでジウは高校で激しいイジメに遭う毎日。そんな父でも、ジウにとっては一人きりの肉親。友人もなく世間からも阻害される孤独なジウを無条件に愛してくれる唯一の心の拠りどころなわけでして。ところが、ジウの誕生日。その愛する父は、扉ひとつ隔てたジウの目の前で何者かに殺害されてしまうのです。
マイネーム: 偽りと復讐
その犯人を探すために、ジウは迷うことなく父が所属していた組織に入るのですが、ここがまたスゴイ。殺伐とした訓練施設で、組織のなかでのし上がることしか頭にない粗野な荒くれ男たちにまみれながら、その世界で生き残るために日々肉体と精神をいじめ抜くという。もちろん、ジウの心は1mmも揺れることなく、全身傷だらけになりながら自分を鍛え上げていくのですが、そのスリムな肉体の攻撃力は、紅一点でありながら、ついに荒くれたちの頂点に立つまでに。
■Netflixシリーズ『マイネーム: 偽りと復讐』独占配信中

ヴィンチェンツォ

ヴィンチェンツォ
ソン・ジュンギが伊マフィア弁護士に扮し、韓国の巨悪財閥を相手に悪をもって悪を制するブラック・コメディ。監督は女性。くせあり登場人物との爆笑シーン×人間の残虐性が斬新。
■Netflixシリーズ『ヴィンチェンツォ』独占配信中

サバイバー : 60日間の大統領

サバイバー : 60日間の大統領
他者のため、社会のために言葉を紡ぐ主人公の姿に胸を打たれる。人間ドラマとしてあまりにも秀逸。(黒川伊保子さん)
「とにかくおもしろい。愚直なまでに誠実な学者が、ひょんなことからテロで混乱する韓国の大統領になってしまい、国を立て直していく物語。主人公の私欲がない純粋な目で見ることで、“政治”のゆがんだ姿が浮き彫りに。さらに、サスペンスの仕掛けが二重三重に張りめぐらされており、その点でサスペンス好きにもたまらないはず」(黒川伊保子さん)。米人気ドラマをチ・ジニ主演でリメイク。
Netflixシリーズ『サバイバー : 60日間の大統領』独占配信中。

キングダム

キングダム
主人公の世子役、チュ・ジフン。Netflixシリーズ「キングダム」シーズン1~2独占配信中
朝廷の実質的な支配者である領議政のチョ・ハクチュ(リュ・スンリョン)は、娘を現王の後妻として嫁がせ、男児を産ませて王室の権力をほしいままにしようと企みます。その娘王妃チョ氏(キム・へジュン)は、父の希望通りに現王の子を身籠るのですが、何やら隠された秘密がある体。そんななか、現王が謎の疫病にかかり、人を襲う化け物となってしまうのですが、ハクチュらはその事実を押し隠します。その秘密を嗅ぎつけたのが、世子イ・チャン(チュ・ジフン)。現段階では唯一の王位継承者ではあるものの、母の身分が低いために、王妃に男児が生まれるとその地位も危うく、それゆえ王室では味方のない孤独な立場。父である王がかかった疫病の真相を探るべく、チャンは医官の元に赴くのですが、すでに疫病は拡大しており、ゾンビと化した化け物が夜毎に暴れまくり、そのたびに増殖する一方。チャンは生き残った女医のソビ(ペ・ドゥナ)らとともに、ゾンビと死闘を繰り広げながら、その真相を探っていく。
 
まわりは敵ばかりという世子を演じるチュ・ジフンの孤高とか、ゾンビとの壮絶な闘いに血に染まりながら疲れ果てていく姿とか、チュ・ジフン好きな私としてはたまらないわけですが、それにも増して心奪われるのが王妃役のキム・へジュン。野心のために手段を選ばない残忍とか、チョ一族に娘として生まれた悲哀とか。さらに、疫病の原因となる“生死草”の発端の物語が描かれるスピンオフ「キングダム:アシンの物語」もお見逃しなく。こちらは泥と汗にまみれた、女優チョン・ジヒョンの哀しみと美しさが壮絶。
■Netflixシリーズ「キングダム」シーズン1~2独占配信中

D.P.─脱走兵追跡官─ シーズン1・2

D.P.─脱走兵追跡官─ シーズン2
タイトルの「D.P.」とはDeserter(脱走兵) Pursuit(追跡)の略で、軍から脱走した兵士を捕まえる特殊な任務のことを指すのだそう。ドラマは、そのD.P.に任命された兵士2人組が、それぞれに事情を抱える脱走兵たちを追跡するというお話です。そう、バディもの。男同士が二人一組で(女性が入る場合もありますが)タッグを組みつつ奔走する姿を描くもので、日本でも刑事ドラマなどでよく見かけますよね。まあ、今も昔もドラマの定番ちゃあ定番ではありますが、とはいえ、私のなかではあの伝説的名作『傷だらけの天使』(1974〜1975年日テレで放送)ほどワクワク高揚するような、心にど〜んと重く響くような、そんなバディ作品に出会うことはめったになく……。
D.P.−脱走兵追跡官−
主人公となるのは、兵役によって軍に入隊したばかりのジュンホ(チョン・ヘイン)。彼が配属したのは、軍隊でも最も閉鎖的とされる憲兵隊で、ドラマ冒頭、先輩兵士から暴力的なイジメの洗礼を受けるという、初っ端からかなり刺激的なスタートです。そんなイジメの横暴にも物怖じせずに冷静に対処するジュンホは、上官のボムグ(キム・ソンギュン)からD.P.に任命され、ソンウ(コ・ギョンピョ)という先輩兵士と脱走兵逮捕のため街へと向かうのですが、慣れない任務で勝手がわからず大失態を犯す事態に。失意に沈むジュンホですが、再びD.P.に任命され、上等兵のホヨル(ク・ギョファン)と新たなバディを組んで、任務を遂行するのですが……。
D.P.─脱走兵追跡官─ シーズン2
軍隊が舞台の骨太人間ドラマ待望のシーズン2脱走兵を追う若き追跡官“D.P.”の苦悩を描く。韓国の軍隊が舞台。扱われる内容はいじめやパワハラ、自殺といった問題と、軍上層部や国家組織の隠蔽体質などですが、徴兵制度のない国に暮らす私たち自身にも、今現在、身近に感じられる社会問題。ストーリーの巧みさ、映像の迫力に加え、D.P.役のふたりがすばらしい。
■Netflixシリーズ「D.P.-脱走兵追跡官-」シーズン1~2 独占配信中
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