【会食の黒革手帖】「食べる」感動を共有できる『日本料理 炎水』

ネオエグゼクティブのための“会食の黒革手帖”。今回は、柴田陽子事務所代表 柴田陽子さんが「どなたをお連れしても、必ず感動を持ち帰っていただけます」と言う『日本料理 炎水』を紹介。
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柴田陽子事務所代表 柴田陽子さん

柴田陽子事務所代表 柴田陽子さん

柴田陽子事務所代表。プロダクト・サービス、場所を伴う開発、コーポレートと多岐にわたるブランディングを手がけ、顧客視点に立ったストーリー性のあるアプローチが注目される。’13年、アパレルブランド「BORDERS at BALCONY」を設立。

日本料理 炎水

一番だしを味わうお椀。蒸し鮑とともに。

すべてが高水準。安心して時をゆだねられる
炎は“炭火”、水は“出汁”を表す。日本料理の根幹、本質をなす言葉を名に掲げて店を開いたのは、東京の和食の三ツ星で腕を磨いた伊藤龍亮さんだ。開業から5年の店だが、季節ごとに足を運ぶ食通は多い。柴田陽子さんもそのひとり。
「食通の友人が毎月通っていると聞いて、おじゃましたのが始まり。季節ごとにうかがうようになって3年のお付き合いです」

会食を含め、週に5日は外食を楽しむという柴田さん。店選びの基準は、「素材をシンプルに楽しませてくれる料理と、気持ちのよいサービスがそろう」ことだと話す。エグゼクティブをおもてなしする機会も多く、採点は決して甘くないが、『日本料理 炎水』は、安心してすべてをゆだねられる一軒なのだとか。
「料理はもちろん、しつらえ、接客すべてに安心感がある。どなたをお連れしても、必ず感動を持ち帰っていただけます」

柴田さん自身が「毎回、感動する」と話すのは、削りたてのかつお節からだしを引くパフォーマンス。
「所作は美しく、味わいは一点の曇りもなく。食の贅沢が、凝縮されています」

(上の写真)「奥井海生堂」極上の熟成「蔵囲い昆布」を水だしにし、目の前で削る「坂井商店」の「本枯本節」を加えて引く一番だしを味わうお椀。蒸し鮑とともに。料理はすべて¥35,000のコースより

カウンター。9〜10月の改装期間を経て、しつ らえは一新される予定だ

カウンター。9〜10月の改装期間を経て、しつらえは一新される予定だ

料理人の技で削り出される美しい削り節。

とびきりの本枯本節、手入れの行き届いたかんな、素材を知りつくした料理人の技で削り出される美しい削り節。目の前で黄金色のだしに

ふかひれの唐揚げ、「服部中村養鼈場」のすっぽんの小鍋仕立てと。

ふかひれの唐揚げ、「服部中村養鼈場(ようべつじょう)」のすっぽんの小鍋仕立てと。「ふかひれそのものを味わえるひと品を」と伊藤料理長が考案した通年のスペシャリテ

鰻の蒲焼きの土鍋ごはん

鰻の蒲焼きの土鍋ごはん

個室は改装後、カウンターを備える

個室は改装後、カウンターを備える

Data

東京都目黒区中目黒1の5の12 ATRIO1F

☎03・5860・7530
17:00~19:40最終入店(21:40LO)

不定休

カウンター8席、個室1室、6名まで対応可

ディナーコース¥35,000~(季節により異なる)、サ10%別

※9月1日から10月15日は改装のため休業
 

柴田陽子さんの手みやげ

「麻布昇月堂」の一枚流し麻布あんみつ羊羹

「麻布 昇月堂」の一枚流し 麻布あんみつ羊羹

名のとおり、あんみつと羊羹の彩り、おいしさがひとつに! 紅白の求肥、寒天、大粒の栗などが目に美しく、箱を開けた瞬間から場が華やぐ。冷やしておいしい和菓子は、今の季節にこそ食べたい、贈りたいひと品。
(小)¥1,512。

●東京都港区西麻布4の22の12
☎03・3407・0040

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