実は女性以上に大変!? 夫の更年期・症状編 【自覚症状・症状の違い・治療法】

男性の40~50代は働き盛り。一方で無理がきかなくなってくる時期でもあります。夫に「疲れた」「調子が悪い」などの口癖が増えてきたら、男性更年期障害かも。典型的な自覚症状のリストや、うつ病などとの症状の違い、受診や治療法をご紹介。

【症状編】

Q1.うつ病と更年期に起こる精神的症状は何が違うのでしょうか?

A.男性更年期ではやる気は低下しても、食欲が落ちないので太りやすくなります。

「うつ病と男性更年期の症状は重なる部分が非常に多く、間違えやすいのは確か。男性ホルモンは、男が男らしくあり続けるためのガソリンのようなもの。それが急激に減少すれば、性欲、意欲・やる気などエネルギッシュな面がなくなってきます。

大きく違うのはまず治療法です。うつ病は脳の神経伝達がうまくいかない病気であり、神経系の薬を使います。うつ病と診断され抗うつ薬を飲んでもよくならなかった人が、実は更年期障害で、ホルモン補充療法で改善したケースも。抗うつ薬の中にはテストステロン量を下げてしまうものもあり、男性ホルモン不足が原因なら、やはりホルモン補充がよく効くのです。

また、食欲の有無も鑑別の目安に。うつ病では食欲減退、体重減少が見受けられますが、更年期障害では食欲は減退しないので、逆に太りやすくなります。ご主人が趣味のゴルフやジム通いをやめてしまい、家でゴロゴロしている、メタボ体型になってきたというようなケースでは、男性ホルモンの減少が原因かもしれません」
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