すでに世界で大流通! “仮想通貨”が世界の主要通貨に!?【お金の未来予想図】

仮想通貨に電子マネー、QRコード決済など、ここ数年で新しいマネー用語がいくつも飛び交い、話題になっています。テクノロジーの急速な発展でお金の世界は大変革期! その象徴ともいえる“仮想通貨”について、基礎知識をお金のプロがお教えします。
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すでに、世界には1000以上の仮想通貨が存在し、日本でも30ほどが流通しているといわれています。しかも、日本の金融庁は、’17年、世界に先駆けて仮想通貨に対する法律の整備に着手しました。これを機に、日本における仮想通貨取引が盛んになり、同年の10月には円建てビットコインが世界の取引シェアの4割を占めたほどです。’17年は、『日本の仮想通貨元年』といわれているんですよ」

“仮想”というだけあって、この通貨、目にも見えなければ、触ることもできないもの。実態のないお金が、私たちの生活に普及するなんてこと、本当にある?

「歴史を紐解くと、古代の物々交換に始まり、金や銀そのものから貴金属でつくられた通貨などを経て、現在は、ドルや円といった国が保証する法定通貨へと変遷しています。そう考えると、将来、仮想通貨が、全世界で通用するお金になっても、なんら不思議はありません。現に、海外では、仮想通貨を決済に利用している人も少なくないんですよ。日本でも、昨年あたりから、外国人旅行客の利便性を考え、仮想通貨での決済を導入する店舗が増えていますしね」
お話をうかがったのは……
為替アナリスト 尾河眞樹さん
ソニーフィナンシャルホールディングス執行役員兼金融市場調査部長、チーフアナリスト。わかりやすい解説で、テレビや雑誌などメディアでも活躍する。

『ビジネスパーソンなら知っておきたい 仮想通貨の本当のところ』
仮想通貨やキャッシュレス化、ロボアドなど、押さえておきたいお金のイロハがつづられた一冊。¥1,600 /朝日新聞出版

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