“仮想”というだけあって、この通貨、目にも見えなければ、触ることもできないもの。実態のないお金が、私たちの生活に普及するなんてこと、本当にある?
「歴史を紐解くと、古代の物々交換に始まり、金や銀そのものから貴金属でつくられた通貨などを経て、現在は、ドルや円といった国が保証する法定通貨へと変遷しています。そう考えると、将来、仮想通貨が、全世界で通用するお金になっても、なんら不思議はありません。現に、海外では、仮想通貨を決済に利用している人も少なくないんですよ。日本でも、昨年あたりから、外国人旅行客の利便性を考え、仮想通貨での決済を導入する店舗が増えていますしね」