【人気店の名物鍋を自宅で再現】お酒と鍋の組み合わせは絶品!『にほん酒や』の酒肴鍋3種

おいしい日本酒とあわせて食べる鍋は格別。日本酒専門店『にほん酒や』の店主・高谷謙一さんに、酒の肴にぴったりの鍋レシピを教えてもらった。
教えてくれた人
高谷謙一さん

高谷謙一さん

お酒は5つの蔵だけに絞っているが、季節や造り方で異なる味を楽しめるのだとか。おすすめはお燗。体を冷やさないので、次の日、体がラクと女性に大好評。

素材の組み合わせの妙をお酒と楽しむ

日本酒専門店であり、ふるさと・青森の郷土料理から、フレンチテイストのおつまみまで、お酒に合う幅広い味を楽しめるお店。「冷える季節に、お鍋と燗酒はいかがでしょう。体が温まりますよ」と店主の高谷さん。食べ物とお酒は、温度が近いほうが双方の味が引き立つのだという。冬の酒肴として、鍋に発酵食品を使ったり、煮込んだ鶏に大根おろしを加えたり、おでんに練り物を入れずに牡蠣を入れたり。ひとひねりある新鮮なレシピばかり。「小ぶりな土鍋などで作れば、食卓がより盛り上がります」。それぞれの鍋に合う日本酒も教えてもらったので、今冬のお楽しみにぜひ。

牡蠣おでん

牡蠣のエキスをたっぷり楽しめる冬のおでん

風味がしっかりある日本酒を同量の昆布だしで割った「だし割」を熱燗で。(お鍋用のだしを多めに作るとよい)

牡蠣おでん

材料(2人分)

牡蠣…8個

大根(3㎝の輪切り)…2個

結びしらたき…2個

ゆで卵…2個

昆布(10×4㎝)…1枚

水…300〜400㎖

酒…大さじ2

みりん…小さじ2

薄口しょうゆ…小さじ2

塩…ひとつまみ


作り方

1.昆布と水でだしをとり、すべての調味料を加える。昆布を細長く半分に切って結び、大根とともに入れて、軟らかくなるまで30~40分煮る。途中でしらたきとゆで卵を入れて味を含ませる。

2.牡蠣は串に4個ずつ刺す。


3.食べる直前に1を温め、2を加えて、さっと煮る。

ブリと漬け物の鍋

酢を加えて味を引き締め、発酵食品で風味豊かに

きれいな後口の純米吟醸をぬる燗で。海に近い酒蔵のものならベスト

ブリと漬け物の鍋

材料(2人分)

ブリ(刺身用)…4切れ

木綿豆腐…1/2丁

白菜の漬け物(市販)…1/2カップ

だし…300㎖

米酢…大さじ1

薄口しょうゆ…大さじ1

粉赤とうがらし…適量

作り方

1.木綿豆腐は4等分し、白菜の漬け物(漬け汁も加える)はザク切りにする。

2.だしを沸かし、米酢、薄口しょうゆで味をととのえ、1を加える。ひと煮立ちしたらブリを加えて、火が通ったら、粉赤とうがらしをふる。

鶏と青菜のみぞれ鍋

コトコト鶏を煮るだけ。大根おろしでさっぱりと

甘味のない、軽めの濁り酒を熱燗に。もしくは、しっかりめの純米酒を常温で

鶏と青菜のみぞれ鍋

材料(2人分)

鶏ももぶつ切り肉…100g

青菜(ほうれん草)…1/4束

大根おろし…1カップ

水…300~400㎖

昆布…5㎝×10㎝ 1枚

塩…少々

柚子皮(せん切り)…適量

柚子こしょう…適量

作り方

1.鍋に水を入れて沸かす。鶏もも肉と半分に切った昆布、塩を加えて、30分~1時間弱火で、途中アクをとりながら煮る。

2.ほうれん草はゆでて、冷水にとり、水気を絞り、食べやすく切る。

3.食べる直前に、1を温め、2と大根おろしを加え、柚子皮をのせる。柚子こしょうを添える。


Memo 青菜は、小松菜、青梗菜などなんでもOK。

『にほん酒や』
『にほん酒や』

DATA

にほん酒や

東京都武蔵野市吉祥寺本町2の7の13レディーバードビル101

☎0422・20・1722

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