取材以来、お風呂の湯船の中や、ボディクリームを塗るときにふくらはぎをもみもみ、さすさすすることが習慣に。すると冷房下でも足の冷え感がなくなり、長時間テニスをしてもつりそうな不安を感じることが減りました。
夜中のこむら返りで悶絶を繰り返していた夫にマルチビタミンを飲ませたところ、芍薬甘草湯にお世話になることがなくなり、お陰様でこむら返りループから脱出成功。ぜひみなさんも、ふくらはぎをお大事に♡
小池弘人先生
小池統合医療クリニック院長。群馬大学医学部非常勤講師。医学博士。日本統合医療学会理事、総合内科専門医。群馬大学医学部卒業。2003年、統合医療の世界的権威であるアンドリュー・ワイル博士率いるアリゾナ大学統合医療プログラムのアソシエイトフェローに。2007年に小池統合医療クリニックを開設。漢方、鍼灸を取り入れ、西洋医学と東洋医学の両面から治療にあたる。著書に『医者と薬を遠ざける「ふくらはぎ習慣』」(SB新書)ほか。
小田ユイコ
小田:ふくらはぎマッサージは今注目されていますが、こむら返り防止にも役立つのでしょうか?
小池先生:はい、役立ちますので、ぜひ行っていただきたいですね。難しいテクニックは必要ありません。1~4を片足ずつ、各3回行ってみてください。
【1】足首を上からはさむようにつかみ、足の外側にあてた4本の指を意識しながら、ひざまで引き上げる。
【2】足首を上からはさむようにつかみ、足の内側にあてた親指を意識しながら、ひざまで引き上げる。
【3】足首を左右からはさむようにつかみ、足の表側にあてた両手の親指を意識しながら、ひざへと引き上げる。ひざ下の外側のくぼみにあるツボ「足三里」を数回押しながらもむ。
【4】足首を左右からはさむようにつかみ、足の裏側にあてた両手の4本の指を意識しながら、ひざまで引き上げる。ひざ裏の真ん中にあるツボ「委中(いちゅう)」を数回押しながらもむ。
小田:マッサージガンなどのマッサージ器を利用してもいい? 専門店でプロにマッサージしてもらったほうが効果的?
小池先生:マッサージ器を使用したり、プロの手を借りてもかまわないのですが、できれば自分の手で習慣的に行うことをおすすめします。自分でふくらはぎに触れて筋肉のハリや硬さを感じることが大事なのです。習慣的に行っていればその日の足の使い方や疲労度、体調によって、ハリや硬さ、温かさが違うことがわかるようになります。ハリがなければ運動量が足りないということ、硬ければ疲労が溜まっている可能性が、冷えていれば血流が悪くなっていることがわかります。ふくらはぎに触れるということは、自分のカラダを知る第一歩なんです。
小田:面倒に思えても、触れることが大事なんですね。
小池先生:そうなんです、足首からひざまでをさするだけでもいい。気づいたときにやればやるほど、血流がよくなり、冷えを防止し、ふくらはぎの筋肉を柔らかく保てます。何より大事なのは、『楽を求めない』という心の持ちよう。楽や効率を求めて近道をしようとすると、人間も社会も自然の摂理で『縮退』が起こります。『縮退』とはちっぽけなパターンにはまり込むことで、人間なら老化、社会なら衰退が起こります。
下手でもいいから、一見無駄なことに時間を費やす、プロセスを重ねる、遠回りをすることが『縮退』を避けるカギ。少し哲学的に聞こえるかもしれませんが、大人にこむら返りが起こるということは老化が進んでいる、すなわち生き方や考え方が『縮退』傾向にあるという、体からの警告。自己管理能力がダウンしていることを、ふくらはぎが知らせてくれているのです。もちろん、困ったときは医師など他人に頼ることも必要なのですが、自分でもなんとかしようとする『自力』を養うことは、これから長い人生を快適に、健康に、幸せに生きていくためにとても重要です。
50代 寝ている間に足がつる原因と劇的に治る話題の漢方薬とは?
寝ている間に足がつるのを何とかしたい!予防に必要な栄養素やサプリはこれ
そもそも「足がつる」とは体に何が起こっている状態?足がつってしまう、その原因は? 気になる「足がつる」のあれこれに、整形外科医の出沢先生がお答えします。
40代・50代になると、「睡眠中の歯ぎしりがひどくなってきた」という悩みや、「歯並びが悪くなってきた」という悩みを抱える人が多数。そこで歯科医の照山裕子先生が、その原因から対策までを解説。放っておくと歯を失うリスクも高まるから早めの対策が肝心!
ヘルスケア
2025年11月28日
歯並びが悪くなってきたことから矯正を検討中の編集K野。歯科医の照山裕子先生に、矯正が可能な状態かを実際にチェックしてもらうことに。果たして結果は!?
ヘルスケア
2025年11月24日
歯並びに悩みを抱える人が増えるアラフィー。大人になった今こそ、進化した矯正技術に頼りたい。なかでも、手軽さで注目されているのが「マウスピース矯正」。その利点と注意点を、歯科医の照山裕子先生が解説。
ヘルスケア
2025年11月23日
歯並びを整えるには歯列矯正が基本。大人になった今こそ、進化した矯正技術に頼るのがおすすめ。ただし、アラフィーからの矯正は慎重に臨んだほうがよいので、メリット、デメリットを知っておこう。
ヘルスケア
2025年11月22日
日常のくせが大きく影響する無意識の「歯ぎしり」。放っておくと歯を失うリスクが高まるため、日常的に行えるセルフケアを取り入れて、症状を抑える努力を。
ヘルスケア
2025年11月20日
俳優・板谷由夏が愛するファッションルールと、それにマッチするジュエリー。今回は、大人がモチーフジュエリーを楽しむメソッドを。
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
イタリアの感性と日本の職人技の美しき融合、ジーフランコのデニム
映画「ハリー・ポッター」の世界に没入!大人も楽しめるアート体験
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
シミ、シワ、たるみ、毛穴悩みに。大人肌のスキンケアの最適解
人気ヘアマスク「Gyutto(ギュット)」で美映え髪に
松井陽子さんが50代におすすめのゴルフウェアやゴルフの楽しみ方をご紹介。
もう迷わない!50代が買うべき秋の服
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
ルイ・ヴィトン、フェンディ、サンローラン、ロエベ、セリーヌ、ディオールなど、2025年のハイブランド新作バッグは、持つだけでコーデを華やかに見せ、長く愛用できるデザインが勢揃い。今年の冬、一番手に入れた…
黒や茶色、グレーなど落ち着いた色を選びがちな秋冬。あえて「白」を選ぶことで冬コーデのマンネリ回避!今回はおしゃれ好きな40代・50代のエクラの読者モデル・華組&チームJマダムの白パンツコーデをご紹介。冬の…
エクラ公式通販サイト「エクラプレミアム」で今何が売れているか一目でわかる、売れ筋ランキングを発表(2025/11/1〜2025/12/5集計)。この冬に取り入れたいニット、コート、ジュエリーなどの気になるアイテムがラ…
12月は、女友達とのお出かけや夫婦での特別な日、家族との団らん、職場の仲間との集まり、そして帰省や旅行など、さまざまな予定が重なる季節。誰と過ごすか、どんな場面かによって選びたい服も変わります。12月の…
2025年10月・11月に配信された注目の韓国ドラマをジャンル別にご紹介。ときめきのラブロマンスから、人生を映すヒューマンドラマ、緊張感あふれるサスペンスまで、U-NEXTならではの多彩な7作品をご紹介。