旬の果物から上質食材まで「デキる」つまみ3選【岸本恵理子の小皿つまみ】

スターターからメイン級のひと皿、締めまで、“デキる”小皿つまみを出張料理人の岸本恵理子さんが伝授。今回は、旬な洋梨のグラタンやナポリのつまみを模倣したゼッポリーニ、牡蠣と白ねぎのオルゾットを。
Profile
岸本恵理子(きしもとりえこ)

岸本恵理子(きしもとりえこ)

出張料理人。個人宅への出張から国内外での料理会、雑誌、web等へのレシピ提案や飲食店の料理監修など幅広く活動。3年間修業をしたイタリアの味を軸に、世界中を旅して舌と胃袋に刻んだ味を伝える。

洋梨と柿のトースター焼きゴルゴンゾーラ

ゼッポリーニ カラスミがけ

旬の果物を、あつあつのグラタン仕立てに。火を通した果物の甘味とリッチなチーズの風味、ナッツのアクセントにワインがとまらない!

材料(3〜4人分)

洋梨…1/2個
柿(大)…1/2個
ギリシャヨーグルト(水切りヨーグルトで代用可)…大さじ3
オリーブオイル…適量
塩…適量
白こしょう…適量
ゴルゴンゾーラ(ドルチェ)※ピカンテよりマイルドでクリーミー…大さじ2~3
ヘーゼルナッツ(クルミ、アーモンドで代用可)…10個

作り方

❶洋梨、柿は皮をむいて乱切りにする。ボウルに入れて、ギリシャヨーグルトをあえて、オリーブオイルを回しかけ、塩で味をととのえる。

❷①を耐熱皿に入れ、オーブントースターで約10分焼く。

❸②にゴルゴンゾーラ、砕いたヘーゼルナッツをのせ、白こしょうをふって、再びトースターでチーズに焼き色がつくまで焼く。

ゼッポリーニ カラスミがけ

洋梨と柿のトースター焼きゴルゴンゾーラ

ナポリのピッツェリアの定番つまみを上質な焼きのりとカラスミでバージョンアップ。山盛りの量がまたたく間に消える“中毒性”の高い味。

材料(2〜3人分)

強力粉…120g
薄力粉…80g
塩…2g
揚げ油…適量
ドライイースト…2g
水…220㎖
オリーブオイル…大さじ1
焼きのり(ほぐし)…4g
揚げ油…適量
カラスミ…適量

作り方

❶ボウルに小麦粉、塩、ドライイーストを入れて混ぜておく。水、オリーブオイルを加えて全体を混ぜ合わせ、焼きのりを混ぜ込み、約1時間半寝かせ発酵させる。

❷ディナースプーン等で①を丸型に成形し、170~180℃の油で約4〜5分揚げる。

❸カラスミを削りかける。

牡蠣と白ねぎのオルゾット(大麦のリゾット仕立て)

牡蠣と白ねぎのオルゾット(大麦のリゾット仕立て)

大麦の粒にしみ込んだ、牡蠣のだしがごちそう!ゆっくりつまめて、締めにもぴったり、レモンとイタリアンパセリが効いたさわやか仕立て。

材料(3〜4人分)

大麦…100g
塩…小さじ1(3つまみ)
オリーブオイル…大さじ1
アンチョビ…1切れ
赤とうがらし…1/2本
牡蠣(むき身・加熱用)…10粒
白ワイン…50㎖
白ねぎ…50g
国産レモンの皮…適量
イタリアンパセリの葉…適量

作り方

❶鍋にたっぷり(約1ℓ)の湯を沸かし、塩を入れて、大麦をゆでる。好みの硬さになったら湯をきり、オリーブオイル(分量外)を回しかける(この状態で冷凍保存も可能)。

❷フライパンにオリーブオイル、アンチョビ、赤とうがらしを入れて中火にかける。アンチョビが溶けて香りがたったら、牡蠣、白ワインを加えて、白ワインのアルコールを飛ばしながら牡蠣を炒め煮にする。一度フライパンから取り出す。

❸②のフライパンに(洗わずに)、斜め切りにした白ねぎを入れて炒める。しんなりしたら、②の煮汁の一部を加えて白ねぎを軽く煮込む。

❹白ねぎがくたくたになったら②の煮汁の残りと①の大麦を加え、味を含ませる(水分が足りなければ少量の水を加える)。味見をして、足りなければ塩(分量外)で味をととのえ、火を止めてオリーブオイル(分量外)を回しかける。器に盛り、刻んだレモンの皮とイタリアンパセリの葉を散らす。

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    おいしいものを、誰かと一緒にいただく。シンプルな幸せがとても愛おしく感じられる昨今。そんな一年を華やかで、温かく、豊かに締めくくりたい。料理、お菓子、しつらえのアイデアをセンスあふれる3人のかたがたに教えてもらいました。大切な人も、自分も、幸せになれる時間をどうぞ。

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