人気韓国ドラマのセリフやタイトルに注目し、ドラマ鑑賞がもっと楽しくなる豆知識をご紹介。日本でも多くの韓ドラファンを熱狂させたファンタジーロマンス『ソンジェ背負って走れ』の胸キュンセリフを今一度プレイバック!
『ソンジェ背負って走れ』
© CJ ENM Studios Co., Ltd./U-NEXTにて独占配信中
同名人気ウェブ小説を原作に、ドラマ『女神降臨』を執筆したイ・シウンが脚本を担当。生きる力をくれた最愛の“推し”を救うためにタイムリープを繰り返すヒロインを、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』『偶然見つけたハル』のキム・ヘユンが好演。モデル出身のビョン・ウソクが人気バンド・ECLIPSEのメンバーのソンジェ役を演じて一躍大ブレイクを果たしました。
あらすじ
2023年1月1日、アーティストのリュ・ソンジェ(ビョン・ウソク)は不慮の事故に遭い、ある日突然生涯を終えてしまう。訃報を聞いた彼の大ファン、イム・ソル(キム・ヘユン)は悲しみを受け入れられずにいた。その時、突然腕時計に導かれ、気がつくとソルは2008年にタイムスリップしていて…。
このフレーズに注目!
「앞으로도 싫어질 것 같지가 않아. 비 오는 것도, 너도.」(これからも好きだ。雨の日も、お前も)
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10月下旬でも30度近くになる地域があり、平年より暖かい秋を迎えている今年。でも、手肌のカサつきだけは憎いほどに季節の移ろいを正確に知らせてくれます。秋冬に備えて保湿ケアをアップデートするように、心も保湿したい! ということで、大ヒットファンタジーロマンス『ソンジェ背負って走れ』から、ときめきに心満たされるソンジェの告白シーンをじっくり解説!
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タイムスリップ、推しとのロマンス、ソルの事故とソンジェの死にまつわる謎など見どころ満載なのですが、もし未視聴で、見ようか見まいか迷っている方はとりあえず第1話の再生ボタンを押してくださいませ。開始10分でキム・ヘユンの演技に魅了されること間違いなしです。
物語は、事故で下半身不随となったソルが偶然ラジオで聴いたソンジェの言葉に救われるシーンから始まるのですが、キム・ヘユンの涙の演技がすごいのなんのって。しかも、第1話だけでソルが泣くシーンがなんと8回も登場するんです。同じ涙でも喜怒哀楽さまざまな感情を表現するキム・ヘユンの手腕に、ひたすら脱帽。ソルにとって、絶望の淵に差し込んだソンジェという一筋の光が、いかに大切な存在なのかが伝わって来て、一瞬で感情移入させてくれるのです。
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実は、ソンジェと高校の同級生だったソル。当時はソンジェの存在を知りませんでしたが、なんと家も向かい同士だったことがわかり、悲しい未来を変えるためにソンジェと仲良くなろうと奮闘します。高校時代を描くパートは甘酸っぱい青春ドラマそのもの。すべての記憶を持って突き進むソルと、そんな彼女に圧倒されながらも惹かれていく初々しいソンジェのケミは胸キュンの連続です。
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本作でトップスターの仲間入りを果たしたのが、ビョン・ウソク。1991年生まれで撮影当時すでに30代でしたが、学生服姿のソンジェも違和感ゼロ! あの爽やかさと無垢な笑顔に心を射抜かれない人はいないはず。身長約190㎝、かつてミラノコレクションも歩いた正統派モデル出身で、身長158㎝のキム・ヘユンとの30㎝超えの身長差にときめくという声も多く聞かれました。
実は私、ビョン・ウソクがモデルとして活躍していた10年ほど前は韓国人モデルにハマっておりまして。もちろん彼のことはその時から存じ上げており、モデルファンからの人気は当時から相当なものでした。イノセントでありながらも大人の余裕があって、どこか色っぽさもあるところが沼ですよね~。
劇中歌ともリンクする告白シーンは必見!
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さて、視聴者の心をときめかせる数々の告白シーンも本作の大きな見どころのひとつ。その中でも第6話は、ドラマと共にヒットを記録した挿入歌「Sudden Shower(夕立)」ともリンクするエピソードとなっており、散りばめられていたピースが収拾されていく告白に大きな反響を呼びました。
少々遡りますが、第1話の冒頭、雪道で車いすが壊れて立ち往生していたソルの前にトップスターのソンジェが現れて、傘をさしてあげるシーンが登場します。そして、過去にタイムスリップしたソルが、友達と楽しそうに話す高校生のソンジェを見て涙を流すと同時に雨が降り出し、そんなソルに気づいたソンジェが傘をさしてあげるところで第1話が終わります。
このように、雨のシーンは本作において重要なポイントとなります。再び高校時代が描かれる第6話では、ソルへの気持ちを隠し切れなくなったソンジェが次のように思いを伝えます。
「俺が一番嫌いだったのは雨の日だ。水泳場にいて出てきた時に雨まで降ってると嫌になるんだ。でも、お前と出会った日の雨はいいと思えた」
「嫌いな雨を一瞬で好きになって、あの日だけだと思ったら違ったんだ。今も嫌いじゃない。これからも好きだ。雨の日も、お前も」
高校時代は将来有望な水泳選手だったソンジェ。一日のほとんどをプールの中で過ごす彼は雨が大嫌いだったんですね。でも、それが一瞬で覆るほどソルに強く惹かれていたのです。ソンジェの真っすぐな気持ちが伝わる告白にキュンキュン。
その“雨の日”ですが、ソンジェが恋に落ちた瞬間は第2話のエピローグで描かれていますので、本編が終わったと思ってスキップせずに、最後の一秒までご刮目ください。
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そして、本作で雨とソンジェが関連するものといえば、「クデヌン ソンムリ~ムニダ~♪(君は贈り物です)」というサビの歌詞が耳に残る挿入歌「Sudden Shower(夕立)」です。ドラマを象徴するこの曲は、劇中でソンジェが自身の初恋を綴った自作曲として登場します。
第6話は過去と現在の中間である2013年のシーンから始まり、映画公開を控えてラジオ番組に出演したソンジェが「初めて会った時、夕立が降っていたんです。黄色い傘をさした彼女の笑顔に息が止まったんです」と「Sudden Shower(夕立)」の誕生秘話を明かします。
それを自宅で雨が降る外の景色を眺めながら聴く、“いちファン”のソラ。彼女は「どんな人か気になるわ」と全く気づいていません。でも、エピローグを見た我々視聴者はわかるのです、ソンジェの初恋はソルだったのだと! ソルは過去にタイムスリップしてファンとしてソンジェのもとに駆けつけますが、ソンジェはそのずっと前から、元の世界線でもソルのことを知っていて、想いを寄せていたんですね。こんな気持ちいい「そうだったのか!」は大歓迎です。
しかし、残念ながら第6話での告白は成就しません。ソンジェのことが大好きだからこそソルは断るしかないのですが、胸キュンシーンにも切ないシーンにもベースにあるタイムスリップがしっかり作用していて、緻密な脚本にも感動しっぱなし。このように、本作は前のエピソードで描かれた内容が後々効いてくるというパターンが多く登場します。見返せば見返すほどキュンとするドラマですので、心のうるおいが足りてないな……という時は何度も第1話にタイムスリップして、ときめきをチャージしてみてはいかがでしょうか。
K-POPアイドル、俳優にインタビューを行うフリーランスライター。学生時代からライターとして活動、韓国在住経験もあり。
この連載では、韓国ドラマのセリフやタイトルに注目し、ドラマ鑑賞がもっと楽しくなる豆知識をご紹介。韓国語能力試験(TOPIK)の最上級である6級を取得したライター・轟友貴が、独自の視点でお届けします。