「仕事をやめて人生があきらめモード」という女性にアドバイス【50代のお悩み相談】

アラフィーが人生と上手に付き合うヒントを、産婦人科医の高尾美穂さんが伝授! 今回は、「仕事をやめてから人生があきらめモードに」というお悩み。今までの経験は消えずに残るもの。経験を自信に変えましょう!

お悩みに答えてくれたのは

産婦人科医  高尾美穂さん

産婦人科医 高尾美穂さん

たかお みほ●医学博士。日本産科婦人科学会専門医。婦人科スポーツドクター。女性のための統合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長。’03年にヨガと出会い指導者の資格を取得。ライフステージに合った治療を提示する。

【お悩み】仕事をやめたショックで、人生あきらめモードになってしまいました。

うつ症状が深刻になり、ずっと続けてきた保育士の仕事をやめました。長い間、肉体的・精神的に自分を追い込んできたため、なかなか体調が戻りません。また保育士をやめてしまったことで、今までがんばってつかんできたものが何もなくなってしまったショックに引きずられています。(46歳・主婦)

Answer
コツコツと積み重ねてきたものが、消えてしまうことはありません。やってきたことは確実に自分の中に残っているんです。例えばインスタグラムに日々の記録をアップして、仮にフォロワーが減ったとしても投稿は増えていくものでしょう。

あなたは気づかなくても、がんばってつかんできたスキルはしっかり血肉となって身についているから、自信をもって。

そして今は充電期間でも、保育士というすばらしい職業を長く続けてきた経験は、元気になったときに必ず生きます。人はたいてい、誰かの役に立ちたいという気持ちをもっているもの。そんな気持ちが強くなったときにまた、子供を保育する能力は感謝され、尊敬されるはず。あきらめることは何ひとつありません。

産婦人科医  高尾美穂さん

「積み重ねてきた経験を自信に変えましょう!」

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