50代が「仕事を引退してからの人生、新しい分野に挑戦するとき」に必要なこと【50代のお悩み相談】

50歳・主婦「残りの人生にハリをもたらすような取り組みをみつけるためには?」というお悩みに対して、産婦人科医の高尾美穂さんが、ヒントを伝授! 更年期ど真ん中で難しい時期は、準備期間と捉えてお休みすることも必要。

お悩みに答えてくれたのは

産婦人科医  高尾美穂さん

産婦人科医 高尾美穂さん

たかお みほ●医学博士。日本産科婦人科学会専門医。婦人科スポーツドクター。女性のための統合ヘルスクリニック「イーク表参道」副院長。’03年にヨガと出会い指導者の資格を取得。ライフステージに合った治療を提示する。

【お悩み】新しい分野にチャレンジするエネルギーがなくなりました。

持病が悪化し、バリバリ働く第一線から仕事を引退。後半の人生にハリをもたらすような、じっくり取り組める何かを見つけたいと、日々探し物をしているような感覚です。(50歳・主婦)

Answer
50歳は更年期ど真ん中。やる気が起きない、体調不良、そして将来への不安などは、誰もが感じるものです。心が上向きにならないと新しいチャレンジはむずかしいですよね。

エネルギー不足なときは準備期間と考えて無理に動かず、今のうちに、元気になったらやりたいことを思い描いておきましょう。推し活でも習い事でもアウトドアスポーツでも。できれば、身のまわりで楽しめる身近なことと、ちょっとハードルの高いこと、の2パターンをイメージ。

心が元気になったら日常的なことからアクションを起こしてみて。やりたいと思えることをできたら、それが自信になるはずだから。

そして持病も心配ですが、これから先は病院に行けばなにかしらの病名をもらう年ごろと、前向きに開き直るのもありです。

産婦人科医  高尾美穂さん

「今は準備期間と考え想像力をふくらませて」

  • 50歳、チャレンジしたい!「大人の学び」もう一度、学び直す

    50歳、チャレンジしたい!「大人の学び」もう一度、学び直す

    「興味のある分野を、じっくり勉強したい」「幼いころに憧れて、かなわなかった習い事に挑戦したい」「資格を取得し、仕事に結びつけたい」。さまざまな思いを胸に、アカデミックなものから趣味的なものまで、今、再び学びの門をたたく人が増えている。子育てが一段落するなど、時間やお金にも余裕が出てくるアラフィー世代は、学び直しのベストタイミングなのかもしれない。人生100年時代の折り返し地点、この先もっと輝くために、まずは一歩を踏み出してみよう。

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