【アラフィー女性のがん体験】やらない後悔よりやる後悔。50歳になってかなえた夢

エクラ読者から届いた「がん」体験を紹介。告知を受けて、どう対処したか。アラフィー世代のがんへの向き合い方を探る。

やらない後悔より、やって後悔するほうがいい。治療後、50歳で海の近くに住む夢をかなえました

sakuさん 55歳・会社員 43歳のときに乳がん

シングルマザーで母の協力を受けながら子育てをしていましたが、母が末期の肺がんと診断され入院。同時期に、自分に乳がんが見つかりました。

最初は不安で涙が止まりませんでしたが、かなり苦しかったはずなのに気丈にしていた母のことを思い、そして自分に万が一のことがあったら子供がひとりになるのだと考えると、絶対に死ねない、しっかり病気と向き合わなくてはと気持ちを取り直しました。

またそのころ、勤めていた会社の統廃合が決定。会社都合で退職するか統廃合先の会社の入社試験を受けるかの2択に、試験を受ける決断をしました。さいわいにも入社でき、有給休暇を使わせてもらって仕事と治療を両立。消耗しながらも無我夢中でこなせたのは、私の手術が無事に終わった翌日に亡くなった母が守ってくれたからでしょう。

やらない後悔よりやって後悔するほうが未来が開ける。そういっていた母のぶんまで悔いの残らない日々を過ごそうと思い、50歳になったとき、以前から抱いていた海の近くに住む夢をかなえました。朝早起きして海岸を散歩したり、家のまわりで花を育てたり。スローライフを楽しみながら、また次の夢を見つけたいと思っています。

がん体験

こんな読者の声も

義母ががんで余命宣告を受けたあと、どのように接すればいいかとても悩みました。手術をすれば多少は延命できたかもしれませんが、苦しい治療を受け、コロナ禍で私たち夫婦に会えなくなるよりは一緒に穏やかに暮らす道を選択。亡くなるその日までお友だちと一緒に笑顔で過ごすことができたので、正解だったのではと思っています。(53歳・パート)

今、生徒さんのおひとりが白血病(血液のがん)で闘病中です。私のインスタグラムを見てくださっているので、ときどきメッセージを送りますが、その際はがんばれという感じではなくお話し相手になれればと思っています。(49歳・教室主宰)

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