「まずは消化器内科など『消化器』を標榜している科を受診してください。医師は一種の職人で、専門の科でないと逆流性食道炎を見つけられない可能性があります。
消化器内科では胃カメラで食道粘膜に炎症があるかどうかを調べます。炎症があれば、逆流性食道炎です。ただし、胸やけなどの症状があっても食道粘膜に炎症が見られないことも少なくありません。この場合、『非びらん性胃食道逆流症(NERD)』である可能性があります」。
私は大丈夫なのですが、胃カメラが苦手で受けたくないという人もいますよね。
「逆流性食道炎の診断に、胃カメラは欠かせない検査です。今の胃カメラは小型で性能が向上していますし、苦痛を感じる人には鎮静剤を使いますので安心して検査を受けることができます。食道がん、胃がん、十二指腸がんなど、ほかの病気の確認もできますので、ぜひ勇気を出して受けてください」。