この季節だから美味しい! 一生に一度は食べたい「究極の鍋」 五選

eclat 2月号では、なかなか味わえない滋賀県大津の熊鍋をはじめ、日本海の沖合、福井県三国漁港や城崎温泉のカニ鍋、玄界灘のアラ鍋、渥美半島のふぐ鍋の五つの“究極鍋”をご紹介。

【ふぐ鍋】愛知 角上楼

淡い味わいの中に野趣がにじむ天然の大とらふぐ

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雑炊。のりがもつ磯の香りがきわだつほど淡麗なだしで、満腹でもすいすい胃に収まる
薄造り。真皮、とおとうみ(皮と身の間の部分)、身皮の湯引きとすだち、もみじおろしを添えて。塩と自家製ポン酢で味わう 
『角上楼』名物の焼き白子は、厚めに切ったふぐの身で巻いて食べるというなんともゴージャスな一品
この日のとらふぐは、4㎏大のもの。身質がしっかりとして、上品な昆布だしと引き立てあう。部位ごとに異なる食感も楽しい
 天然とらふぐの漁獲高日本一を誇る渥美半島、福江港そばに立つ『角上楼』。主人の上村純士さんによると、とらふぐの一番の食べごろは、海水温度が下がり身の締まりがよくなる冬の時期。とりわけ3㎏を超える上モノともなれば、身はほのかなべっ甲色を帯びて、味わいもいちだんと力強くなる。
 見目麗しい薄造り、厚切りの身を卓上で炙(あぶ)る焼きふぐなどを楽しんだら、いよいよふぐちりの登場だ。ブツ切りにされた身は、肉のような質感。にじみ出る野性味は、雑味のないだしの淡麗さとのあわいでよりきわだつ。極上の素材を生かしきるていねいな仕事も、ふぐ好きがこの宿を賞賛するゆえんだろう。
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愛知県田原市福江町下地38 ☎0531・32・1155 全15室 ふぐコース1泊2食つき¥28,000~
(1室2名利用の1名料金、税・サ別)※食事のみの利用は要問い合わせ。ふぐコース¥15,000~(税・サ別)豊橋鉄道渥美線三河田原駅よりタクシーで約30分(送迎あり、要予約)

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