-
<血糖にまつわるQ&A>これまでの知識をおさらい!【アラウンド50からの血糖コントロール】
今、新型コロナウイルス問題の影響で、糖尿病の発症リスクが高まっている。まずは糖質OFFや血糖に関する知識のおさらいを。気にしていたつもりが実は逆効果なことも?
高血糖の原因と対策を専門医が解説!【アラウンド50からの血糖コントロール】
高血糖の危険度チェックリスト
糖尿病発症リスクにつながる要因をピックアップ。チェック数が多い人はすぐ見直しを。
近親者に糖尿病の人がいる
ここ一年で体重が2kg以上増えた
ごはんを食べた直後にも甘いものに手が出る
イライラしたとき甘いものでリラックスできる
食事回数が少なかったり、時間が大きくあく
運動不足を実感している
睡眠時間が短く、寝不足だ
喫煙している
加齢でリスクが増えるエクラ世代。自粛期間中は意識的に対策を!

朝日生命成人病研究所 附属医院糖尿病内科 治験部長 大西由希子先生
食べすぎや運動不足。コロナ自粛の影響は大
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛生活によって外出機会が減り、昨年の健康診断を控えたエクラ読者もいるのでは。そんな今の状況に危機感をもっているのが、糖尿病専門医の大西由希子先生。
「ここ一年で体重が増えたという人はきっと多いはず。食べすぎや運動不足は肥満を招き、高血糖、ひいては糖尿病のリスクを高めます。無自覚のうちに糖尿病になり、その発見が遅れると、合併症がかなりすすんでしまうことも。まずは年1回の健康診断を必ず受けてください」
血中の糖が多い高血糖の状態になると、気づかないうちに血管がダメージを受けるのだという。
「3大合併症といわれる『糖尿病網膜症』『糖尿病神経障害』『糖尿病腎症』は、いずれも毛細血管の障害が原因です。それが太い血管で起きると脳梗塞や心筋梗塞につながります。高血糖の人は、がんや認知症のリスクも高い傾向にありますね」
今までが健康だとそんな大病とは無縁のようにも思えるが……。
「糖尿病の発症要因は大きく3つあります。ひとつは遺伝。糖尿病の近親者がいる人は、発症しやすい傾向にあります。もうひとつは加齢。上がりすぎた血糖値を下げる働きをするホルモン、インスリンを分泌する膵臓の機能が低下します。そして、3つ目は生活習慣に由来する肥満。内臓脂肪が蓄積するとインスリンの効きが悪くなることが知られています」
遺伝と加齢なんて避けようがない。
「はい、その3つの要因のうちで改善の余地があるのは肥満です。内臓脂肪は加齢によってもつきやすくなるので、活動的なエクラ世代のうちから対策を心がけてほしいですね。コロナ禍の今はなおさらです」
高血糖のリスク増には、50歳ごろに迎える閉経も何か影響が?
「加齢のリスクは男女共通で、閉経の影響はありません。『〇×をしている人には糖尿病が少ない』といった調査結果は多いのですが、その他の要素とのかけ合わせもあり、『〇×をすれば糖尿病にならない』とは言い切れないのが、この病気のむずかしいところです。糖を消費する筋肉が多いほどリスクは低いはずですが、女性より筋肉量の多い男性のほうが有病者は多いですから」
では、どんな対策が効果的?
「まずは食後血糖値の上昇をゆるやかにすること。食事の際はいきなり糖質摂取とならないよう注意してください。栄養面からも一日3食、野菜とメインもあるメニュー構成が理想的です。スムージーだけの朝食が実は血糖値をぐんと上げていた、ということのないように。食材は、濃縮・凝縮・精製されていないほうが血糖値を上げにくいです。そして適度な運動と7時間程度のいい睡眠をとること。次の記事も参考にして、高血糖の予防に努めてください」
30代~60代の男女の糖尿病リスク(%)

男女とも加齢によって血糖値が上がりやすくなり、糖尿病を発症する人が増える傾向にある。(厚生労働省『平成28年 国民健康・栄養調査』より)
高血糖になる原因とインスリンの関係

健康診断で示されるのは、空腹時血糖値とHbA1cの2つ。下表の細字が糖尿病確定ラインで、太字は糖尿病予備軍の数値。予備軍とはいえ、糖尿病の発症リスクは健康な人の6倍以上。加齢とともに高血糖になる要因としては、膵臓からのインスリン分泌量が減っているケースと、インスリンの効きが悪くなっているケースがある。
気をつけたい数値の目安
空腹時血糖値(mg/dl) | 126以上 |
100~109 | |
HbA1c(%) | 6.5以上 |
5.6~5.9 |
-
血糖値を上げずにタンパク質と食物繊維がとれる! 理想の“第1食目”レシピ【血糖値コントロール・対策編】
太る原因とわかっていながらもやめられない糖質。糖質過多の呪縛から抜け出すカギは「血糖値」。血糖値スパイクを起こさないためには、その日の“第1食目”の食事がカギに。血糖値を上げずにタンパク質と食物繊維が摂取できる理想の第1食目レシピをご紹介します。
-
【50代からのダイエット法】正しい『運動』と『食事』で無理なく痩せる!
アラフィー女性の悩みの1つが体重の増加。ダイエットをしてもなかなか体重が減らない...食べる量が増えているわけでもないのに太る...そんなアラフィー女性におすすめのダイエット法をご紹介!ダイエットが続かない、思ったほどやせないと、ダイエットをあきらめがちなアラフィー世代に短時間で効果が高いダイエット法を専門家の方々に教えていただきました。
-
閉経を迎えるアラフィー世代へ【閉経したら何が変わるの?総まとめ】
閉経を迎えるアラフィー世代。もうそろそろかも……という人は、“閉経したら、何が変わるの?”と不安でいっぱいなのでは。そこで、閉経経験者のリアルな声とともに、閉経の基礎知識から、前後に起こる不調の対策などまで詳しく解説!
What's New
-
「更年期、何が一番つらい?」45〜60歳にアンケート調査。疲労感、頭痛、ホットフラッシュ…更年期のつらさナンバーワンは?
閉経を迎える前後10年間をさす「更年期」。どこかが痛いという身体的なものから、気持ちが沈むといった精神面まで、そのつらさは多岐にわたるのが特徴で、どれほどつらいかも本当に人それぞれ。そこで、更年期中あるいは更年期を抜けた女性たちに「何が一番つらい(つらかった)か」をアンケート。「いろいろな症状が同時に出てつらい」という声も多い中、「しいていうなら……?」ということで、たったひとつを選んでもらった。一番多くの人からあがった「更年期のつらさナンバーワン」とは?
ヘルスケア
2025年7月1日
-
熱帯夜でもぐっすり眠って自律神経整える!橋本はづきさんの「50代 夏バテ解消!快眠エクササイズ」vol.3 内臓マッサージと食べ方編
夏は、お腹の調子を壊して食欲不振に陥りやすいため、夏バテしがち。そんな症状を防ぐために、人気ヨガインストラクターの橋本はづきさんが教えてくれたのが「内臓マッサージ」と、食事や生活習慣のコツ。実践すれば、今年は夏バテ知らず間違いなし!
ヘルスケア
2025年6月21日
-
熱帯夜でもぐっすり眠って自律神経整える!橋本はづきさんの「50代 夏バテ解消!快眠エクササイズ」vol.2 呼吸とヘッドマッサージ編
夏になかなか寝付けなくなったり、夏バテしたり……。これは実は、自律神経のバランスの乱れも関係しているとか。そこで、自律神経を手軽に整えられる呼吸法とヘッドマッサージを、人気ヨガインストラクターの橋本はづきさんに教えていただいたのでご紹介。
ヘルスケア
2025年6月20日
-
熱帯夜でもぐっすり眠って自律神経整える!橋本はづきさんの「50代 夏バテ解消!快眠エクササイズ」vol.1 寝る前ストレッチ編
近年、夏の猛暑がますます厳しくなっているせいで、夜、なかなか眠ることができず、夏バテしやすいというエクラ世代も多いはず。こんな時期を少しでも快適に過ごすには? 人気ヨガインストラクターの橋本はづきさんに、夏でもぐっすり眠るための「快眠ストレッチ」を教えていただきました。
ヘルスケア
2025年6月19日
-
1日1回1分半で50代の体が変わる!?人気ヨガインストラクター・橋本はづきさん考案「”2度と太る気がしない”ストレッチ」
「以前と食事の量は変えていないのに、最近太りやすくなって、しかも1度太ると戻りにくい……」。50代になってから、そんなふうに感じている人、多いのでは? そんなお悩みを解決できるのが、人気ヨガインストラクター・橋本はづきさん考案の1分半でできる「2度と太る気がしないストレッチ」。毎日の習慣にすれば、健康で心身スッキリ、”2度と太る気がしない”体になるのも、夢じゃない!
ヘルスケア
2025年6月11日
Magazine
-
読者モデル 華組のユニクロ・GUコーデ
真似したい!50代ファッションブロガーの着こなし集
-
大人のくすみ&しぼみ肌に必要なケアとは?
化粧水の代わりに毎日使える「化粧水フェイスマスク」で保湿!
-
大人のためのヘアスタイル・髪型カタログ
髪のお悩み解決!若々しく見えるヘアスタイル
-
エクラ公式通販の人気アイテムランキング
もう迷わない!50代が買うべき旬の服
-
大人を魅了!ピエール アルディの名品バッグ
名品「アルファ」バッグは上品カラーのエクラ別注品も見逃せない
-
一度は泊まりたい!高級ホテル・旅館
日常を忘れて至福のときが過ごせる極上の旅へ
-
読者モデル 華組のZARAコーデ
50代はどう着こなす?ファッションブロガーコーデ集
-
50代におすすめの初夏アイテム
人気ファッションアイテムを厳選してご紹介
-
50代が真似したいデニムスタイル
進化系“デニム・エレガント”でセンスアップ!
-
【50代に人気のヘアスタイル・髪型カタログ】おばさんにならない!ショート・ボブ・ミディアム・ロング別ヘアスタイル
白髪や髪のうねり、薄毛、パサつきなど40代、50代の気になる髪悩みを解消するおすすめヘアスタイルを提案。ショート、ボブ、ミディアム、ロング別ヘアスタイルから知っておきたい最新ヘアケア事情まで、おばさんぽ…
-
涼やかでおしゃれ!50代が若々しく見える「夏のショートヘア」50選
気になる白髪もボリューム不足もアラフィー世代に似合うカットやカラー、パーマで立体感を出して、今どきのこなれ感と若々しさを手に入れて。
-
夏のおしゃれが楽しくなる!上品に映える50代の「ノースリーブ」6選
夏に着用したい「ノースリーブ」ですが、二の腕のムッチリやタプタプが気になってトライできないと感じる50代女性も多いもの。そこで、今回は二の腕が太く見えないノースリーブとおすすめコーディネートをご紹介♪
-
【50代の夏を盛り上げるデニムコーデ10選】夏でも暑苦しく見せず爽やかに!
おしゃれ好きな40代・50代読者モデル・華組&チームJマダムのデニムコーデをご紹介。通年アイテムとして人気の高いデニム。夏はTシャツや透け感のあるトップスとの組み合わせが人気!
-
7月は何を買う?50代に似合う服が見つかる!最新ファッションコーデ・アイテムカタログ
50代女性におすすめの最新ファッションアイテムや話題の美容アイテム、毎日が楽しくなる生活雑貨など、今買うべきアイテムを厳選してご紹介。トレンドを上手に取り入れ、自分らしく上品なスタイルを叶えるファッシ…