そんな時に手に取ったのは、『レストラン「ル ゴロワ」のレシピから 季節のごはんと暮らし方』(朝日新聞出版)。
神宮前のフレンチの名店『ル ゴロワ』の大塚健一・敬子ご夫妻が富良野の地に移られて、もう5年が経ちました。それから2018年に新富良野プリンスホテル内に『ル・ゴロワ フラノ』をオープンするまでの物語と、「富良野塾」跡地の森での暮らし、そしてレストランのスペシャリテのレシピが一冊にまとめられています。
北海道の食材をこよなく愛し、できることならとれたての産地でそれを調理・提供したい。そして、愛する馬たちと同じ場所で暮らしたい――。そんな長年の夢を叶える最後のチャンスかもしれないと50代後半で決心し、実行に移したお二人の軌跡は、エクラ世代にはとても刺激的です。長く愛せるレシピ本としても、ぜひお手元に。