『ル・ゴロワ フラノ』誕生の物語とレシピが一冊に。

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涼しくなってくると、何となく北海道が恋しくなります。

そんな時に手に取ったのは、『レストラン「ル ゴロワ」のレシピから 季節のごはんと暮らし方』(朝日新聞出版)。

神宮前のフレンチの名店『ル ゴロワ』の大塚健一・敬子ご夫妻が富良野の地に移られて、もう5年が経ちました。それから2018年に新富良野プリンスホテル内に『ル・ゴロワ フラノ』をオープンするまでの物語と、「富良野塾」跡地の森での暮らし、そしてレストランのスペシャリテのレシピが一冊にまとめられています。

北海道の食材をこよなく愛し、できることならとれたての産地でそれを調理・提供したい。そして、愛する馬たちと同じ場所で暮らしたい――。そんな長年の夢を叶える最後のチャンスかもしれないと50代後半で決心し、実行に移したお二人の軌跡は、エクラ世代にはとても刺激的です。長く愛せるレシピ本としても、ぜひお手元に。

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私が富良野のご夫妻のもとを訪ねたのは、レストランができる前の2017年のこと。本に載っている山本容子さんの銅版画や動物たちの写真を眺めていると、その時の記憶が蘇ります。森の中での生活は穏やかで何とも実直で、お二人のお人柄そのものでした。家の中には犬や猫たちがいて、朝には馬たちが窓のそばまで挨拶にやってくる……。そんな日常風景のぬくもりは、レストランのお料理にもきっと感じ取れるはずです。ちなみに写真5枚目は、馬の砂浴びならぬ雪浴び。今はさらに動物たちが増えてにぎやかなのだとか。

『ル・ゴロワ フラノ』は事前予約制で営業しています。建物も素敵なので、下のリンクからご覧ください。春・夏・秋・冬、それぞれの美味しいものをいただく。その目的のためだけに出かけてもいい、北のデスティネーション・レストランです。
(編集B)

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