体が芯から温まる!コクと香りがやみつきになる味噌鍋レシピ7選

腸内環境を整え、免疫力も高めてくれる発酵食品の代表格「味噌」を使ったおすすめの鍋レシピをご紹介。簡単に美味しさを作り出せ、食欲をそそるコクと香りは何度でも作りたくなること間違いなし!

 
①大根と豚バラの白味噌鍋/arikoさんレシピ

白味噌に米味噌を少しプラスしてキレのある味に。味噌の量は控えめ、が美味。
arikoさんの大根と豚バラの白味噌鍋レシピ

材料(3~4人分)

大根……1本

豚バラ肉……500g

長ねぎ……1本

赤とうがらし……2~3本

だし汁……1ℓ

白味噌……適量

味噌……適量

バター……適量

一味や黒七味……適量

作り方

1. 大根は皮をむいて4㎝長さの拍子木切りにする。米のとぎ汁(材料外)に赤とうがらし2〜3本を加えて、大根を透き通るまでゆでる。汁につけたまま冷ます。長ねぎは小口切りにして水にさらし、水気をきる。

2. 鍋にだし汁を入れて沸かし、4㎝に切った豚バラ肉を加え、中火弱にし、アクをとる。1の大根を入れて味噌を溶き入れる。バターを加え、火を止める。器に取り分け、さらしねぎをたっぷり添えて、好みで一味や黒七味をかける。

撮影/長谷川潤 スタイリスト/YUKO(+y design) 取材・原文/北村美香 ※エクラ2021年2月号掲載

 
②赤ワイン味噌すき焼き/小堀紀代美さんレシピ

赤ワインとコクのある八丁味噌は相性抜群!発酵食品ならではの奥深い味が、牛肉や土の香りの根菜に合う。
料理家 小堀紀代美さんの赤ワイン味噌すき焼きレシピ

材料(3~4人分)

牛すき焼き用肉……500g

焼き豆腐……2丁

長ねぎ……2本

せり……2束

ごぼう……2本

赤ワイン……300㎖

昆布……5㎝

[A]

 八丁味噌、味噌……各大さじ3

 ハチミツ……大さじ6

水……150㎖

牛脂(または太白ごま油)……適量

作り方

1. 小鍋に赤ワインを入れて沸騰させ、火を止めて昆布を加え、10分おく。

2. 焼き豆腐は1丁を8等分に切る。長ねぎは青い部分を斜め薄切り、白い部分は3〜4㎝長さに切る。せりは6〜7㎝長さに切る。ごぼうは皮を洗い、ささがきにして水にさらし、水気をきる。

3. ボウルにAを入れて1の赤ワインを少しずつ加えて溶きのばし、水を加えて混ぜ、赤ワインに漬けてあった昆布も加える。

4. すき焼き用の鍋に牛脂と②の長ねぎの白い部分を入れ、焼き色がつくまで香ばしく焼く。牛肉、2の残り、3のタレを適宜加えて煮る。

赤ワインは一度に入れると味噌が溶けにくいので、少しずつ溶かしながら加えるのがコツ

【ポイント】

赤ワインは一度に入れると味噌が溶けにくいので、少しずつ溶かしながら加えるのがコツ。八丁味噌と合わせる味噌は、ふだんの味噌でOK。

撮影/邑口京一郎 スタイリスト/駒井京子 取材・原文/海出正子 ※エクラ2021年2月号掲載

 
③根菜の味噌鍋/ウー・ウェンさんレシピ

れんこんをたっぷりすりおろして、とろりとした食感に。にんじんは縦に細く乱切りにすることで、早く煮える。
料理家ウー・ウェンさんの根菜の味噌鍋レシピ

材料(2人分)

にんじん……2本

れんこん……100g

鶏ささ身…… 2本

味噌……大さじ3

長ねぎ(斜め薄切り)…… 10㎝分

しょうが(すりおろす)……大さじ2

水……3カップ

植物油……大さじ1

こしょう…… 少々

作り方

1. 鶏ささ身は1㎝厚さに切る。にんじんとれんこんの皮をむき、にんじんは細長い乱切りにし、れんこんはすりおろす。

2. フライパンに油と長ねぎを入れて火にかけ、香りが出るまで炒める。味噌を加えてよく炒め、しょうがを加えて炒める。水を加えて煮立ったら土鍋に移す。

3. 2ににんじんを加えて10分ほど煮る。ささ身を加えてさっと煮たら、れんこんを加えてひと煮立ちさせる。仕上げにこしょうをふる。

味噌は炒めることで風味がアップ

◎味噌は炒めることで風味がアップ

味噌は炒めて香ばしさとうま味を出してから使う。長ねぎとしょうがも一緒に炒めれば、いっそう風味豊かに。炒めても大丈夫な鍋であれば、鍋で炒めるとラク。

撮影/三木麻奈 スタイリスト/大畑純子 取材・原文/北村美香 ※エクラ2020年2月号掲載

 
④鶏肉とじゃがいも、にんじんの味噌鍋/ウー・ウェンさんレシピ

味噌を油で炒めて、コクと香りをアップ。鶏からの優しいうま味でスープまで飲み干したい!
料理家ウー・ウェンさんの鶏肉とじゃがいも、にんじんの味噌鍋レシピ

材料(2人分)

鶏もも肉……1 枚

じゃがいも……2個

にんじん……1本

味噌……大さじ2

酒……大さじ1

水……2½カップ

こしょう……少々

太白ごま油……大さじ1/2

作り方

1. 鶏肉はひと口大に切る。じゃがいもは皮をむき、鶏肉と同じくらいの大きさに切る。にんじんは皮をむき、スライサーでせん切りにする。

2. 鍋にごま油と味噌を入れて中火にかけ、香りがたつまで炒める。酒、水、1の鶏肉、じゃがいもを入れる。煮立ったら弱火にし、ふたをして10分ほど煮る。

3. 2に1のにんじんをのせ、ふたをして3分煮て、こしょうをふる。

火を通りやすくするために、にんじんはスライサーでせん切りに

鍋奉行ポイント

火を通りやすくするために、にんじんはスライサーでせん切りに。スライサーがなければチーズおろしでもOK。ふんわり切ったにんじんはたくさん食べられるから不思議。

撮影/三木麻奈 スタイリスト/大畑純子 ※エクラ2019年2月号別冊掲載

 
⑤焼き小松菜と豚バラの味噌バター鍋/堤人美さんレシピ

にんにくとバターが食欲をそそる、こっくりした味噌味。焼いた小松菜は香ばしく、シャキシャキしたもやしもフレッシュ。
料理家 堤人美さんの焼き小松菜と豚バラの味噌バター鍋レシピ

材料(2~3人分)

豚バラ肉……300g

小松菜……1/2束

もやし……1袋

ごま油……小さじ2

【A】

味噌……大さじ3

しょうゆ……大さじ1

だし……800㎖

にんにく(すりおろし)……1/2片分

バター……大さじ1

すりごま(白)……大さじ3

作り方

1. 豚肉は6~7㎝長さに切り、小松菜は根元を十字に切って3等分の長さに切る。

2. 鍋(またはフライパン)にごま油を熱し、小松菜を入れて強火で1分ずつ両面を焼きつける。豚肉も加えてさっと炒め、いったん取り出す。

3. 2の鍋にAを入れて煮立て、豚肉と小松菜を戻し入れ、アクをとる。もやしを加えてさっと煮る。バターを落とし、すりごまをたっぷりふる。

焼き小松菜と豚バラの味噌バター鍋の締めはラーメンがおすすめ

鍋奉行ポイント

締めはラーメンがおすすめ! にんにくやバターの入った味噌ベースのだしには、細めの中華麵がぴったり。好みで豆板醤や粗挽き黒こしょうを加えて、辛味を効かせても。

撮影/木村 拓 スタイリスト/佐々木カナコ  ※エクラ2019年2月号掲載

 
⑥毛ガニと大根の白味噌バター鍋/小泉瑚佑慈さんレシピ

毛ガニを丸ごと豪快に鍋に!バターを加えてコクをプラス。スープまでおいしい冬の贅沢味。
毛ガニと大根の白味噌バター鍋レシピ

材料(2~3人分)

毛ガニ(生もしくはゆでたもの)……1杯

大根……1/4本

にんじん……1/3本

せり……1束

だし……1ℓ

白味噌……120g

バター……50g

作り方

1. 大根は4㎝ほどの長さに切り、皮をむいて縦4等分に切る。鍋に入れてひたひたの水(材料外)を加え、約10分下ゆでする。

2. にんじんはせん切りにする。せりはさっとゆで、食べやすい長さに切る。

3. 鍋にだしを入れて沸かし、白味噌を溶き入れる。1の大根、毛ガニを入れて沸いたらバターを加える。2のにんじんとせりをのせてさっと火を通す。

旬の毛ガニは生があれば、ぜひ生を手に入れて! 毛ガニのだしが出て、カニ味噌のうま味も溶け出したスープは、体にしみわたるおいしさ。

鍋奉行ポイント

旬の毛ガニは生があれば、ぜひ生を手に入れて! 毛ガニのだしが出て、カニ味噌のうま味も溶け出したスープは、体にしみわたるおいしさ。バターを加えて風味をさらにアップ。

撮影/伊藤徹也 取材・文/海出正子 ※エクラ2019年2月号別冊掲載

 
⑦酒かすと白味噌豚しゃぶ鍋/冷水希三子さんレシピ

山いもをおろして煮たつるんとした食感と、酒かす、白味噌の風味が相性抜群!しゃぶしゃぶの肉も軟らかく仕上がる。
料理家 冷水希三子の酒かす白味噌豚しゃぶ鍋レシピ

【材料(2〜3人分)】

豚肉(しゃぶしゃぶ用)……300g

きゅうりの古漬け(または白菜の古漬け、ザーサイなど)……80g

長ねぎ……1本

せり……適量

山いも……適量

酒かす……60g

白味噌……40g

【A】

だし……800㎖

酒……大さじ2

【作り方】

1. きゅうりの古漬けは小口切り、ねぎは斜め薄切り、せりはザク切りにする。山いもは皮をむいてすりおろす。

2. 酒かすと白味噌は合わせて器に入れ、蒸し器で蒸して(またはラップをして電子レンジで温めて)軟らかくし、混ぜておく。

3. 鍋に2とAを入れて温め、古漬け、ねぎを加えて煮る。山いもを2口大くらいの大きさのスプーンですくって入れ、固まるまで温める。

4. 3に各自が豚肉とせりを入れ、しゃぶしゃぶしていただく。

撮影/福尾美雪 竹内少雄 日置武晴 三木麻奈 スタイリスト/駒井京子 池永陽子 大畑純子 肱岡香子 取材・文/海出正子 北村美香 赤澤かおり ※エクラ2018年2月号掲載
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