「鶏のセージバター焼き」と「にんじんのグラッセ」で冬のおもてなしは完璧!【有元葉子さん直伝・肉名人への道】

食卓で「わぁ!」と歓声が上がるのは、やっぱり肉料理。みんなの喜ぶ声に、作り手も幸せを感じる。今回は、見た目もおしゃれで、香りもすばらしい「鶏のセージバター焼き」と付け合わせにぴったりな「にんじんのグラッセ」をご紹介。

セージとバターのよい香り! パリパリの皮もおいしいイタリア仕込みのごちそう
鶏のセージバター焼き

皮の下にセージを指で差し込むことで見た目もおしゃれで、すばらしい香りの鶏のお料理のできあがり。バターをかけながら焼くので皮がおいしそうな色に。

鶏のセージバター焼き

材料(4人分)

丸鶏……1羽

塩、オリーブオイル……各適量

セージの葉……3枝分ぐらい

バター……80gぐらい


作り方

1.丸鶏は前日に下処理する。表面とおなかの中に粗塩をまぶしてよくすり込み、ボウルに入れて蓋をし、冷蔵庫にひと晩おく。

2.翌日、鶏から出た水分を流水で洗い流す(これをすることでくさみがとれる)。ペーパータオルでおなかの中の水分もしっかりふき取る。皮と身の間に指を入れて、セージの葉をところどころに1枚ずつ差し込む。鶏の内側や脚の部分にも同様にセージを差し込む。

【Point】

丸鶏はしっかり塩をして、ひと晩おいて余分な水分を抜く。その後、セージの葉を入れる。

丸鶏はしっかり塩をして、ひと晩おいて 余分な水分を抜く。その後、セージの葉 を入れる。

3.全体にオリーブオイルを回しかけて、マッサージするようにすり込み、オーブンに入れられるフライパンにのせる。200℃に予熱したオーブンにフライパンごと入れる。

【Point】

焼く前に全体にオイルを塗る。マッサージするように手でしっかりすり込む。

焼く前に全体にオイルを塗る。マッサー ジするように手でしっかりすり込む。

4.バターを小鍋に入れて熱し、溶かす。


5.3を15分ぐらい熱したところで、4の溶かしバターを刷毛で全体に塗る。このようにときどきバターを塗り、フライパンを回して鶏の向きを変えながら、全体に焼き色がつくまで1時間ほど焼く。

6.金串を刺してみて、透明な汁が出れば中まで焼けている。器に移し、小鍋に残った溶かしバターをたっぷりかける。※フライパンに残った焼き汁は鶏のうま味が出ているので、捨てないこと。蒸し野菜をあえたりして食べるとおいしい。

【Point】

途中で何回か鶏の向きを変えて、溶かしバターを塗りながら焼き上げる。

途中で何回か鶏の向きを変えて、溶かし バターを塗りながら焼き上げる。

付け合わせidea
にんじんのグラッセ

バターとセージの香りに包まれた鶏肉には、優しい味のグラッセを添えて。色違いのにんじんを、懐かしいシャトー型に切って合わせるのがかわいい。

にんじんのグラッセ

材料(4人分)

にんじん……1本

赤や黄の色変わりにんじん……1本

バター……大さじ2

メープルシロップ……小さじ2

……少々

作り方

1.にんじんはそれぞれ皮つきのまま5㎝長さに切り、縦4等分に切る。皮をむきながら、角を薄く削ぎ取ってフットボールのような形にする(シャトー型)。

2.にんじんを塩を入れた湯で軟らかくゆでる。湯をきり、鍋にバター大さじ1、メープルシロップ小さじ1、塩少々を加えて再び火にかけ、にんじんに味をからめる。


3.赤や黄の色変わりにんじんも、2と同様にグラッセする。


4.2と3のにんじんを器に盛り合わせる。

  • 絶品!家庭で簡単につくれる”からだ想い”の中華料理レシピ

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    食べ物が体をつくる──「医食同源」が根づいた中国で育ったウー・ウェンさんは、季節ごとに食べたい食材やがある。秋なら「きのこ」と「いも」。きのこで夏の疲れをとって体を整えたら、いもで冬に向かう体に栄養を補給する。理にかなった食事で秋と冬を健康に過ごしたい。

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