何度でも作りたくなる!人気のピリ辛鍋レシピ8選

料理のプロがおすすめする大人なピリ辛鍋レシピをご紹介。キムチやラー油、とうがらし、花椒などの辛み食材を使った鍋は食べたらクセになりこと間違いなし!

 
①豆腐とアサリ、豚バラ肉のチゲ鍋/坂田阿希子さんレシピ

キムチを使わず、合わせ調味料で辛さを調整するのがポイント。アサリから出ただしと、すっきりした辛味が大人の味。
料理家 坂田阿希子さんの豆腐とアサリ、豚バラ肉のチゲ鍋レシピ

材料(3~4人分)

豚バラ肉(薄切り)……500g

アサリ(砂出ししたもの)……400g

絹ごし豆腐……2丁

[A]

  長ねぎ(みじん切り)……5cm分

  にんにく(すりおろす)……1片分

  しょうゆ、粉とうがらし(韓国産細挽き)、ごま油……各大さじ2

水……800㎖〜1ℓ

塩……小さじ1/2

ごま油……大さじ1

作り方

1. 豚肉は4~5㎝長さに切り、豆腐はザルに上げて水気をきる。Aを混ぜ合わせておく(全部は使わない)。

2. 鍋にごま油を熱してAの半量を炒め、アサリを加えてざっと炒める。水を加え、煮立ったらアクをとる。

3. 豆腐をおたまですくいながら加え、塩で味をととのえる。豚肉を加えてさっと煮て、残りのAは様子を見ながら、少しずつ加えていただく。好みで卵(材料外)を落としても。

お豆腐はおたまなどですくう

◎お豆腐はおたまなどですくう

豆腐は切らずに、おたまなどですくうのがおすすめ。断面がギザギザになって面積が広がり、味がよくからむ。角がないので煮くずれしないのもメリット。

撮影/木村 拓 スタイリスト/駒井京子 取材・原文/海出正子 ※エクラ2020年2月号掲載

 
②豚肉ときのこ、豆苗のサンラー鍋/坂田阿希子さんレシピ

最初は澄んだスープに花椒を効かせて、途中から豆乳と練りごまで濃厚な味に。味変えが盛り上がる、変化する鍋。
料理家 坂田阿希子さんの豚肉ときのこ、豆苗のサンラー鍋レシピ

材料(3~4人分)

豚バラ肉(薄切り)……800g

白まいたけ、しめじ、しいたけ、えのきだけ……合わせて600g

豆苗…… 2パック

鶏ガラスープ(鶏ガラスープの素約小さじ1を湯に溶いたもの)……1ℓ

[A]

 塩……小さじ1

 しょうゆ……大さじ1~2

 酢……大さじ2

 花椒(砕いたもの)……小さじ2

 ラー油、黒こしょう……各適量

豆乳、練りごま……各適量

作り方

1. 豚肉は長さを半分に切る。きのこ類は石づきをとり、食べやすい大きさに切るか、ほぐす。豆苗は根元を切る。

2. 鍋に鶏ガラスープを煮立て、豚肉を加えて煮立ったらアクをとる。きのこを加えて煮て、Aと豆苗を加えてさっと煮る。この段階で適宜いただく。

3. 豆乳、練りごまを加えて味を変え、好みでさらに黒こしょう、ラー油(各分量外)をふっていただく。

豆乳と練りごまで味を変える

◎豆乳と練りごまで味を変える

最初は鶏ガラスープをベースに素材の味を生かし、酸っぱ辛い味でシンプルに。次に豆乳と練りごまを加えて、白濁したスープでコクのある味わいに。

撮影/木村 拓 スタイリスト/駒井京子 取材・原文/海出正子 ※エクラ2020年2月号掲載

 
③エビの辛味鍋/小泉瑚佑慈さんレシピ

エビは必ず有頭殻つきを。殻ごと焼いて、香りをしっかり出すのがコツ。薬味は炒めることで風味がさらにアップ。
「虎白」料理長 小泉瑚佑慈さんのエビの辛味鍋レシピ

材料(4人分)

エビ(有頭殻つき)……8尾

長ねぎ……2本

厚揚げ……1枚

温泉卵(市販)……4個

[A]

 しょうが(みじん切り)……小さじ1

 にんにく(みじん切り)……小さじ1

 赤とうがらし(小口切り)……1本分

 ごま油……大さじ3

 ラー油……適量

八方だし

だし……1ℓ

薄口しょうゆ……40㎖

みりん……35㎖

作り方

1. エビは背わたをとる。長ねぎは斜め薄切りにする。厚揚げはグリルまたはオーブントースターで焼き、8等分にする。

2. 鍋にごま油とAを入れて弱火にかける。香りがたったら、エビを入れてよく焼きつける。

3. 2に八方だしの材料を入れる。沸いたら、1の厚揚げと長ねぎを入れ、火が通ったら温泉卵を入れる。仕上げにラー油を回しかける。

薬味の風味をしっかり引き出してから、エビをよく焼きつける。

鍋奉行ポイント

薬味の風味をしっかり引き出してから、エビをよく焼きつける。殻の香ばしさが出て、魚介のくさみが消える。うま味も出るので、必ず有頭殻つきのエビを使うこと。

撮影/合田昌弘 スタイリスト/肱岡香子 取材・文/北村美香 ※エクラ2019年2月号別冊掲載

 
④トマト入り火鍋/小堀紀代美さんレシピ

中国の寒い地方でよく食べるラム肉は、体を温める作用があるので冬にぴったり!しゃぶしゃぶ用なら切る手間もなく、ラクちん。薬味たっぷりでスパイシーな味に。
料理家 小堀紀代美さんのトマト入り火鍋レシピ

材料(3〜4人分)

ラム肉(しゃぶしゃぶ用)……300g

むきエビ……200g

トマト……2個

長ねぎ……1/2本

【A】

 塩……小さじ1/4

 片栗粉……小さじ2

 しょうがのすりおろし……小さじ1

【B】

 乾燥なつめ……4個

 水……5カップ

 顆粒鶏ガラスープの素……大さじ1

 塩……小さじ1/2

 にんにく(つぶす)……2片

 しょうがの薄切り……1片分

 赤とうがらし(種を抜く)……5〜6本

【C】

 香菜の粗みじん切り……適量

 ごま油、塩……各少々

作り方

1. エビはたたいてAと混ぜ合わせる。

2. トマトは半分のくし形に切り、ねぎはブツ切りにする。

3. 鍋にBを入れて煮立て、①をスプーンで落として火を通す。2、ラム肉を加えて火を通し、Cを混ぜたタレをつけていただく。 

撮影/福尾美雪 竹内章雄 日置武晴 三木麻奈 スタイリスト/駒井京子 池永陽子 大畑純子 肱岡香子 取材・文/海出正子 北村美香 赤澤かおり ※エクラ2018年2月号掲載

 
⑤手羽キムチチゲ鍋/笠原将広さんレシピ

手羽と煮干しのコラボで、極上のうま味が生まれる。スープまでしっかり飲み干したくなるおいしさ!!
大人気日本料理店『賛否両論』の店主 笠原将広さんの手羽キムチチゲ鍋レシピ

材料(2〜3人分)

手羽元……6本

にら……1/2束

木綿豆腐……300g

しいたけの薄切り……3枚分

長ねぎの斜め薄切り……1本分

キムチのザク切り……150g

【A】

 水……5カップ

 しょうゆ、みりん……各大さじ2

 味噌……大さじ3

 砂糖、コチュジャン……各大さじ1

 煮干し……5g

作り方

1. にらは5㎝長さに、豆腐は食べやすい大きさに切る。

2. 鍋にAを入れ、火にかける。煮立ったら手羽と野菜を加える。再び煮立ったらさらに10分煮る。

3. 2に豆腐とキムチを加え、ひと煮する。 

撮影/福尾美雪 竹内章雄 日置武晴 三木麻奈 スタイリスト/駒井京子 池永陽子 大畑純子 肱岡香子 取材・文/海出正子 北村美香 赤澤かおり ※エクラ2018年2月号掲載

 
⑥シンプルキムチ鍋/な すんじゃさんレシピ

韓国伝統料理研究家 な すんじゃさんのシンプルキムチ鍋レシピ

材料(2人分)

豚肉(しょうが焼き用)……300g

白菜キムチ……400g

春菊(またはせり)……100g

ねぎ……1本

豆腐……1/2丁

水……4カップ

いりこ……適量

調味料

 コチュジャン、粉唐辛子(韓国産)、酒……各大さじ2

 濃口醤油……大さじ3

 ごま油……大さじ1

 しょうが(みじん切り)……3g

 にんにく(みじん切り)……5g

 こしょう……適量

作り方

1. いりこは頭と血合いをとり、水1カップ(材料外)につけておく。

2. 豚肉は食べやすい大きさ(大きめ)に切り、熱湯をかけて軽く脂を抜く。

3. 豆腐は厚さ2㎝ほどの食べやすい大きさに切る。白菜キムチは長さ4㎝、幅3~4㎝に、春菊は食べやすい大きさ、ねぎは斜め2㎝に切る。

4. 調味料を合わせる。

5. 鍋に白菜キムチ、豆腐、ねぎ、春菊を並べ、豚肉といりこを鍋の真ん中に並べ、水を入れる。

6. 鍋を火にかけ、具材が煮えてきたら調味料を溶き入れる。 

撮影/大槻夏路 ※エクラ2014年2月号掲載

 
⑦カレー味の牡蠣とニラ鍋/林高太郎さんレシピ

カレーにはクセのある野菜が合う。スパイスの香りに包まれた牡蠣とニラの、大人の味わい。
鍋に水、昆布を入れて沸かし、カレールウを溶かし入れる。薄口しょうゆと塩で味をととのえる

ベース材料(作りやすい分量)

水……1ℓ

カレールウ(好みのもの)……100g

昆布(3㎝角)…… 1 枚

薄口しょうゆ……小さじ2

塩…… 少々

ベースの作り方

鍋に水、昆布を入れて沸かし、カレールウを溶かし入れる。薄口しょうゆと塩で味をととのえる。

渋谷『高太郎』店主 林 高太郎さんのカレー味の牡蠣とニラ鍋レシピ

仕上げの材料(2人分)と作り方

ベースを温め、約4㎝長さに切ったニラ(1/2束分)、食べやすく切った豆腐(1/2丁分)、しめじ(1/2パック)を軽く煮て、牡蠣(生食用 1パック〈8個〉)をしゃぶしゃぶしていただく。

◎“カレー出汁(ベース)”のアレンジ

牡蠣のかわりに鶏もも肉を加えてカレーうどんに。クミンや黒こしょうなどを追加してスパイシーに仕上げても。

撮影/合田昌弘 取材・原文/北村美香 ※エクラ2020年2月号掲載

 
⑧豆腐とニラのスパイス湯豆腐/冷水希三子さんレシピ

おなじみの湯豆腐に花椒と八角を効かせ、辛味と香りを楽しんで。ごまダレや腐乳をつけると味のアクセントに。
料理家 冷水希三子さんの豆腐とニラのスパイス湯豆腐レシピ

材料(2~3人分)

豆腐……1丁

ニラ……1/2束

塩……少々

[A]

水……400㎖

昆布……10㎝角1枚

八角……2個

花椒……小さじ1

ごまダレ

白ごまペースト……大さじ3

砂糖……小さじ2

薄口しょうゆ……小さじ2

長ねぎのみじん切り……小さじ2

腐乳……適量

作り方

1. 鍋にAを入れて弱火にかけ、ゆっくり煮出す。ニラは5〜8㎜幅に切る。

2. ごまダレの材料をすべて混ぜ合わせ、腐乳とともに小さな器に入れる(好みで腐乳を溶かしても)。

3. 1の鍋に豆腐を丸ごと入れて塩を加え、ふたをして弱火で豆腐の中までよく温める。ニラを加えて再びふたをし、火を止めて蒸らす。

4. スプーンなどで豆腐をくずしながら取り分け、ごまダレ、腐乳をつけていただく。

花椒は最近ブームの「しびれ鍋」に使われる、辛味とさわやかな香りをもつスパイス

鍋奉行ポイント

花椒は最近ブームの「しびれ鍋」に使われる、辛味とさわやかな香りをもつスパイス。エキゾチックな香りの八角と合わせて、湯豆腐の湯に加えて香りをつける。

撮影/伊藤徹也 取材・文/海出正子 ※エクラ2019年2月号別冊掲載
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