洗練された広東・香港料理が味わえる『一平飯店』

今春にオープンした中国・広東・香港料理の店『一平飯店』では、スパイシーなしょうゆダレ「滷水(ルウスイ)」に漬け込んだ肉や豆腐など、味の幅広い料理が楽しめる。

『一平飯店』

広東・香港料理の洗練の極みを味わう

澄んだ上湯スープが、舌の上で深く複雑な風味を感じさせながらのどもとを過ぎていく。今春にオープンした中国・広東・香港料理の店『一平飯店』の真骨頂はこの上湯スープだ。料理長の安達一平さんは、香港で修業し、都内の名店で腕をふるってきた。その経験を生かし、食材や調味料、スパイスを自ら香港で調達。食材を生かすことをまず考え、過剰な調味をせず、体にすっと入っていく味を目ざすという。上湯でフカヒレに味を含め、蒸した伊勢海老は自家製XO醤で。スパイシーなしょうゆダレ「滷水(ルウスイ)」に漬け込んだ肉や豆腐などの料理など、味の幅広さはさすがだ。夜9時から店名を『夜香港(イエホンコン)』と改めて、大皿料理も。安達シェフの手技を「洗練と力強さ」、双方向から味わってみたい。

「伊勢海老のXO醤蒸し」。プリプリの海老に香り高いXO醤を

「伊勢海老のXO醤蒸し」。プリプリの海老に香り高いXO醤を

「鴨、ハチノス、豆腐の香辛料煮」

「鴨、ハチノス、豆腐の香辛料煮」。「滷水」に漬け込んで、肉は軟らかく煮上げて。大皿にこのようにドーンと盛るのは「夜香港」仕様。『一平飯店』では1人分ずつサーブされる

「滷水」の材料、八角、シナモン、陳皮、丁子など13種類の香辛料に干し貝柱や干しダコなど3種類の魚介の調味ダレ

「滷水」の材料、八角、シナモン、陳皮、丁子など13種類の香辛料に干し貝柱や干しダコなど3種類の魚介の調味ダレ

「フカヒレの上湯蒸しスープ」。ふくよかなフカヒレと澄みきった上湯は洗練の極みのようなピュアな味わい

「フカヒレの上湯蒸しスープ」。ふくよかなフカヒレと澄みきった上湯は洗練の極みのようなピュアな味わい

店内はカウンター7席、 4人のテーブル席の個室3室

店内はカウンター7席、4人のテーブル席の個室3室

大人気の中国料理店『桃仙閣』のオーナー、林亮治さんがプロデュース。ワインや器も注目したい

大人気の中国料理店『桃仙閣』のオーナー、林亮治さんがプロデュース。ワインや器も注目したい

シャイで凄腕の安達一平シェフ

シャイで凄腕の安達一平シェフ

東京都港区元麻布3の12の41
☎050・3033・3946
17:00〜最終入店20:00(夜香港21:00〜最終入店21:30)
定休日 日曜を中心に不定休
コース¥18,000〜、夜香港¥18,000〜

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