ピリ辛味でお酒も進むおいしさ「焼きとうもろこしのチリ風味」&「ゆでとうもろこしの実山椒バターがけ」

夏野菜の代表格「とうもろこし」。焼いても茹でてもおいしいとうもろこしを、さらにおいしくいただく方法をご紹介。夏にぴったりのピリ辛味で、ビールのお供にもぴったり!
教えてくれた人
料理家 ワタナベマキさん

料理家 ワタナベマキさん

デザイナーを経て料理家に。シンプルなレシピと、センスある盛りつけが人気。おしゃれなライフスタイルにもファンが多い。近著に『きれいに年を重ねるためのたんぱく質ごはん』(家の光協会)。
Instagram(maki_watanabe

焼きとうもろこしのチリ風味

野趣あふれる香ばしさにチリの辛味がぴったり

がっつり焼いたとうもろこしの香ばしさは抜群!たまらず、ビールが欲しくなる。ほっくり焼けたにんにくも一緒に。じんわり辛いチリパウダーと、ライムの香りがさわやか。

焼きとうもろこしのチリ風味

材料(2人分)

とうもろこし…1本

にんにく…1/2個

オリーブオイル…大さじ1

ライム…1/2個

塩…小さじ1/3

チリパウダー…少々

作り方

1.とうもろこしは長さを半分に切り、縦4つ割りにする。ライムはくし切りにする。

2.とうもろこしとにんにくにオリーブオイルをよくからめ、200℃のオーブンで8〜10分、焼き目がつくまで焼く。


3.器に盛り、ライムを搾り、塩とチリパウダーをふる。

ゆでとうもろこしの実山椒バターがけ

実山椒とバターという禁断の美味コンビ

目新しい味の実山椒バター。とうもろこしが熱いうちにのせて溶かせば、山椒のピリ辛味が甘味をぐっと引き立てる。フライパンで蒸しゆでするのがコツ。

ゆでとうもろこしの 実山椒バターがけ

材料(1本分)

とうもろこし…1本

バター(食塩不使用)…12g

実山椒(水煮)…大さじ1弱

…小さじ1/3

作り方

1.バターは常温にもどし、粗く刻んだ実山椒、塩を加えて混ぜる。

2.とうもろこしは皮を1〜2枚むき、フライパンに水100㎖、塩少々(分量外)とともに入れ、ふたをする。中火で煮立て、弱火にして3分蒸しゆでにする。皮をむき、1をのせる。

Follow Us

What's New

  • 気取らぬもてなしににじむ、能登への深い愛『能登イタリアンと発酵食の宿 ふらっと』【「金沢・能登」 心ほどく大人旅】

    『ふらっと』は能登イタリアンと発酵食の宿。オーストラリア人シェフのベンジャミン・フラットさんと、生粋の能登人、船下智香子さん夫妻が営む。宿特製のイカの魚醤「いしり」によって、唯一無二の奥深い味わいのひと皿に。アジや米などの発酵食「ひねずし」や「巻ぶり」ほか、絶滅の危機にある郷土食を上品に提供することで伝えている。また夫妻は震災で倒壊や解体した家屋から、手放さざるを得ない「輪島塗」を引き受けつなぐ活動も。ここにくれば、古きよき能登のくつろぎを味わえる。

    旅行&グルメ

    2025年12月18日

  • 自然美をひたすら一枚の和紙に映し出して『能登仁行和紙』【「金沢・能登」 心ほどく大人旅】

    ジル サンダーのアートブックの装丁にも使われた『能登仁行(にぎょう)和紙』。戦後まもなく、初代が自然をそのまま紙に漉(す)く手法を考案。三代目の遠見和之さんは代々の美学を忘れず、山間の工房で黙々と製作に勤しむ。その姿は職人そのもの。「美しいかどうかがすべて」と、一枚の和紙に自然が息づく能登を描き出す。

    旅行&グルメ

    2025年12月18日

  • “能登饗藝料理”でこの地の食文化を未来へ『 ヴィラ デラ パーチェ』【「金沢・能登」 心ほどく大人旅】

    西七尾湾に位置するオーベルジュ『 ヴィラ デラ パーチェ』。窓越しに広がる穏やかな情景が、心ほどく最初のひと皿だ。イタリア料理出身の平田明珠シェフは震災を機に能登への思いを深化し、食文化を紐解き、郷土料理を現代流に解釈した“能登饗藝(きょうげい)料理”を提供している。例えば能登野菜、沢野ごぼうの伝統料理「七日炊き」や、冬には能登の七面鳥も食材に。わざわざ訪れる意味がある、能登を未来へとつなぐ料理だ。

    旅行&グルメ

    2025年12月18日

  • 心整う能登島。有永浩太のガラスが生まれるのびやかな地【「金沢・能登」 心ほどく大人旅】

    わずかに色の気配を感じる有永浩太さんのガラス。作品は能登島にある自身の工房『kota glass』で製作されている。取材時はボウル作りの真っ最中。淡々と、しかもまたたく間に。毎日10〜18時に集中。移住は現実的な理由だったが、火を扱い、同型を複数作る仕事には向いていた。意外に東京への移動も楽で、アートからソラキのダンスまでインプットにも事欠かない。「ルーツを知り、今を確かめる。自分の仕事を客観的に見ています」。雑念とは無縁の地で、感性を研ぎすませる。

    旅行&グルメ

    2025年12月18日

  • 『海辺の食堂 杣径』でのモダンな食体験【「金沢・能登」心ほどく大人旅】

    塗師の赤木明登さんの漆器で、北崎裕さんの日本料理を提供する『海辺の食堂 杣径(そまみち)』。輪島の山中にオーベルジュを開いて程(ほど)なく被災。海沿いの輪島・門前に移転し、ランチをメインに営業する。この地の野菜をかつお節は使わず、昆布や干し椎茸などで炊き上げる。まさに土地をそのまま味わう料理だ。ともすれば地味に映る料理が、端正な赤木さんの漆器と出会い、美意識が響き合う食体験に。店近くで美しい夕景を見ることも。

    旅行&グルメ

    2025年12月18日

Feature
Ranking
Follow Us