50代センスのいい「夏の涼感スナップ」おしゃれな人はどう着こなしている？

徳原文子さん（スタイリスト）

徳原さんといえばマキシ丈スカート。夏はそこにTシャツとスニーカーかサンダルが定番となるが、「数年前に買った太いレザーベルトをしてみたら、ひと手間かけたコーディネートに見えて（笑）。秋冬のトレンドを先取りしつつ、ウエストのゴム仕様も隠せてブラウジングもきれいに決まるんです」。甘くなるからとめったにはかない白いスカートも、上質なリネンに出会い迷わず購入。「夏はモノトーン多めですが、スカートが白だと清涼感も急上昇しますね」。

松井陽子さん（エディター・ライター）

日焼けした肌とビターブラウンのセットアップにヨーロッパマダムのようなかっこよさが漂う松井さん。「暑いからって肌の露出量を増やすより、薄手のラミーシャツやスカートを着ているほうが暑さが凌（しの）げて冷房対策にも。シャツはゆるっと気楽に着られてスカートはデザイン性が高い。そんな別の個性もそれぞれ楽しめる上下が今年は活躍中です」。前後差があり歩くたびにドラマティックに揺れるスカートが、自分の中の女らしさを引き出してくれるという。

アクセサリーは涼しげに見えるシルバー率が高くなるという。「黒い靴もミュール型ならラフすぎず、仕事の場でも引けをとりません」。

坪田あさみさん（エディター・ライター）

「厚手でしわになりにくいリネンワンピースは、カジュアルになりすぎたり、だらしなく見えないための必需品。一枚で勝負するアイテムだからこそ、涼しく着られて気になるパーツをカバーしてくれるものを選びます。胸もとを隠したい私は、ノースリーブや足もとに抜けのある着丈を選んで、肌の出る面積で涼感を調整します」

福田亜矢子さん（スタイリスト）

「ここ数年、夏は黒に頼りっぱなし。薄くて軽く、とろみのある素材で清涼感を心がけていましたが、さすがに飽きてしまって（笑）。そこで手に入れたのがこのワンピース。柄は苦手でもストライプは昔から好きで、見た目も着心地も涼しいのでヘビロテ中。小物は少しモードを意識し、華奢なサンダルと小さめバッグを選びました」

東原妙子さん（エディター・ライター）

「暑いからといってタンクトップとパンツだけではむずかしい年ごろで、ラフな格好も得意じゃない。そんな私が頼りにしているのがロングジレ。ボタンをとめればワンピースとして着られ、堅苦しさがないのにはおるときちんと感が出て、スタイルまでよく見せてくれるといいことずくめ。リネンの涼しげな風合いも夏にぴったりです」

発田美穂さん（エディター・ライター）

「暑さにやられ夏服に飽きてくるこの時期は、おしゃれに活を入れるためにもきちんとした着こなしが気分に。すると必ず布帛（ふはく）のものが着たくなり、今季もこのシャツを購入。肩が大きくウエストがシェイプされた形は、バランスがとりやすくパンツインしてもきれい。辛口の着こなしでおしゃれも気分もシャキッといきます」

梁瀬理砂さん（エクラ 華組・医療系事務）

「地元、鹿児島の日射しに映えるようなさわやかなカラーパンツを選びました。この夏のトレンドカラーのグリーンは、サラッとした肌ざわりのラミー素材をチョイス。久しぶりに会う地元の友人なので、大人っぽい雰囲気のおしゃれを心がけます」。

●トップス／ドゥーズィエム クラス　パンツ／サードマガジン　帽子／ヘレンカミンスキー　ピアス／TASAKI　ネックレス／マリアブラック　バングル／ナガエプリュス

鈴木たま江さん（エクラ 華組・サロン主宰）
「おしゃれな友人との外出は、すっきりとしたしゃれ感を大事に。ターコイズのデニムスカートにはTシャツではなく、ネイビーのニットでカジュアルさをセーブします」。

●ニット／ユナイテッドアローズ　スカート／ドゥロワー　バッグ／STUDIO CHERIE　靴／エルメス

大垣佳世さん（エクラ 華組・自営業）
「この夏はグリーンに夢中。シルクブラウスを偶然見つけ、迷わず購入しました。ボウタイはあえて後ろで結び、白いパンツで少しでも涼しく見えるように」。

●ブラウス／ナノユニバース　パンツ／ユナイテッドアローズ　バッグ／ヴィオラドーロイエナ　靴／ジミー チュウ

成田千恵さん（エクラ 華組・STUDIO CHERIE プロデューサー）
「色を着るときは、上質なものを選ぶように心がけます。このパンツは色と素材も秀逸で肌なじみがいいのも高ポイント。色を足さずに白いジレでクリーンにまとめました」。

●ジレ／シクラス　タンクトップ／コス　パンツ／マックスマーラ　ピアス・バングル／STUDIO CHERIE　バッグ／セリーヌ　靴／ピッピシック

山口りえさん（エクラ 華組・シンガーソング トランペッターNPO法人代表）
「華やかなママ友との集まりでは、服のかぶりを避けるため黒は選びません。見た目も涼しげなシャツとパンツに、ビジューつきサンダルのカジュアルさが気に入ってます」。

●シャツ／ディオール　パンツ／クーム　時計／ロレックス　バッグ／エルメス　靴／マノロブラニク

宮原江里子さん（エクラ 華組・料理教室主宰）
「友人家族とリゾート気分で過ごす週末は、目にも涼しいスカイブルーのリネンドレスの出番。シルバーのボールチェーンを重ねて、がんばりすぎないトレンド感とこなれ感を心がけて」。

●ドレス・ネックレス／ロンハーマン　バングル／ティファニー　時計／エルメス　バッグ／ルルウィルビー　靴／メルローズ

横山希世さん（エクラ 華組・保育士）

「仕事中はジャージーなのでおしゃれがより楽しみになりました。絣（かすり）調のプリントが気に入ったオールインワンは、着るだけでおしゃれが決まって着心地もラク。しかも涼しいんです。今日は小物を黒でまとめましたが、ビーサンやかごを合わせて食事に行くことも」。

●オールインワン／イザベルマラン エトワール　ストール／アソース メレ　バッグ／モアナ　時計／ピアジェ　バングル／カルティエ　靴／ネブローニ

近藤和子さん（エクラ 華組・主婦）

「コーディネートいらずのオールインワンが好きで、座っている時間が長くても苦にならない着心地のよさも気に入っています。母の日に贈られたネックレスに合わせて、ジュエリーはシルバーで涼しげに。黒には白を合わせがちですが、キャメルをアクセントにしました」。

●オールインワン／マイカ&ディール　ピアス・ネックレス・バングル／ティファニー　ストール／アソース メレ　バッグ／クロエ　靴／エルメス

伊藤美帆さん（エクラ 華組・イメージコンサルタント）

「友人がデザインしたコットンワンピースは大人にちょうどいい甘さ。今日ははおりとして、とろみやツヤのある白に重ねました。アクセサリーはシルバー×パールをミックス」。

●ワンピース／ミドール　ブラウス／ガリャルダガランテ　パンツ／コルピエロ　ネックレス・リング／TASAKI　バッグ／シャネル　靴／オヴィエ バイ クリスチーナルッキ

根本有加理さん（エクラ 華組・パーソナルスタイリスト）

「シェイプしたラインで女性らしさを前面に。クラシックなイメージをかごやサンダルでカジュアルダウンしつつ、夏らしい色を効かせました」。

●ワンピース／エストネーション　時計／カルティエ　スカーフ／マニプリ　バッグ／ユナイテッドアローズ　靴／フェラガモ

松ヶ崎由紀子さん（エクラ 華組・骨格診断師・パーソナルスタイリスト）

「似合うものの変化で、今だからできるおしゃれを心がけるように。水辺のレストランへは、大人の余裕が感じられるゆったりシルエットのワンピースで」。

●ワンピース／シャイナモート　帽子・バッグ／ヘレンカミンスキー　イヤリング／アデルビジュー　靴／ペリーコ

木原みどりさん（エクラ 華組・会社役員）

「背すじがピンとのびるハンサムウーマンをイメージ。白以外の色は加えず、バッグやパールジュエリーの甘さをポイントにして自分らしく」。

●ジレ・パンツ／TSURU by MARIKO OIKAWA　帽子／ボルサリーノ　ネックレス／TASAKI　バッグ／アライア　靴／ザ・ロウ

一色華菜子さん（エクラ 華組・刺繡作家）

「美術館へは、お気に入りの服とバッグの斜めがけが基本。マーメイドシルエットのワンピースは、しわになりにくくストレス知らずなので鑑賞に集中できます。オニキスのイヤリング、タッセルつきのブレスや靴など、クラフト感のある小物使いで自分らしさを心がけて」。

●ワンピース／ミーリー　イヤリング／アルムリュクス　ネックレス／SOKO　ブレスレット／ブルーム　バッグ／マルニ　靴／ヌキテパ

水口宜子さん（エクラ 華組・会社員）

「エクラの誌面で惚れ込み、即ポチったワンピース。涼しいうえ、気になる二の腕やわきのあきへの目立たない工夫に感激。黒を基調にした靴とかごバッグで引き締まった印象に」。

●ワンピース／E by éclat　時計／ディーゼル　バッグ／ZARA　靴／モード エ ジャコモ

佐藤綾子さん（エクラ 華組・主婦）

「ベージュのワントーンに、クラフト感あるシルバージュエリーで私らしさを吹き込みます」。

●トップス／アンスクリア　スカート・靴／ガリャルダガランテ　ピアス／バナナリパブリック　ストール／アソースメレ　ベルト／ウィムガゼット　バッグ／J＆M デヴィッドソン

細谷奈弓さん（エクラ 華組・会社代表・うつわコンサルタント・多国籍料理研究家）

「きれいめなベイカーズパンツは色違いで4本持っています。オフホワイトのブラウスにチョコレートブラウンの配色が好きで、おしゃれな友人からも高評価でした」。

●ブラウス／ユニクロ＆マルニ　パンツ／シンゾーン　帽子／ボルサリーノ　スカーフ／マニプリ　バッグ／ZARA　靴／ドルチェ＆ガッバーナ

豊田真由美さん（エクラ 華組・主婦）

「自分らしい定番色コーデに、夫や娘からプレゼントされたジュエリーやバッグを。ブランドに関係なく、心落ち着くお守りのような存在です」。

●ブラウス／ウィムガゼット　パンツ／ZARA　バングル／メゾン ボワネ　時計／ロレックス　バッグ／エルメス　靴／ペリーコ

華組 細谷奈弓さん

ラタン×持ち手と蓋がカーキのエコレザーコンビ。バンダナもベージュ系を選んでシックに。

華組 成田千恵さん

ラフィアにアイコンのトリオンフをパッチワーク。必要な荷物がしっかり入るクラッチが新鮮。

華組 根本有加理さん

同素材の蓋つき。カラフルなスカーフを結んで。

華組 松ヶ崎由紀子さん

バッグのトリミングとリングのカラーストーンをグリーンでそろえて、細部にもこだわりを発揮。

華組 宮原江里子さん

丸みのあるフォルムに黒×ベージュの幾何学柄がシック。ショルダーとして持つこともできる。

華組 鈴木たま江さん

カルティエのタンクフランセーズに合わせ、エルメスのブレスレットやインムードのリングを。ジュエリーの選び方、つけ方のバランスにセンスが光る。

華組 伊藤美帆さん

ティファニーのボールチェーンとTASAKIのロングパールネックレスを重ねて。シルバーとパールの異素材ミックスが新鮮で、白コーデに映える。

華組 宮原江里子さん

ロンハーマンのボールチェーン。1連から4連まで自由にアレンジできる。

華組 大垣佳世さん

デイリー使いしたくなる、マギー ジュエリー ジャパンのシルバーを。

華組 豊田真由美さん

ゴールドのチェーンとレザーバングルの重ねづけに、大粒パールのリングを。華奢と大ぶりというデザインのメリハリで自分らしさを表現した好例。

華組 細谷奈弓さん

母親から譲り受けたオーバル形のリングとフープピアスを組み合わせて。

華組 松ヶ崎由紀子さん

ゴールドにラフィアを巻きつけることで、大ぶりのイヤリングに軽さが。

華組 根本有加理さん

義母から受け継いだという気品漂うマべパールのイヤリング。これだけではフォーマル見えしてしまうからと、太く短いチェーンネックレスを合わせて。

中道有香さん（サロン経営　@plumeria_bythesea）

夏のリゾート地ではリラックス&エレガントに

「日焼けした肌に映えるカラーをチョイス。リラックスしながらエレガントさも感じられる着こなしを心がけます」。

●トップス／カバナバッシュ　スカート／ユナイテッドアローズ　ネックレス／ハルポ　かご／エーアイナンタケッタ・ライトシップ・バスケット　靴／エルメス

河村純子さん（カラーコーディネーター　@__ju_nko__）

初挑戦のピンク。黒のノースリーブと顔まわりに光をプラス

「大好きブランドで、かわいくなりすぎない絶妙な配色とふんわりシルエットを手に入れました。淡色トップスとも合わせますが夏は黒。肩までのピアスやネックレスで輝きを忘れずに」。

●ニット／プラステ　スカート／ドリス ヴァン ノッテン　バッグ／ch!iii　靴／シャネル

須藤理可さん（アクセサリーデザイナー　@canaria_rs）

黒Tの袖をセルフカットしてマキシスカートをバランスよく

「チェックを生かすよう、Tシャツと靴は黒。フレンチスリーブ風に袖をカットして、小物はラフィアやウッドの夏らしい質感でそろえました」。

●Tシャツ／アメリカンアパレル　スカート／オニール オブ ダブリン　バッグ／ZARA HOME　イヤリング・バングル／カナリアアクセサリー　靴／ホリックホリック

石橋洋子さん（Lazo_N33°ディレクター　@yoko_bashi）

一歩先をいく秋色の組み合わせにビーサンで抜け感をつくります

「残暑に着る秋色は足もとをラフに仕上げて、肩かけした黒のカーディガンで輪郭を引き締めます」。

●シャツ・カーディガン・バッグ／マディソンブルー　スカート／ドゥーズィエム クラス　ピアス・ネックレス／ロンハーマン　バングル／ティファニー　靴／ティキーズ

高橋桂子さん（会社員　@legrain_pion）

友人とのカジュアルランチはワンピース オン ワンピースで

「風通しがよく肌の露出対策も兼ねてキャミワンピースとリネンワンピースを重ね着。足もとで抜け感、キャップでカジュアル感を＋」。

●黒ワンピース／プラージュ　白ワンピース／ティッカ　ネックレス・バングル／ル グラン　バッグ／マイソンベンガル　靴／ウーフォス

高木めぐみさん（主婦　@guuguu913）

美術館帰りのレストランでも映える着心地がよくリッチな白コーデ

「真夏の白は自宅で洗えてチープに見えない上質なものを選びます。バッグや靴を黒で統一して、アクセサリーはゴールドでクラスアップをねらいました」。

●トップス／スタニングルアー　パンツ・靴／ボッテガヴェネタ　ネックレス・バングル／チエコプラス　バッグ／セリーヌ

奥野小百合さん（自営業　@_jasper16_）

新旧、ハイブランドとプチプラできれい色コーデを楽しみたい

「最近は明るい色を選ぶように。配色が気に入ったジャケットとネオンカラーのパンツは、着ていて楽しい気持ちになれるお気に入り」。

●ジャケット／ユニクロ＆マルニ　パンツ／エンフォルド　ネックレス／セリーヌ　ブレスレット／マリーエレーヌ ドゥ タイヤック　靴／ZARA

@m.yuki4741さん（サロンオーナー）

ピンクは大好きな色。この夏は黒と合わせてシックに

「甘くなりがちなピンクですがトップス、バッグ、足もとに黒を散らしてシックにまとめました。ノースリーブや華奢なサンダルで抜け感をつくることで、涼しげでこなれた大人のピンクコーデを楽しみます」。

●トップス・パンツ／ロンハーマン　ブレスレット／ティファニー　バッグ／ザ・ロウ　靴／トニービアンコ

@_mi0517mocaさん（主婦）

宝塚観劇を楽しむためのお気に入りスタイル

「3時間の着席でもしわが気にならずラクちんなパンツ。しかもとっても涼しいんです。舞台のキラキラに負けないよう、小物はゴールドで統一」。

●ブラウス／ロエフ　パンツ／ドリス ヴァン ノッテン　サングラス／トムフォード バングル・バッグ／エルメス　靴／ヴィンス

Mimaさん（会社員　@mima_sun1518）

大人のロゴTは透け感のあるシルクボトムでフェミニンに

「ロゴTを大人っぽく仕上げるために、シルクのパンツで女性らしさを加えました。暑苦しくならないように白を多めに、重めのサンダルでバランスをとります」。

●Tシャツ／セリーヌ パンツ／ヨービオトープランジェリー　バッグ／メゾンマルジェラ　靴／ボッテガヴェネタ

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