50代必見!更年期症状「ホットフラッシュ」について、素朴な疑問を徹底解説!

ホットフラッシュについて、まだまだ知りたいことがいっぱい。そこで読者からあがったホットフラッシュに関する疑問に、日本産科婦人科学会専門医の福山千代子先生が回答!
MET BEAUTY CLINIC院長 福山千代子先生

MET BEAUTY CLINIC院長 福山千代子先生

日本産科婦人科学会専門医。生理のトラブルから更年期障害などまで、あらゆる世代の女性の悩みに真摯に向き合い、さまざまな角度から治療法を提案。

Q.ホットフラッシュを起こしやすい人とそうでない人、何か体質など違いがあるのでしょうか?

A.冷え性の人は起こしやすいといわれています
「冷え性の人は血管の収縮・拡張が苦手でホットフラッシュが起きやすい傾向があります。その場合、首から上は熱くて手足は冷える“冷えのぼせ”になりがち」

Q.ホットフラッシュがひどいときには湯ぶねにつからず、シャワーだけのほうがいいですか?

A.ぬるめのお湯につかることをおすすめします
「ホットフラッシュは血管の収縮・拡張がうまくいっていない状態。発汗するとそれが改善しやすいので入浴は◎。ぬるめのお湯にゆっくりつかるのがおすすめ」

Q.ホットフラッシュになると動悸や息切れが同時にやってきます。何かほかの病気ではないかと心配なのですが…

A.ホットフラッシュのような症状が出る病気もあります
「甲状腺機能亢進症や、高血圧などでもそういった症状が出る場合が。この2つは更年期世代に多い病気。血液検査で調べられるので検査を受けてみましょう」

Q.電車の中や会議中などでホットフラッシュが始まったときの応急処置はありますか?

A.まずはとにかく深呼吸で自律神経をなだめて
「深呼吸をすると自律神経が安定し、症状が緩和しやすいです。また、ブラのホックをきつめに締めるとツボが刺激され、顔の汗止め効果が。ただ長時間は避けて」

Q.ホットフラッシュが始まってから、約10年、治まる様子がありません。一生このままかと思うと不安です。終わりはくるのでしょうか?

A.あまり長く続くなら自律神経失調症の場合も
「更年期症状は強く出るのは1〜2年であとは落ち着くことが多いですが、長いと10年続くことも。それ以上続くなら自律神経失調症の疑いもあるので受診を」

Q.毎日何度も大量の汗をかいて、脱水症状にならないのか心配です。ホットフラッシュがあるうちはどれくらい水分をとるべきですか?

A.汗をかくたびにこまめに水分補給してください
「水分補給は大事です。ただ、とるべき水分量は人によって違うので汗をかくたびにこまめに補給することを意識して。水や麦茶などミネラルが多い水分が◎」

Q.もともと汗っかきだったので、毎日かく大汗がホットフラッシュなのかそれとも体質によるものなのかわかりません。見分ける方法は?

A.ホルモン検査をしてみると、更年期によるものなのかわかります
「更年期のホットフラッシュなのかそうでないかは、婦人科で血液検査をしてホルモンの値を調べるとすぐわかります。気になるなら検査を受けて」

Q.ホットフラッシュをやわらげるために、積極的にとったほうがいい食べ物、とらないほうがいい食べ物があれば教えてください

A.血管を収縮させる食べ物や飲み物は控えて
「エストロゲンに似た働きをする、大豆イソフラボンがとれる大豆食品はよいと思います。血管を収縮させる辛いもの、アルコール、カフェインは控めに」

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