滝汗、のぼせ、ほてり…50代女性を悩ませるホットフラッシュとはこう付き合う!

50代女性を悩ませるホットフラッシュとどう付き合ったらいい? 自律神経の乱れに気をくばることが一番の対策と、日本産科婦人科学会専門医の福山千代子先生。ホットフラッシュ症状が出る「トリガー」を把握してすばやいケアを!
MET BEAUTY CLINIC院長 福山千代子先生

MET BEAUTY CLINIC院長 福山千代子先生

日本産科婦人科学会専門医。生理のトラブルから更年期障害などまで、あらゆる世代の女性の悩みに真摯に向き合い、さまざまな角度から治療法を提案。

自律神経の乱れに気をくばることが一番のホットフラッシュ対策!

「ホットフラッシュの大きな原因は、女性ホルモンのエストロゲンの減少。エストロゲンは、脳の視床下部の命令によって脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンの刺激により卵巣から分泌されます。

でも卵巣のエストロゲンが枯渇する更年期になると、脳下垂体が指令を出しても分泌されず、視床下部は命令を出し続けてパニックに。自律神経の中枢でもあるここがパニックを起こすことで、血管の収縮・拡張や体温調節が不全となり、のぼせやほてり、多汗、寝汗などといった症状が起こるのです。

自律神経の乱れが大きな原因なので、ストレスや疲れなど自律神経を乱す『トリガー』が加わると、症状はさらにつらいものに。自分の『トリガー』を知って、自律神経をいたわりながら、効率よく熱を冷ます術をいくつかもっておくことが、この時期を上手にのりきるコツです」(福山先生)。

ホットフラッシュの「トリガー」はいろいろ

タイミングにかかわらずホットフラッシュ症状が出るという人もいるが、多くは、人ぞれぞれの「トリガー」をもっているもの。読者アンケートで多かったのが、以下。自分のトリガーを把握して、すばやいケアを!

Check!

□電車など人の多いところに行くとき
□会議や商談など緊張する場面にいるとき
□苦手な人に会う、一緒に過ごすとき
□布団に入ったとき
□気持ちがイライラしているとき
□気分の落ち込みを感じているとき
□走るなど、活発に動いたとき
□満腹になったとき
□熱いものを口にしたとき
□疲れているとき

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